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#14 名作?迷作?「ロマンシング・サガ」

 今回はゲームを取り上げたいと思う。その名もロマンシング・サガ、ご存じの方も居るだろうか。1991年に株式会社スクウェア・エニックス(当時スクウェア)より発売されたSFCのRPGである。このゲームは非常に独特なゲームであり、今なおそのゲーム性は評価を二分している。
 スクウェア初のミリオンヒットを飛ばした魔界塔士サガの源流を汲むシリーズのSFCでの新作という事もあり、当時はそれなりの期待を集めた。サガシリーズといえばDQやFFなどに見られるレベルによる成長システムを廃し、プレイヤーの行動に合わせた成長を戦闘毎にしていくという斬新なシステムを導入。技も適宜戦闘毎に覚えていくスタイルで一線を画したRPGを提供して来た。その最新作、しかも舞台をSFCに移した本作は注目度が非常に高かった。もちろん売上は100万本を超えたのだが・・・

あらすじ
 架空の世界「マルディアス」の物語である。昔、3 人の邪神が神々の王と人間に戦いを挑んだ。その邪神のうち、デスとシェラハは最後には降参したが、サルーインだけは降参しなかった。神々の王は10個の宝石を作り人間の英雄に与え、英雄は自らの命と引き換えにサルーインを封印した。それから1000年が経過した今、サルーインを始めとする邪神の存在は、人々の間では架空の物語のように語られる伝説として残るのみとなった。しかし、封印されたはずのサルーインは、人知れず刻一刻と復活の気配を濃くしているのだった。
Wikipediaより
 このゲームを一言で表せば、「自由」という言葉が良く似合う。最初は男女4人ずつ8人の主人公が存在し、その中から一人選び物語を始める。それぞれの主人公には開始時点で最初のイベントが用意されている。そのイベントが終了すると、なんと一切の強制イベントは存在しなくなる。フリーシナリオシステムと呼ばれたこの方法、全世界にちりばめられたイベントをこなしながら時が来るのを待つゲームだ。このフリーシナリオというものがどれほどまでに自由かといえば、一切のイベントを起こさず、ただ戦闘を続けているだけでラスボスと戦えるほどに自由だ。
 ただしかしこの斬新な試みはプレイヤーにとって斬新過ぎたのだ。正直なところ攻略本なしでは一体何時どこでイベントが起きているのかが全然把握できないので、ひたすら戦闘をこなす事になる。ラスボスと闘うには800回の戦闘をこなさないといけないので、なかなかに厳しいものがある。そしてこの800回という戦闘回数はもう一つの問題を引き起こしたのだ。

大渋滞
ダンジョン等に入ればモンスター達が居る。このゲームはシンボルエンカウント制を採用しており、敵シンボルに触れると戦闘に突入する。ここまではいい、問題なのはその数だ。とにかくこのゲームは戦闘させられまくる。ダンジョンのような狭い場所にも山のような敵が配置されているため、敵モンスター渋滞が起こりまくりプレイヤーを凄まじく消耗させる。この大量の敵が一斉に主人公に向かって押し寄せる様は一見の価値あり。最初から最後まで大量の敵と戦い続ける宿命にあるゲームだ。

この二つのポイントは非常にプレイヤー達を苦しめた。そのため絶対にお勧めできないゲームといえる。本当にサガシリーズを愛しているプレイヤー以外は一度クリアしたらもう二度と遊ばないようなゲームといえる。
しかしこのゲームは評価が二分しているといった通り、もちろん魅力的なゲームでもある。
先ほど紹介したフリーシナリオは、自分の好きなように物語を紡ぐ事が出来るし、冒険する人数も1~6人ととても幅広いものである。そして陣形と呼ばれる戦闘陣形が存在するため、1戦闘当たりの奥深さも通常のRPGとは明らかに違う深いものになっている。とりあえず何度も何度も遊んでもらって魅力を見つけてもらいたいと思う。やりこみ要素が多分に含まれており、非常に雑な部分も見受けられるがそれもまた一興

そしてサガシリーズ特有の台詞回しが非常に多く、我々を楽しませてくれる。

ただこのゲームは唯一無二の魅力をもったゲーム、一度遊んでみて、自分と合うかどうか試してもらいたいものである。
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テーマ : ゲーム
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#13 アメリカ映画の金字塔「Wizard of Oz(邦題:オズの魔法使)」

今回取りあげるのは1939年公開メトロゴールドウィンメイヤー(MGM)配給、主演ジュディ・ガーランドの「Wizard of Oz(邦題:オズの魔法使)」だ。なんと70年以上前のミュージカル映画だが、その映像技術というのは当時ではずば抜けていたには違いない。すでにトーキー映画は始まっており、カラー映画も始まっていたこの時期に生まれた名作映画だ。
ちなみに邦題の「オズの魔法使」というのは間違いではなく、日本公開当時の翻訳を忠実に採用した結果である。
序盤でドロシー役のジュディ・ガーランドが歌うテーマ曲のover the rainbowはあまりに有名だろう。この曲は米国映画協会の選定する「アメリカ映画主題歌ベスト100|歴代名歌曲ベスト100」の第1位を獲得した。つまるところ映画史上最高のテーマソングとして選定されている。
物語のスタートは、主人公であるドロシーが暮らす農場が舞台だ。このとき注目しておきたいところは、画面がモノクロであるというところ。これがのちに意味を持ってくる。
あらすじはこうだ

エムおばさん、ヘンリーおじさんとともにカンザスの農場に住む少女ドロシー・ゲイルは「虹の彼方のどこかに(Somewhere Over The Rainbow)」よりよい場所があると夢見ている。彼女はトルネードに襲われて気を失った後、愛犬のトトや自分の家とともに魔法の国オズへ運ばれてしまう。そこで出会った北の良い魔女グリンダは「黄色のレンガ道をたどってエメラルド・シティに行き、オズの魔法使いに会えば、カンザスへ戻してくれるだろう」とドロシーに助言してくれた。旅の途中で彼女は知恵がない案山子、心を持たないブリキ男、臆病なライオンと出会い、彼らと旅をともにする。Wikipediaより

この映画、原作のオズの魔法使いの絵本なりを見ていない私としては、どれほど物語に忠実かはわからないが、序盤を伸ばして一気に中盤以降物語が進んでいく印象だ。特にマンチキンと呼ばれるオズの世界の住人が大量にでてきてドロシーを迎えるシーンは長い、怒涛のミュージカルシーンのラッシュだ。
特にドロシーがオズの世界に吹き飛ばされた後、黄色のレンガ道を歩き出すまでに時間を割いている印象。一度仲間と遭遇しだすと物語はあっという間に進む。
そしてオズの世界についたとたん映画はカラー映画に変わる。この演出は非常に評価が高い。世界の違いというものがものすごくわかりやすく表現されている。
ミュージカル映画の全盛期を迎える前ではあるが、この映画の評価は非常に高い。アメリカ国民はみなこの映画を見て育つと言われており、史上最も多くの人に見られた映画と評価されている。ミュージカル映画というだけあり四六時中劇中では歌がうたわれている。そのあたりの演出に関しては50年代のミュージカル映画とは少し毛色の違うポイントかもしれない。たとえば「雨に唄えば」を例にあげれば、非常に印象的なシーンにのみミュージカルを使用している。そのほかは特に目立ってミュージカルシーンを投入している印象は受けないように仕上がっている。
年代によって受ける印象が変わる、古い映画を見る際はそのあたりに注目をするのもいいだろう。
無題
公開当時のポスター
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Wizard_of_oz_movie_poster.jpg

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ジャンル : 映画

#12 大熱戦「F1GP第20戦ブラジルGP」

本日のレースをもって2012年のF1シーズンが終了した。第20戦ブラジルGPは例年通りインテルラゴスサーキットで行われた。今回は最終戦までワールドチャンピオン争いがもつれ、厳しい条件ながらもセバスチャン・ベッテル(レッドブルレーシング)とフェルナンド・アロンソ(スクーデリア・フェラーリ)の一騎打ちとなった。結果を言ってしまえばセバスチャン・ベッテルの3連覇でもって幕を閉じた今シーズンのF1だったが、このレースには見所がとても多かった。

レース結果
第20戦結果


1.アロンソを味方した雨
アロンソは厳しい戦いを強いられていた、一位になろうとも相手のベッテルに4位以内に入られると逆転は出来ないポイント差、もし一位で無かったらさらに難易度は上がる。つまるところ運の要素が多分に含まれていたのだ、しかしベッテルは今シーズンリタイアを除けば相当安定したレース運びを見せていた事もあり、当初アロンソのチャンピオンは絶望視されていたが、この日のレースの天気予報は雨。現役最強と称されるアロンソの方が雨のコンディションで強さを発揮するのではないかという声や、単純に路面との付き合い方が難しくなるため、ベッテルでもミスをするのではないかという予想が飛び交い、少しの可能性を与えてくれたのだ。

2.まさかのオープニングラップ
 フロントローをマクラーレンが独占、3、4番手をレッドブル、6位にインテルラゴスを得意とするヒュルケンベルグ、5、7位にフェラーリというスタート位置で始まったこのレース。
レース開始時点で4番手ベッテル、7番手アロンソと非常に絶望的なグリッドで決勝レースを迎えたアロンソだったが、レース開始とともにすばらしいものを見せてくれた。スタートが遅れたベッテルの車をいともたやすくかわしてフェラーリの二台が前に躍り出たのだ、フェラーリのセカンドドライバーのフェリペ・マッサはなんと2位のジェンソン・バトンまで抜いて2位に割りこむほどの好スタートで一気に前にでたが、コーナーで逆転され、その後マーク・ウェバーと競っている所を華麗にアロンソに抜かれてしまった。20レースの間ずっと安定して来たフェラーリ勢のスタートがここでも素晴らしいものを発揮し一気に順位を上げたのだ。そしてさらにアクシデントがベッテルを襲う。スタートが遅れた事もあり、ベッテルがいる5、6番手当たりに車が集中、ベッテルは他車にぶつかりなんとスピン。リタイアかと思われたが、何とか後続車がベッテルをうまくよけリタイアは免れた。コースのど真ん中でスピンしたにも関わらず後続が綺麗に避けてくれたというこの幸運を見た時、私はベッテルの順位はさておき、ワールドチャンピオンはベッテルに確定したと悟った。

3.奮闘ヒュルケンベルグ
 ここでこのレースのもう一人の主役だった男、ニコ・ヒュルケンベルグについてだ。この男が所属するフォースインディアというチームはまさに中堅チーム、今年のコンストラクターズランキングでは12チーム中7位という中堅ぶりだが、この終盤のレースで一気に勢力を挙げてきていた。そしてこのヒュルケンベルグは2年前のウィリアムス時代にチーム5年ぶりのPPをこのインテルラゴスでもたらした男だった。つまりこのコースはヒュルケンベルグと最も相性のいいコースなのだ。いかにもドイツ人といったかっこ良い名前とその奇跡のPPをもたらした経験から、今年レギュラードライバーになったときに私は期待を寄せていた。その期待に最初に応えてくれたのが第12戦ベルギーGPでの4位入賞、そしてこのブラジルGPだった。予選ではしっかり上位グリッドに付け、得意コースであるという事を再確認。スタートに遅れたレッドブル勢を抜くと、しっかり5位に付けた。そのあとは雨によるタイヤ交換をするその他面々をおいてソフトタイヤで走行を続けた。この判断が功を奏し、雨用タイヤを付けた他チームの車より、一周当たり4秒の差を付けながらヒュルケンベルグとバトンは周回を重ね、一時は3位以下に40秒もの差を付けて回っていた。そして一時セーフティーカーの導入があったことで差は縮まった事もあり、1位を周回していたバトンをオーバーテイク。なんと一位に躍り出たのだ。同一ピット回数でのフォースインディア勢の一位周回はおそらくチーム史上初だっただろう。この後10周以上にわたり1位を守っていたヒュルケンベルグにこのレースのMVPをあげたいと思う。

 4.不運ルイス・ハミルトン
 このレースで最もついていない男と言えばこの人だっただろう。いや、今シーズンもっともついてない男とでも言おうか。去年はスランプに陥り思うような結果を残せなかったハミルトンだったが、今シーズンは抜群の速さを見せていた。しかしながらポイントレースは4位、彼はとにかく不運に見舞われていた。予選のPP回数は今シーズンでも多く、必ず上位グリッドからスタートしていたハミルトンだったが、彼が一位で周回すると必ずと言っていいほどアクシデントが起こっていた。エンジンブローや他車からの接触、極めつけはマシンに人工芝が引っかかる等、とにかく不運としか言えないアクシデントばかりだったのだ。そしてその不運はこのレースでもやってきた。
 先ほど紹介したヒュルケンベルグはこのハミルトンにオーバーテイクされ、一位から降ろされたのだが、この二台はレースペースに特別差があったわけではない、コース上で最も早い車はハミルトンの車だったし、二番目に早い車はヒュルケンベルグだったのだ。もう一度抜き返すチャンスがあると踏んでいたヒュルケンベルグはホームストレート後の第一コーナーでハミルトンへのオーバーテイクを試みた。しかしながら路面は雨でぬれており、グリップ力を少し失ったマシンはそのまま外側を走っていたハミルトンの左フロントタイヤを直撃、タイヤシャーシが折れ曲がりハミルトンはリタイアを余儀なくされた。まさに不運、見ているこちらとしてもある意味予想通りすぎる展開に同情を禁じ得なかった。
そしてぶつかったヒュルケンベルグにはペナルティとしてピットレーン通過が言い渡され、表彰台からころげ落ちてしまった。

5.セーフティーカー導入
 それでは主役をアロンソとベッテルにうつそう、オープニングラップでスピンを喫し、最後尾に付けてしまったベッテルだったが、この男にはそんなことは関係なかった。猛烈な勢いで順位を取り返し、7位にまで挽回したベッテル。そしてタイヤ戦略を間違え1,2
位に絶望的なタイム差を開けられてしまったアロンソ、現状ではアロンソが出来ることはなく、このままレースを終えるしかなかったのだが、ここでメルセデスのドライバーニコ。ロズベルグが落ちているパーツの破片を踏み、タイヤがバーストする事態が発生。ここでセーフティーカーが投入される。それに合わせて上位との差が無くなり、もう一度アロンソに上位に挑戦する機会が与えられた。

6.雨そして雨
 そして雨がもたらしたアクシデントはさらにアロンソに可能性を与えていた。先述したハミルトンとヒュルケンベルグのクラッシュにより、アロンソの前で走行していた2台が居なくなり、なんとアロンソは2位にまで浮上。7位周辺をうろついていたベッテルは一つも順位を落とせないというピンチに陥る。しかしながらベッテル2年連続チャンピオン獲得しているだけはあり、雨のコンディションの中でも安定した走りを続けていく。
 アロンソは大きな運をもっていた、しかしベッテルはその運をも上回る運をもっていた。
最終リザルトはアロンソ2位、ベッテル6位、そのポイント差はたった3ポイント差でベッテルの3連覇が決定された。

 7.レースその後
6位でレースを終えチャンピオンになったベッテルの下へ報道陣が殺到。歓喜に沸くベッテルを見つめる男が一人、悲しい目をしたフェルナンド・アロンソだった。
今シーズン弱いと称されていたフェラーリを駆り、夏まではポイントレースをリードしていた。今シーズン最多の14度の表彰台に上ったアロンソだったが、2度の衝突によるリタイアさえなければというたらればを思わず関係者が吐いてしまうほどに今シーズンの彼のレースは素晴らしいものだった。これでアロンソは僅差でチャンピオンを逃すこと3回、2度のチャンピオンになった男だが、印象ではもっと勝っていてもおかしくはない。アロンソもまた、不運な男の一人だったと言わざるを得ない。

とにかく面白いレースでした、最終戦という事もあり、皆気合いが入った凄まじい走りを見せていたように思えます。そして天候にももてあそばれた中、確かな戦略で走り抜いたバトンが優勝。運を味方に付けたアロンソが2位、そして地元レースでひときわ期待が掛かっていたマッサが3位となかなか見られないメンツの表彰台となったのだ、なによりフェラーリが2台とも表彰台に上ったのはいつ以来なのだろうか。
とにかく今シーズンのF1が終了してしまいました。またスポーツで書く内容が無くなってしまいました。今シーズンのF1総括はしたいと思うのでまたその機会に。

テーマ : F1
ジャンル : スポーツ

#11 名コピー「天使にラブソングを…」

見ました映画、今日は「天使にラブソングを・・・(原題: Sister Act」をテーマに扱いたいと思う。
この映画は1992年公開の映画で、ディズニーの傘下であるタッチストーンピクチャーズ制作のコメディ映画だ。日本でもとても有名な映画の1つだろう、この映画が日本でもヒットした理由にはタイトルの効果もあったのではないかと思う。海外公開の映画は往々にして邦題が付けられるわけだが、ここに大いにセンスが問われる。海外のタイトルはものすごくシンプルなものが多いが、そこを膨らませる事が出来るのが日本語の行間の読ませ方や表現の多さである。邦題のこのキャッチーなこと、そりゃ見たくなりますよ。
 あらすじをとりあえず
ネバダ州リノのクラブ「ムーンライトラウンジ」で働くクラブ歌手のデロリスは、ネバダ州一帯に縄張りを持つギャング、ヴィンスの愛人。だがある日、ヴィンスが裏切り者を始末する現場を目撃したため命を狙われる。重要参考人として警察に保護された彼女は、ヴィンスの裁判の日までカトリック系の聖キャサリン修道院に匿われる羽目になるが・・・
というところから物語が始まる。クラブ歌手である主人公のデロリスの生き方は聖職者であるシスターとは正反対の生き方であり、いわば水と油だ。
しかしその2つを結んだのが歌の存在、ゴスペルブームを呼んだこの映画の鍵となる部分だ。
デロリスがかくまわれた修道院の聖歌隊はあまりにへたくそな聖歌を歌っていた、それを見かねたデロリスは指導を施していく。この過程がとてもさわやかな映画である。見ていると楽しい気分にさせてくれる、嫌みのない映画だ。誰とでも見られるそんな映画、いや一人で見るのはお勧めしないかも。

実のところこの映画を見るのは初めてでした。こんなに有名なタイトルなのに見てないとか映画好きの名折れでしたが、ようやく見られて良かったです。
年末に向けてパーティ等人が集まる機会が多いと思いますが、それのおともに丁度良い映画だと思います。

短めですがここで締めとさせていただきます。

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

ごめんなさい

本日はお休みです

明日からはちゃんと書く予定・・・

#10 ついに稼働「BLAZBLUE CHRONOPHANTASMA」

11月21日、ついにBLAZBLUE CHRONOPHANTASMA(ブレイブルー クロノファンタズマ)がアーケードで正式稼働を始めた。人気対戦格闘ゲームの新作が稼働という事で人が集まっている姿がちらほら見受けられる。近年ゲームの開発元であるアークシステムワークスはものすごい勢いで新作をつぎ込んで行っている。その軸になっているのがこのBLAZBLUEシリーズだ。
衰退の一途をたどる格闘ゲーム界において、今新しい流れが起きている。ついに日本でも大会の価値や盛り上がり、スポーツとしてのゲームという考え方が一部ではあるが浸透し始めているということだ。注目を浴びる機会が増えた格闘ゲームなのだが、いかんせんその難易度の高さというのは他のゲームとは一味違う。個人の力量をぶつけ合う格闘ゲームはプレイヤーの力量差を大きく感じてやめていくケースが多い。91年のストリートファイターⅡの稼働、発売をピークとしてそれ以降プレイ人口が減り続けているジャンルなのだ。
そんな格闘ゲーム界の衰退に歯止めをかけるべく、遊びやすさを意識し、新規層を取りこむためいろいろなマーケティング戦略をしかけていたのがこのBLAZBLUEシリーズなのである。普段格闘ゲームでは押し出されない自然に作り挙げられていく「キャラ人気」という部分を意図的に作り上げていく事で、本来格闘ゲームに興味が無かった層を取りこむことが成功した。そんなBLAZBLUEの最新作を触れてきたので、少し専門的な部分もあるかも知れないが書きたいと思う。

BLAZBLUEはいくつかのマイナーチェンジを繰り返して成長してきた。最初の作品であるBLAZBLUE -CALAMITY TRIGGER-(ブレイブルー カラミティ・トリガー)』、その第一作より大きな変更を加えた『BLAZBLUE -CONTINUUM SHIFT-(ブレイブルー コンティニュアム・シフト)』、マイナーチェンジ版である『BLAZBLUE -CONTINUUM SHIFTⅡ-(ブレイブルー コンティニュアム・シフトⅡ)』、さらにマイナーチェンジ版である『BLAZBLUE -CONTINUUM SHIFT EXTEND-(ブレイブルー コンティニュアム・シフト エクステンド)』、そして先日発表された最新作、大きな変更を加えられた『BLAZBLUE -CHRONOPHANTASMA-(ブレイブルー クロノファンタズマ)』である。
最初の作品が2008年11月20日にアーケードで稼働を始め、その丸4年後である11月21日に最新作の稼働と、4年間で5度のマイナーチェンジというのは非常に多いと言える。

この最新作では、今までのシリーズとは別のゲームと考えても差し支えが無いだろう。それだけ従来のマイナーチェンジから大きく変更があったのだ。まずゲームシステムはアークシステムワークスが手掛けた「Persona4 The ULTIMATE in MAYONAKA ARENA
(ペルソナ4アルティメット イン マヨナカアリーナ)」というRPG原作の対戦格闘ゲームからの影響を大きく受けているように思える。それは何かというとゲームスピードの上昇が1つ、旧作から続けているプレイヤーとしては非常に面喰ってしまうポイントだ。マイナーチェンジと呼ぶより、最新作としてとらえたほうがいいのだろう、新技の追加や旧来のコンボ等もほぼ入れ替わっているキャラも多いし、ゲームシステムも大幅に変更が加えられた。キャラクターデザインも一新しメインビジュアルのデザイナーも旧来からまた変更をするなど、真新しい要素が目立つ。
そうつまりもうこれは完全な新作であるということだ。新キャラが4人追加され、さらに研究するポイントが増えたことで、知識の詰め込みがまたはじまると思うとゲーセンに入り浸りたくなってくるものだ。

またこのゲームのスタートラインが仕切り直されてしまった。懸命に食らいついて遊んで行きたいと思う。
まだこのゲームに200円しか使っていないのでわからないことだらけではあるが、いろんなキャラを使ってみたい、新しいシステムを駆使して戦いたい等楽しみなことばかりだ、皆さんも触れてみてはいかがだろうか。

テーマ : BLAZBLUE
ジャンル : ゲーム

#9 超現実「サルバドール・ダリ」

 皆さんには好きな画家はいるだろうか。私は小中学校の時、美術の授業はあまり好きではなかったが、美術資料を眺めるのが好きだった。ミレーやピサロ、ミュシャ、ミケランジェロなど、何年たっても色あせないその姿を見ることは楽しかった。その中で私にはあるお気に入りがあった。超現実主義、俗に言うシュールレアリスム、架空を描くことをモットーとしたこれらの絵に目が引かれたのだが、その中でひときわ気になる絵を描いていた画家を見つけた。それがサルバドール・ダリ(1904~1989)だ。まず私の目を引いた事実は、ダリが最近の画家だという事だった。美術品と言えば200年や500年は前のものが当たり前のものと考えていた私にとって、当時没後15年ほどだったダリという画家の描く世界というのはとても新鮮に映ったのである。


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ピーター・ブリューゲル作 バベルの塔

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フランシスコ・デ・ゴヤ作 運命の三女神

皆さんは一度でも目にした事があるだろうか、シュールレアリスムの絵画というのは超現実主義と訳されるように、あり得ない物を描くことをそう呼んだのだ。その中でも人との対比であり得ないものを表現するものや、写実的にさもそこに本当にあるように表現する異質なものなどのそれぞれのタイプが存在するが、その点このダリという画家は明らかに頭一つ抜けた発想で絵を描いていた。前者のタイプは主に16世紀ごろに見られたものだったが、ダリが描いたものはどこにも真実が無い、どれ一つ現実的ではない世界だった。
それではダリの絵がいた世界を少しのぞいてみよう

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記憶の固執

1つ目は「記憶の固執」と呼ばれる作品だ、もちろんダリの代表作で代名詞ともいえるやわらかな時計が描かれた作品だ。静的な空間、背景等をみてもまさに時が止まっているような冷たい空間、そして中央に描かれる人の目のようなものをもった奇怪な物体、そしてそれぞれ異なった時間を指すやわらかな時計。時計が掛かっているのは樹の枝と謎のブロック、そして1つだけ確かな形をしている裏を向いた懐中時計が1つ。大地と呼ぶには異質なまっ平らで綺麗なブロック状の地面、そしてそこから生えている樹、そして日が指しているのは奥の一部分で、手前は一体何の影に隠れているのかなど、突っ込みどころ満載の絵である。
 この絵を見た時言いようのない気持ち悪さと気持ちよさを同時に感じたのを覚えている。全く自分が想像していない世界を見せられた、こんなのってアリ?といった感情だろうか。
厨二心をくすぐって仕方がないこの絵だが、絵である以上描かれたものを動かすことは出来ない、幾ら時間が経とうともだ。そしてその時間の動きを表す時計の針ではなく、時計そのものに動的な要素を盛り込んだこの斬新な発想こそダリの真骨頂だ。

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燃えるキリン

 2つ目は燃えるキリンという作品だ。この絵をみてタイトルが燃えるキリンだと想像がつく人間がどれだけいるだろう。先ほどの絵の「記憶の固執」に感じられた哲学的なテーマとは全く違うタイトルなのだが、意味不明さという意味ではこちらの方が頭抜けている。
 タイトルになっている燃えるキリンは奥にちょこんとおり、さらにその近くに人らしきものが小さく居る。ただこれを人と呼ぶには少し抵抗を感じるが。そして中央と右には人のような形をした意味不明なものが立っている。なんというか目立ちすぎるこの謎の物体2つ。顔すら描かれていないが乳房が描かれているところを見るに女性なのだろうか。そして足と胸には引き出しのようなものが並んでいる。そして謎の取手のようなものは支え棒のようなものに支えられている。後ろの方は別のタイプなのか、頭に謎の枝のようなものが見える。そしてまた何もない荒野にすべて突っ立っている。この絵の中でこの世にあり得ることがあるとしたら、それは影が伸びる方向が皆一緒な所だけだろう。

 少しだけサルバドール・ダリという画家の世界を触れてもらった。いかがだろうか、こちらも絵の詳細を解説したかったのだが、解説しようにも意味不明なのでどうしようもない。ただこの意味不明な感覚、何も考える必要が無いと思えば、その奇妙な世界に入り込んでいけるのではないだろうか。気持ち悪く気持ちよいダリの世界へみなさんも踏み込んでみてはいかがだろうか。

テーマ : アート
ジャンル : 学問・文化・芸術

#8 QUEENの劇場「A Night At The Opera(邦題:オペラ座の夜)」

今回は初の音楽としてイギリスの伝説的バンドQUEENの4枚目のアルバム「A Night At The Opera(邦題:オペラ座の夜)」を取り上げたいと思う。このアルバムを取り上げたのはそろそろ音楽で一本書きたいと思って適当に自分の好きな曲が入ったこのアルバムをチョイスしたのだが、一体何の偶然かこのアルバムが発売されたのは1975年の11月21日、なんと37年前の今日だったというから驚きだ。そして発売されたのが37年前であるという事実を目の当たりにし、ロックというものの急激な進化を感じ取ることができたのだ。

このアルバムはQUEENが初めてイギリス国内のチャートで一位を獲得したアルバムで、代表曲である「Bohemian Rhapsody(邦題:ボヘミアン・ラプソディ)」が収録されているアルバムだ。このBohemian Rhapsodyはシングルカットされ発売され、イギリス国内シングルチャートで9週連続一位を記録、未だにイギリス国内史上最高の売上を記録したシングルとされる、この事実が意味するものはビートルズやローリングストーンズ、レッドツェッペリンやエルトンジョンですら凌駕出来なかったという事だ。2002年にはギネス・ワールド・レコーズ社の調査でイギリス史上最高のシングル曲に認定されている。またこの曲のためにつくられたPVは、世界で初めて視覚効果の重要性を説いたもので、事実上の世界初の音楽PVと言われている。
収録曲
A面
1.Death On Two Legs (Dedicated To...)
2.Lazing On A Sunday Afternoon
3.I'm In Love With My Car
4.You're Best Friend
5.'39
6.Sweet Lady
7.Seaside Rendezvous
B面
8.The Prophet's Song
9.Love Of My Life
10.Good Company
11.Bohemian Rhapsody
12.God Save The Queen

QUEENのサウンドというのは、今なお新しく人間に新鮮なインパクトを与えてくれる。そもそも今でも世界中のスポーツイベントで使用されるWe will rock youやWe are the champions など、日本人にとってはTVCMなどでなじみのある楽曲も少なくない。そのQUEENのサウンドも活動時期により傾向が変わる、初期中期後期と分けられるQUEENサウンドだが、このアルバムは初期サウンドの集大成と位置付けられるアルバムだ。
初期サウンドの特徴と言えば、ハードロックを基調にしたエッジの効いたロックサウンドと美しいコーラスの調和、そしてどこか妖しく艶めかしい曲調がフロントマンであるフレディ・マーキュリーの得意とするサウンドだ。そしてそのサウンドを支えたのは美しいギターソロを可能としたのもブライアン・メイのギターと名機レッドスペシャルの音の幅の広さによるものだろう。
ちなみにQUEENはメンバー全員が作詞作曲を行う、そして4人それぞれがミリオンヒットを記録しているモンスターバンドだ。そのためアルバムではそれぞれが作曲した曲が何曲か入る。ちなみにこのアルバムだと3、4、5、6、8、10曲目はフレディではなくそれぞれメンバーが作った曲である。

QUEENの劇場
 このアルバムの題名はオペラ座の夜となっている。QUEENの初期アルバムで特徴的な部分はテーマや一貫性が存在しているということだ。まるでその世界を作り上げる1つの作品のように、これら12曲は並んでいる。当時レコードであったこともあり、A面B面で世界観を切り替えて楽曲を並べていたことも今では出来ない面白い試みだ。A面B面を意識した作りのアルバムといえば、QUEENでは他に2枚目のアルバムQUEENⅡではA面をホワイトサイドB面をブラックサイドとし、曲調の全く違う表裏の世界を表現している。
特にB面の6曲はすべて繋がっており、通して聴くことにより壮大な20分のシングルとしての姿を現す。このオペラ座の夜に至っても、最重要はB面であると言える。A面のみではオペラと呼ぶには難しい曲で終了してしまうが、B面に変わるや否やThe Prophet’s songで始まる重厚なサウンド、締めのGod Save The Queenに至るまではまさにQUEENサウンドと言える内容に仕上がっている。私が思うに締めにイギリス国家であるGod Save The Queenを置いたことはいくつかの意味を持っているのではないかということだ、一つはこの世代のミュージシャンに多大な影響を与えたジミ・ヘンドリックスが1969年のウッドストックフェスティバルで演奏した「The Star Spangled Banner(邦名:星条旗、アメリカ国歌)」をオマージュして演奏したのではないかということ、そしてもう一つはイギリスという国の音楽を背負い立つという自負心の二つだろうか、まさにオペラの幕引きにぴったりな曲である。実際にブライアン・メイはエリザベス女王即位50周年記念祭でこの曲のギターソロを御前で披露している。
 
 私は音楽に造詣が深いわけではない、好んでこの世代の洋楽を聴いているだけだし英語詞の意味が理解できるほど英語は堪能ではないが、素晴らしさは理解できる。あまり曲の内容について言及していないのにも理由がある。音楽を言葉で語るなんてことは私にとってあまりに無粋、聞く耳をもつことができる人間だからこそ、音楽に触れてもらいたいと思う。同じように素晴らしいものに触れてもらえればという思いをもって締めさせてもらう事にする。



opera.gif
アルバムのジャケット

テーマ : 洋楽
ジャンル : 音楽

#7 F1GP第19戦アメリカGPを振り返る

連日のスポーツ記事、今日は先日行われたF1GP第19戦アメリカGPについてだ。
まずは順位を見てみよう
F1結果
TopNewsF1 第19戦アメリカGP 決勝 2012年11月16日~18日 より
http://www.topnews.jp/f1-unitedstatesrace-20121118

結果でいえばハミルトンが見事1位をもぎ取り、サーキット・ジ・アメリカズ最初のウィナーとなった。ここ数戦報われないレースが続いたハミルトンだったが、このレースに関しては信頼性を欠く中、何とかマシンが持ってくれたおかげでベッテルに追いつき見事なオーバーテイクを見せてくれた。前戦のアブダビGPではトップを走りながらマシントラブルによるリタイアという悲しい幕切れを迎えていただけに喜びもひとしおだろう。

決勝レース前はポイントレーストップのレッドブルのセバスチャン・ベッテルが、この試合でチャンピオンを確定させてしまうのかという所に話題が集まっていた。正直なところ下馬評ではベッテルを脅かすチーム、そしてドライバーは無いと考えられていたからだ。それだけ予選のベッテルの走りが圧倒的だったという事もあるが、何よりチャンピオンを争うフェラーリのフェルナンド・アロンソが予選8位に沈むという窮地にあったことも併せて、最終戦を迎えるにあたり非常に厳しいポイント差、ないしはチャンピオン決定があるものと考えられていた。ところが蓋を開けてみるとどうだろう、2位にベッテル、3位にアロンソが付け、ポイント差は最小限に抑えられたのである。最終戦のブラジルGPに持ち越されたチャンピオン争いはベッテル有利のまま迎えられることになる。最終戦でベッテルは4位以内に入ればアロンソの順位に関わらずチャンピオンが確定する。アロンソがチャンピオンになるには一位を取ることがおそらく最低条件になるだろう。

今シーズンは波乱の幕開けだった、しかしレースを経ていくにつれレッドブルの強さが際立ってくる去年のようなシーズンになっていった印象だ。その中でレッドブルに食らいついて行ったチームはその実ドライバーランキングの2位に付けるアロンソを擁するフェラーリではなく、マクラーレンだった。予選では唯一ベッテルと戦えるだけの速さをもつマシンはマクラーレンだけ、しかしながら速さと引き換えに信頼性を欠く結果となったマクラーレンはポイントレースから脱落していったのだ。本来3番手チームのフェラーリで一時はポイントレースを引っ張ったアロンソの走りは素晴らしいの一言に尽きる、各レーサー、関係者からの現役最強の評は伊達ではない。

今回のレースはベッテルとハミルトンの熾烈なトップ争いに終始した。他に何を挙げるべきかと考えれば、珍しくいいスタートを切ったウェバーのリタイアや予選で涙をのんだバトンの猛烈な追い上げ、マッサの謎の速さ、シューマッハ謎の後退といったところだろうか、1,2位だけが独走をしていたこのレース、常に引き出しをもっていたように見えていたベッテルを見事オーバーテイクしたハミルトンは今シーズン最高の勝利だったのではないだろうか。来年メルセデスに移籍するハミルトンだが、このアメリカでの勝利が最後の勝利にならぬよう頑張ってほしい次第である。
今週末の最終戦、雨のインテルラゴスなら波乱も期待できる。極上のチャンピオン争いを期待しよう。
 

テーマ : F1グランプリ
ジャンル : スポーツ

#6 WBC日本代表親善試合日本対キューバ 第二試合

先日の親善試合をもって年内のプロ野球選手が出場する試合がすべて終了した、さみしい限りだが今日も結果を見ていこうと思う。
スタメン&出場選手
野手
1番指 長野久義  右(巨人)セ最多安打GG賞
2番中 大島洋平 左 (中日)セ盗塁王 GG賞
3番遊 坂本勇人  右(巨人)セ最多安打
4番右 糸井嘉男 左 (日本ハム)GG賞
5番三 松田宣浩  右(ソフトバンク)
6番一 T-岡田  左 (オリックス)
7番左 秋山翔吾 左 (西武)
8番捕 嶋基宏   右(楽天)
9番二 本多雄一 左 (ソフトバンク)GG賞
代打 
筒香嘉智 左 (DeNA)→5回表、一番DH長野への代打
角中勝也 左 (ロッテ)→7回表、九番 二 本多への代打
堂林翔太  右(広島)→8回表、一番DH筒香への代打
守備交代
井端弘和 右(中日)→7回裏 9番代打角中への守備交代、セカンドへ入る
中村悠平 右(ヤクルト)→7回裏 8番 捕 嶋基宏への守備交代、捕手で守備に

投手
先発 澤村拓一  右(巨人)      2回で交代   被安打1 4奪三 失点0
2番手 村中恭兵  左(ヤクルト)    1回2/3で交代 被安打2 1奪三 失点0
3番手 西村健太朗 右(巨人)     1回1/3で交代 被安打2 2奪三 失点0
4番手 森福允彦  左(ソフトバンク)  1回で交代   被安打1 1奪三 失点0
5番手 大竹寛   右(広島)      1回で交代   被安打1 0奪三 失点0
6番手 涌井秀章  右(西武)      1回で交代   被安打1 1奪三 失点1
7番手 山口俊   右(DeNA)      1回で終了   被安打1 2奪三 失点0

前回との違いについて
 今日のオーダーで大きな変更点があったのは打順と代打という2点だろう、先日4番を打ったT-岡田を6番に下げ、4番に糸井を据えたのはどういう意図があったのかという所だ。試合前に糸井が語った「人生で初めて4番を打つので、4番というより4番目のバッターとして打席に立ちたい」という言葉に秘密が隠されている。今シーズンの各選手の成績を見れば1~5番までの打者は全員3割を超えるハイアベレージを残している。加えて盗塁も可能な速い足を持ち合わせた打順、内野安打などの偶発的なチャンスも生まれやすい布陣を作っていった形といえる。その打順の締めに置いたのがT-岡田だ、1~5で出塁したランナーを長打で返す役目、本来4番の役目だがこれだけの打順を組める日本代表では必ずしも4番に置く必要が無いという事だろう。
もうひとつの変更点であるレフトの入れ替えだが、これは単純に秋山を使ってみたいという事だろう。糸井と似たタイプの俊足強打タイプの秋山がどのような活躍を見せられるのか、88年会(通称ハンカチ世代)の注目外野手をテストで使って行ったという事だろう。
それでは代打攻勢について、今回は前回試合1度のみであった代打を3度と野手の守備交代2人により総勢5人の野手の入れ替えが起った。8回までほぼ試合が動かなかったことを考えると、なかなか若手のテストをするのは難しかったように思うが、結果としては成功といった所だろう。これについては後に書きたいと思う。

試合内容について
 今回の試合は8回まで両チーム共に得点が無いといった、今シーズンのプロ野球でも嫌というほど見せられたロースコアのゲームが展開された。もちろん国際試合の強豪同士となればロースコアになりやすい傾向があるのは確かだ。というより少なくとも日本はロースコアに抑えてもらわないと困る。
 しかしながらキューバの総安打数は9本、決して少ない数字ではない。各日本の投手との対戦成績を見ても、ほぼ毎回安打打っているにも関わらずキューバの得点は涌井から打ったソロホームランの1点のみという結果になった。キューバの攻撃で最大のチャンスを迎えたのは5回の裏、西村健太朗が投げていた回である。見事に先頭打者がヒットで出塁したキューバだったが、次のバッターのバントが壊滅的に下手だった所が1つ目の致命的なポイント。あのバントをさせるくらいなら打たせてよかったのではないかと思う。素人目に見ても明らかに成功しそうにないバントは、見事3バント失敗でアウトを献上することになった。次のバッター代打マジェタは期待にこたえてレフト前ヒット、1アウト1,2塁のチャンスを生みだした所だったが、ここで西村の牽制によりセカンドランナーが刺されチャンスが一気にしぼむ。キューバの悪い所が一気に出た回であった。一応前回試合を書いたコラムの中で、ホームランも期待できると書いた手前、本当に打ってくれたグリエルには感謝している。
では日本の攻撃はどうだったのか、初回から坂本糸井の連続ヒットでチャンスを作るものの、それ以降はほぼチャンスメイク出来ないでいた。キューバの先発アルバレスに6回までで5安打に抑え込まれ、牽制死も決められる等見事なまでに封じられていた。正直なところ野球というのは非常に時間の掛かるスポーツなので試合すべてを集中して見続けるのはなかなかキツイ物がある、それが拙攻戦になればなおさらというもの。結局3対0で勝利することはできたものの、犠牲フライ、パスボール、フィルダースチョイスと見事にタイムリーの出ぬまま終わってしまった。これは残念と言わざるを得ない。とにかく実感したのがキューバ選手の球際の弱さである。前回に引き続きセカンドは得点を献上してしまい、絶対にやっては行けない2アウトランナー無からのエラーの絡んだ失点。一発勝負の本選ではあまりに致命的になりかねないこれらの雑なプレーの修正は必須であろう。シフトを敷いた外野守備はよくハマってたが、シフトだけでなく連携や各個の守備能力を磨いてほしい。
 特筆したポイントは特に無かったが、日本投手陣はしっかりキューバの傾向を読んで変化球でかわしていた印象だ。この二試合で投げた投手よりも凄い投手達がまだ控えていると思うと、そうそう点を取られることはないだろう。

懸念材料
 この2戦において明らかにキューバの投手と合っていない選手が2人いた。それは2番大島と5番松田だ、この両者2試合通してノーヒットに終わった。以前より松田に関してはキューバ戦でヒットを打つのは厳しいという見方を個人的にしてきた。なぜなら彼の打撃理論である前捌きの「前手ギュン」は、動く直球や変化球主体のキューバの投球術と相性が悪い。前捌きで合わそうとすれば変化についていけず見事に芯を外され凡打を生みだすことになってしまう。この試合ではせっかくの四球による出塁も牽制死を献上するという結果になってしまい、不安の残る親善試合となってしまった。しかしながら、現在のNPBのプロ野球選手では彼以上に三拍子揃っている3塁手はいない、是非克服してもらいたい限りだ。そして2番大島であるが、彼はキューバにしっかり研究されていたという印象だ。キューバの思い切った守備シフトに見事引っかかったのがこの大島、キューバの敷く守備シフトというのはメジャー流のもので、相手バッターの打球の傾向等を研究して可能性の高い打球方向を予測して守備位置につくというもの。そして重要な打席であった7回の打席では高めのボール球のストレートを二球続けて空振り、そして三振を喫する等悪い印象が見事に植え付けられてしまった。やはりどのような形であれ出塁することを期待されている大島が、あのように三振をしてしまうというのはいただけない。しかもランナーを3塁に置いた場面でだ。お得意の盗塁も徹底的なキューバの牽制によりおそらく実行は無理だろう。外野は候補が多いので、このままでは代表から外れる可能性も高いのではないかと踏んでいる。
 
窮地を救った若き力
 そのダメダメ日本代表の攻撃に喝を入れてくれたのが、7回に筒香への代打として送られた堂林翔太だ。おそらく筒香堂林の両者への期待というのは野球ファンだけでなく、NPBの監督コーチを含めとても大きいものとなっている。そのため両者の今回の日本代表への抜擢というのは、代表に選ばれた他の選手から多くの物を学びとってもらいたいというものであったに違いない。そのため両者とも同じようにチャンスを与えられた。守備に若干の不安を残す両者だからこそ、一番DH長野に代打という形を使ったかなり豪華なチャンスだったのではないだろうか。
先に出番をもらったのは筒香だった、5回の表に代打で登場し何度かファールを打って粘ったものの三振に倒れた。今シーズン規定最下位の.218、三振数2位の100三振に終わった今シーズンの筒香だったが、最高の見本である球界最高の左バッター阿部の姿と助言を受けて大きく成長してもらいたい。
そして7回にチャンスが回ってきたのが堂林だ。先頭打者として代打で登場した堂林だったが、打ったのはその初球だった。見事にとらえたその打球はセンターの腕をはじく3塁打になった。今シーズン広島カープの野村監督のもと、全試合にスタメンとして出場しその才能の片鱗を見せた堂林だったが、野村監督が常々堂林に言っていたのは「三振を恐れるな」、「見逃し三振は許さない、振ってアウトになってこい」という打撃への積極性を養うという所だった。その1シーズンにわたる教えを見事に貫き、この日本代表という立場になってなおそのスタンスで結果出した堂林。このバッティングには大きな成長を、そしてスターへの階段を上りだしたことを大きく実感した打席だったのではないだろうか。

最後に
 この試合をもって今年の野球はほとんど終わってしまいました。野球が大好きな私にとって、このブログの種として大いに期待していたのが野球だったために、ブログを始めるタイミングが遅すぎたなーと後悔しているかぎりです。今年も面白いシーズンをありがとうございました。
今年から少しずつMLBの方にも目を通し始めました、あちらの野球も面白い。とにかく豪快だなぁという印象です、しかし一つ一つのプレーは圧巻の一言。なるほど野球選手が憧れるわけだ。そのうちメジャーの選手を扱った記事も書きたいと思います。
今回この親善試合を見ていてちょっと嬉しかったのが、各福岡ドーム、札幌ドームへ応援に来ている応援団の人達がちゃんと各選手の応援歌を演奏してくれている所だった。筒香や井端などなど個人的におなじみなものをいろんな球団のファンと手を取り合えるのは国際大会ならではのものなんだなぁと実感しました。
3月まで野球はお預け、今からうずうずして待っています。

テーマ : プロ野球
ジャンル : スポーツ

#5 嫁マンガ「乙嫁語り」

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私は1年ほど前から買おう買おうと思いつつもなかなか手が出なかった漫画がある。それがこの「乙嫁語り」(著:森薫)という漫画なのだが、つい先日思い切って購入した。手が出なかった理由というのは、私は漫画を購入する際、全10巻以内なら既刊をすべてそろえて買おうとしてしまう癖があるためだ。そのため何かのついでに購入するには資金の面や荷物の量などと相談して買う事になるのだが、最近あまり本屋を目的に外出する機会が少なかったためなかなか購入にいたることができなかったのだ。そんな中、先日丁度良いタイミングで買いに行く事が出来たため思い切って全四巻ではあるが購入したのだった。

ではまず個人的な感想を述べていこう。
 うん最高、出てくるキャラ皆魅力ありすぎかわいい、うんキャラの表情豊かに書くねこの人、服の模様とか書き込み凄すぎ何これ。へぇー隔月刊なの?なるほどだからここまで書き込めるのかほぇー。アミルかわいい、アミル嫁に来てくれ、カルルクうらやましい、カルルクゆるさん、アミルかわいい・・・・・・・・・こんなところだろうか。
これでは一体何の漫画かわからないので説明をしよう。
 舞台は19世紀後半のユーラシア中央部、カスピ海周辺の草原地帯。12歳の少年カルルクの下に嫁いできたのは8歳年上の娘アミルだった。果たして8歳差の二人の間に愛は芽生えるのか?
という内容である。モンゴルの遊牧民族なのかと言われればまた少し違うニュアンスだがそこがまた新鮮である。著者の趣味全開だという事がこの漫画のあとがきで書かれているが、なるほどこの人のこの漫画への愛情はなみなみならぬものがありそうだ。指し詰め漫画日本の歴史や横山光輝三国志に通ずる歴史への興味への懸け橋にもなるような側面も持ち合わせている漫画といえよう。
 
 1巻はまずアミルがカルルクに嫁いでくる所から始まる。カルルクとアミルの触れあいの中で、違う街から嫁いできたアミルの新鮮な一面を見つけていき、アミルに惹かれていくカルルク。同じように8つ下ながらも自分の夫であろうとするカルルクの健気な姿に惹かれていくアミルの姿が描かれていく。そしてアミルを取り巻く不穏な影がちらつく中お互いの愛を見つけていく姿がなんともいじらしい。この時代のこの部族の間では、婚姻は12歳ごろから行われており、そういう意味ではアミルは晩婚と言える。森薫曰く「男性の憧れるお姉さんのような存在」を実際に結び付けて見るという試みである。アミルは「ああっ女神さまっ」や「まもって守護月天!」のベルダンディーや守護月天小璘のように、言うなればパーフェクトな女性である。ただすべてが日常生活に根差したものであるということだけで、しかもいきなり血縁上結ばれてスタートというある種の反則的内容の漫画ではあるが、そこにまた新鮮さがある。
2巻の終わりから主人公はアミルからカルルクの家に研究のために居候していたヘンリー・スミスに代わる。これ以降はスミスがイギリスに帰る道中に出会う「乙嫁」達との話に変わっていく。その中で彼ら部族の中のルールやしきたりなどが新たに説明されていく。悲しい話や賑やかな話、出てくる乙嫁によって話はいろいろだ。
 なぜ私はこの漫画を買う事をためらっていたのだろうか、あまりに愚かであったと後悔が絶えない。なのでこの漫画を読んでいない人にこの後悔を味わっていただきたいがために今回紹介させてもらうに至ったのだ。早く5巻が出ないかとソワソワしている次第である。

テーマ : マンガ・ゲームの話
ジャンル : サブカル

#4 WBC日本代表親善試合日本対キューバを振り返る

昨日行われた日本対キューバの試合を振り返ろう
スタメン&出場選手
野手
1番指 長野久義  右(巨人)セ最多安打GG賞
2番中 大島洋平 左 (中日)セ盗塁王 GG賞
3番遊 坂本勇人  右(巨人)セ最多安打
4番一 T-岡田  左 (オリックス)
5番三 松田宣浩  右(ソフトバンク)
6番右 糸井嘉男 左 (日本ハム)GG賞
7番左 角中勝也 左 (ロッテ)パ首位打者
8番捕 炭谷銀仁郎 右(西武)GG賞
9番二 本多雄一 左 (ソフトバンク)GG賞
代打 井端和弘  右(中日)GG賞
9回表レフトに秋山(西武)を守備固めに配置
投手
先発 大隣憲司  左(ソフトバンク)
2番手 大竹寛  右(広島)
3番手 筒井和也 左(阪神)
4番手 今村猛  右(広島)
5番手 加賀繁  右(DeNA)
6番手 大野雄大 左(中日)
7番手 山口俊  右(DeNA)

まずは野手のオーダーからチェックしてみよう、このスタメンを見ていただけばわかるように、とても若いチーム構成になっている。代打で出場した井端以外は全員もしかして20代だろうか、キャプテンの阿部は今日は試合に出ずスタメンマスクは炭谷が被ることになった。
では打線からだ、大胆にも1番にDHで長野を置くこの始まり方は日本シリーズの清水隆行(巨人)を思い出す。打順を見るに左右打者をバランス良く配置するためというのもあるだろうが、GG賞を取った野手を指し置いて守備に就かせるはパ首位打者の角中、守備位置の関係上の判断だと思うが、おそらくNPB最高の中距離&アベレージヒッター達を集めた打線であると言える。シーズン3割達成者とその実績を買われたもの、半分はGG賞も受賞している固い守備も持ち味だ。そしてさらに恐ろしいのが4番7番8番以外はシーズン20盗塁以上を狙えるメンツ、つまり足を使った野球もできるのというのがこのチームであると言えよう。スモールベースボールの申し子と言えるような打線ではあるが、その反面どの場面でも打たせてもらえてきた打者ばかりなので、バント等の小技に出る時に多少の心配がある。その点を考えれば理想は97~99年に驚異的な破壊力を生みだした横浜のマシンガン打線が理想に近いだろうか。場合によれば阿部が炭谷と代わり、4番も適宜入れ替わるとみられる。ここで攻撃力の調整が行えそうだ。
今回のWBCではメジャーリーガーの参戦がかなり厳しいと推測されているため、このままのオーダーで本戦に臨む可能性が高い、ここから3月までの間にチーム連携と小技を磨いておいてほしいところだ。さらに言うと、この親善試合自体テストの側面が強いものなので、若手も多く採用されている。今後はどのように選手の選択がなされていくかも注目のポイントに挙げられるだろう。

続いては投手、先発に上がったのは今季キャリアハイを記録した大隣だったが、投手陣というのは野手以上にテストの側面が見える人選になっている。ご覧になってわかるように、今回3イニング以上投げた投手は居ないし、誰ひとりとしてタイトルホルダーは投げていない。実績十分の前田健太(広島)、田中将大(楽天)、摂津正(ソフトバンク)、杉内俊哉(巨人)などといった俗に言うエース(ここで名前を挙げた選手は全員「沢村賞」を受賞している)という人間は今回投げていない、ここで選出されている人間はエースに続く谷間を埋めるための先発と中継ぎ探しというわけだ。短期決戦と球数制限のあるWBCではどうしてもピッチャーの枚数は多く必要になってくる。選手登録は28人枠があるがその半数は投手が締めると言われているほどだ。そんな中現在ダルビッシュ有(レンジャーズ)、岩隈久志(マリナーズ)、黒田博樹(ヤンキース)といった今シーズンMLBで活躍した選手たちの参戦がかなり怪しい状況にある中で、NPBから使える選手を模索していくという作業は必要不可欠なのだ。
それでは今回の投手起用をのぞいてみよう、各選手ほとんどが今シーズンキャリアハイを記録した人たちだ、つまり実績というより旬の起用である。そしてシーズンで先発を務めたのは1、2、6番を務めた大隣大竹大野の三名、全員名前に「大」が入っているのはなんという偶然か。テストの意味合いも強かったであろうこの試合だったが、ここでも野手に見られたような左右をバランスよく起用する投手起用が見られた。

ここで少し左右について、野球では基本的に「左」が強いとされる、それは慣れに帰結する部分でもあるのだが、打者ならそもそも一塁に近いため有利だったり、守備以外では左が有利になる場合が多い。そんな左打者が最もいやがるのが左投手だ、左対左は右対右と何が違うのかといえば絶対的な経験値の差だ。絶対的に左利きが少ないのは全人類共通のお話、右投げ左打ちはチャレンジすることである程度出来るようになる(あのイチロー(ヤンキース)や松井秀喜(無所属)も右投げ左打ちだ)が、右投げを左投げに強制するのはものすごく難しく、先天的に左利きの人間は少年野球ならほとんどが投手に起用されるほど重宝されるぐらいだ。しかし左利きにも不利な点は存在する、一塁に送球する機会が多い野球では、打球を処理する際に左手で捕球し右手で投げると捕球から送球まで流れるように移行できるのだが、左利きだと体を反転させないと体制が崩れて送球出来なくなる。なので内野では投手と一塁以外の守備は左利きが不利とされている。超攻撃的利き手「左」というわけだ。

試合の内容の反省
試合の結果は2対0で日本がキューバを継投で完封した試合だった。得点シーンというのは、今シーズン0本塁打、打率.198の8番炭谷によるソロホームランと、代打井端が生み出した相手セカンドのタイムリーエラーによる2得点だった。
まずは打撃の部分、正直にいえばかなり物足りない内容と言わざるを得ない。何が問題だったかといえば期待できる部分が非常に少なかったことだ。WBC本戦で炭谷のホームランに期待するのか?相手のタイムリーエラーを期待しての野球のするのか?それは無茶と言わざるを得ない。

かなりゲッツーシーンがあった印象だ。何度か相手の守備によって助けられた部分もあったが、これだけの打者が集まっているというのにやはりケースバッティングなどといった小技の効く部分というのがおろそかになっている印象だ。もちろん個人的には豪快なバッティングを期待したいところではあるが、今回のスタメンに期待できる内容といえばしっかり単打や四球からでもしっかりチャンスメークをして、二塁から単打でも生還してくるという所だったはず。スタメン発表の際に抱いた懸念が1つ現実になった瞬間であった。1回6回7回は見事に先頭打者が出塁した、この打線なら先頭打者出塁なら3回に2回は得点に結び付けられないといけない布陣だけに、7回のタイムリーエラー頼みの得点だけに終わった攻撃は非常に詰まらないものとなった。特筆するポイントは7回の先頭打者角中の二塁打だろう。本来なら単打の当たりだったが、相手外野手の打球の追い方が若干緩慢であることを確認するとすぐさま2塁まで陥れた。しっかり得点に結びついたこの走塁はファインプレーと言えるだろう。しかし角中はまずいこともやっている、2回裏先頭打者の糸井が四球で歩いた次の打者が角中だったが、しっかり牽制をされ走れない糸井のために行うべきは相手の守備を崩すようなケースバッティングが最低でも要求されるシーンだった。しかしながらあっさりとショート正面への早いゴロという格好のゲッツーコースの打球を打ってしまった。角中の中では次以降で返すことを考えれば、自分がヒットでつなぐことというのを大きく意識したシーンだったのだろうが、次の炭谷が予想外のホームランを打っただけに何とももったいなく見えるシーンだった。明日の試合ではしっかりとタイムリーヒットを打てる事を期待したい。

続いては投手陣について、先発の大隣は非常に安定した投球をしていた。今シーズン大きく成長した姿を見せた大隣だったが、しっかりと球を外と引くめにあつめてカウントを稼いで、しっかり決め球で打ちとれていた印象だ。これならば先発候補として挙げても何も問題ないだろう。そして2番手の大竹、先発の大隣とは違う緩急をしっかり交えた良い投球をしてくれた。怪我から復帰して今シーズンカムバック賞を手にした大竹だが、全盛期の直球より落ちるものの150km/h近い速球と、チェンジアップやカーブを交えた球速差50km/hの緩急にはキューバも苦戦していたようだ。そして3番手の筒井だが、2アウトまでは直球で詰まらせアウトを取れていたのだが、6番7番に連打を浴びた。やはりキューバ相手に直球を続けるというのは危険であるという事が見えたシーンだった。筒井の作ったピンチをしっかり押さえたのが4番手今村、直球の良さは折り紙つきだが、今日打ちとったのは変化球ばかりだった。これもストレートが布石になっているからではあるが、今村は今年に入って本当に強くなったと思う。5番手は加賀、我が横浜DeNAベイスターズから選ばれた数少ない選手だが、正直なところちょっと怖かったのである。シーズンそれなりの働きをしてくれていた加賀だが、左に圧倒的に弱いという面があり、変則サイドスロー枠としての起用である点を含めて、はたして選出に応えうる結果を出せるのだろうかという心配があった。最初のバッターアブレウに初球を捕らえられた時は正直終わったと思ったものだったが、ヤフードームの広さが幸いして何とかレフトフライで済んだ。二人目のベルに対してはしっかり外スラで三振に切って取り、ここでお役御免となった。6番手大野も危なげない投球でしっかり打ちとり最後の山口へつなぐ。7番手山口もベイスターズの選手だが、25歳で通算100セーブを数える日本球界期待の若手クローザーだ。今シーズンは4月は炎上を繰り返したが5月以降は完全に実力を取り戻し、素晴らしい成績を収めた山口だったが、試合毎に調子にムラがあるのが欠点。この日の山口は150km/hがせいぜいと、調子はいまいちと言わざるを得ない。この日の山口の投球内容はストレートを非常に多投していた印象がある。要所でのフォークを効果的に使っていたところはあったが、いまいちコントロールも定まりきっていない印象、先頭打者への外角低めのストレートが良かっただけにあっさり三者凡退に切ってほしかった所だった。

最後にその他もろもろ
 もちろん昨日の試合は日本代表が揃った姿ではない、代表選出してから間もないこともあり選手たちの緊張というものも計り知れないものがあったのではないだろうか。明日の東京ドームでの試合はより個性を生かした攻めを展開してほしい次第。おそらくキューバもこのまま終わることはないだろう、ホームランも期待できるのではないだろうか。
TBSによる中継が今回も行われている。09年のテーマソングだったJourneyのSeparate Waysが引き続き使われている所には好感触、CMの多さにはやはり辟易するがこれは仕方ないのだろう。3月が待ち遠しくなったそんな日であった。

テーマ : プロ野球
ジャンル : スポーツ

#3 ハードボイルド「ルパン3世第一シーズン」

皆さんはルパン三世をご存じのことだろう、今なおテレビスペシャルは毎年金曜ロードショーで新作が放送されている。ドラえもんやサザエさんに匹敵するほどの国民的アニメと言ってもいいものではないだろうか。1971年にテレビシリーズが放映されて以来、定期的にテレビシリーズとテレビスペシャル、そして映画化を繰り返し今年でついにアニメ化41年目を迎えた長寿シリーズである。
 ルパン三世と言えばそのユーモラスで、弱者に優しい正義の怪盗というキャラクター。そしてそれを支える凄腕ガンマン次元大介、どんな「つまらぬもの」も斬ってしまう斬鉄剣を操る十三代目石川五ェ門、素晴らしい美貌とスタイルを持ち、ルパンを何度も騙すも何度も仲間に戻る敵か味方かわからない峰不二子。これらルパン一味に加えて、名物警官とっつぁんこと銭型警部の登場も必要不可欠だ。

皆さんルパンといえば何を思い浮かべるだろうか、やはりカリオストロの城だろうか。あの作品はまさにルパンとしては最高傑作と言ってもよいだろう、ルパンの2代目(あえて2代目と記載させてもらおう)声優を務めた山田康雄もその出来の良さに自らのルパン像を改めたと言われている。原作者のモンキー・パンチ氏も「(試写会で見た後の取材で)『これは僕のルパンじゃない』って言ったんですね。『僕には描けない、優しさに包まれた、宮崎くんの作品としてとてもいい作品だ』って。でもこの後半の部分が削られて、最初の一言だけが大きく取り上げられちゃいましてね(苦笑)。僕のルパンは毒って言うか、目的のためなら手段を選ばないところとか、欲望とか人間の汚いところとか持ったキャラクターですからね。あんなに優しくは描けないなぁ」2007年7月「ルパン三世シークレットナイト(新文芸坐)にて語っている。原作者が考えるルパン像と違うルパンを作り上げた宮崎駿、彼は二人目の原作者と言えるだろう。

しかし今回取り上げたいのはアニメシリーズ第一シリーズである。もはや皆さんの知る赤いジャケットを羽織った優しく、アルファロメオに乗ったルパンと違い、愛車ベンツSSKとフィアット500を駆り、緑のジャケットを羽織ったワイルドなルパン三世がそこにいる。限りなく原作に近い雰囲気を持ったルパン三世のアニメはこれと原作者本人が務めた劇場版「ルパン三世DEAD OR ARIVE」の二つしかない。もともと原作のルパン三世は青年誌で連載され、ハードボイルドな描写や性的な描写も少なくない。ルパンも次元も当たり前のように人に手を掛ける、アニメに見られるジョークやお笑いの要素はあまり出てくることはない、その原作の雰囲気を持ったアニメがこの第一シーズンだ。

一言でいえば「ルパンじゃない」そう思えてしまう、間の取り方だったりキャラの個性という部分はやはり今のルパンを見て育った人間には違和感を抱く部分、だがしかしただでさえ渋い次元がさらに渋い台詞を吐き、五ェ門はなんと斬鉄剣で人を真っ二つにする。劇中ではキ○ガイという言葉が飛び交い、銭型はとても優秀な刑事としてルパンの裏を掻く。そう、そこには我々の知るルパンとは違う世界が広がっているのだ。
その古くも新しく感じるルパン三世の世界に飛び込んでみるのも一興ではないだろうか、そしてあらためてどちらのルパンが好きか考えるのも良いだろう。

テーマ : 懐かしいアニメ作品
ジャンル : アニメ・コミック

#2 美術マンガ「ギャラリーフェイク」

 皆さんは「ギャラリーフェイク」という漫画をご存じだろうか?
どっきりドクター、Gu-Guガンモ等で知られる細野不二彦の傑作美術マンガだ。ビックコミックスで2005年まで連載されており全32巻を数える作品だが、テレビアニメ化もしたのでご存じの方もいるかもしれない。
 今回はこのギャラリーフェイクという漫画を取り上げてみたい、ただの漫画で収めるにはもったいない確かな魅力を秘めている、是非一度目を通してもらいたいという思いからだ。
それではまずこの作品のあらすじを見ていただこう
 
 「表向きは贋作・レプリカ専門のアートギャラリー『ギャラリーフェイク』を舞台に、オーナー藤田玲司が、様々な登場人物と様々な美術品を通じて、時に世界を駆け巡り、「美とは何か?」を追い求める。主人公は単なる守銭奴・単なるビジネスではなく、アートへの奉仕者、美の探求者として清濁併せ呑む人物として描かれている。美術・芸術・骨董・その背景となる歴史等の多分野に渡る薀蓄的描写があり、助手サラ・ハリファとのほのかな恋の行方も描かれる。」wikipediaより

 というわけでこの漫画は美術品を取り巻く人と人の話に終始する、ブラックジャックの美術版と言えば分りやすいだろうか。金持ちには法外な値段を請求する一方、貧乏で苦しむ人から治療費を取らずに治したりする義理の医者ブラックジャックと、政治家には大金を吹っかけて、クロード・モネの真作を5万で贋作とうそぶいてその絵の良さをかみしめる農家のおっさんに売ってしまう藤田玲司の姿はよく似ていると私は思う。ちなみにクロード・モネの睡蓮の連作は45億の値がついたことも記憶に新しい。もちろん漫画の中だから出来るストーリーなわけだが、主人公藤田玲司の美術品の価値に対する姿勢がいかに真摯であるかを物語るものといえる。

この漫画の魅力というのは多くの美術品が登場するという部分、持っていて損はない知識がたくさん入ってくる漫画であるという点と、それをお話の中に落とし込みつつ物語として成立させている細野不二彦のストーリーテラーとしての才能だろうか。もちろんこれだけで語りきれるような作品ではない、金を動く美術商の黒い世界と美術品をこよなく愛するキュレーターの面を併せ持つ主人公の姿は、共感を呼ぶものがあるはずだ。
そしてなによりこの漫画を読むととにかく美術品に興味が湧いてしまう、私がこの漫画を手にしたのは中学2年生の時だった。この本に影響されてテレビ東京系列で放送されている「開運!なんでも鑑定団」をかじりつくように見ていたものだ。この番組とこの漫画の相性は抜群に良い、「美の巨匠」等もチェックしたくなってしまう。美術への入り口としてぴったりな漫画だと私は思う。
 
少し大人向けの漫画ではあるが、もう大人になる大学生の皆さんの暇を埋める良い漫画になると思う、私も久しぶりに読み返したくなってきた。

テーマ : 漫画の感想
ジャンル : アニメ・コミック

#1 誰もが認める名作「バックトゥザフューチャーパート1」

まずこのブログで最初に取り上げるべきものは何かと考えた時、最もふさわしいと感じたのがこの映画
BACK TO THE FUTUREである
 
1985年に公開されたこの映画であるが、今なおその魅力は色あせることはない。もちろんみなさんもご存じであろうこの映画であるが、そして一部の人には「またBTTF(バックトゥザフューチャーの略称)」かと思われるかもしれないが、そこはご勘弁願いたい。今回はパート1のみを取り上げたいと思う、それほどに思い入れが強い作品なのでまとめては書ききれない。なので今回は2つの印象的なシーンを取り上げたいと思う。あらすじはいまさら必要だろうか、まああるに越したことはない。

「1985年のカリフォルニア州ヒルバレーに住むロックとペプシが大好きな高校生マーティ・マクフライは、科学者である親友のエメット・ブラウン博士(通称ドク)を手伝って、深夜のショッピングモールの駐車場にて、乗用車デロリアンを改造してドクが開発したタイムマシンの実験をする。 実験は成功したが、ドクがタイムマシンの燃料であるプルトニウムを調達するために騙したリビアの過激派の襲来に遭い、ドクはアサルトライフルで射殺されてしまう。同じく命を狙われたマーティはとっさにタイムマシンに乗って逃走するが、誤作動が起こり30年前の1955年にタイムスリップしてしまう。」wikipediaより
 
 そして舞台は1955年のヒルバレーに移るわけだが、ここに至るまでに1つ重要なポイントとしてタイムマシンに改造されたデロリアンによる演出を振り返ってみよう。
まずこの「デロリアン」という名前だが、実はタイムマシンの名前ではなくベースになっている車のメーカーの名前である。自動車メーカーデロリアンの唯一の生産車がこの『DMC-12』通称デロリアンなのである。
この映画で取り上げられて以来、この車は80年代を代表する車となった。デロリアンは倒産したが、製造工場を買い取った会社がマニアのために再生産を未だに行っている辺り、この映画の根強い人気も推し量れるというもの。
 
 そして演出について、当時はまだCGグラフィックの技術が無いため、すべて特殊効果と合成によって演出は付けられている。しかしながらこのデロリアンが初めてタイムスリップをするシーン、時速140kmに到達した瞬間車両前部は光り出し、車両が消えると共に炎の轍が伸びていくというこの映画の象徴的なシーンの一つである。
このシーンがもたらすワクワク感といったらそりゃもう!当時の日本人はタイムマシンといえばドラえもんのタイムマシンがせいぜいだろう、こんなにカッコいいタイムマシンなんて他にない、無骨な車体に不似合いな未来的なガルウィングのカッコよさ、そして良くわからないごちゃごちゃした内装と外装といいこれほどカッコいいタイムマシンは他では見たことが無い。それは2012年になっても変わらない事実だからこそ未だにファンを引き付けるのだろう。
これらを備えたデロリアンを作った会社とこの車をベースにしようと考えたスタッフには頭が上がらない。
 
 そして2つ目、パート1終盤での名シーンといえばマーティのジョニーBグッド演奏のシーンだろう。チャックベリーが1958年の発表した楽曲であるジョニーBグッドを1955年にマーティが演奏してしまうというシーンだが、特段変わったことをしているわけではないこのシーンがなぜこれほどまでに愛されているのか、それはここに至るまでのマーティの苦労が報われたシーンであるということが第一だろう。個人的には雨に唄えばの雨の中のミュージカルシーンと同じように映画界における伝説の名シーンの一つとして語り継がれていくシーンではないかと思う。なぜマーティはたいへんな目に合ったのか、そしてどう切り抜けたかは是非その目で見ていただきたいと思う。
 
 この映画の魅力というのはパート1から3までを通して見てわかるものが多いため、一本ずつでは伝えきれない部分がある。前後30年と100年前を行き来する中で血のつながりを意識させられるシーンが多い、それはマクフライ一族とタネン一族の関係に終始するわけだが、因縁というものを描くのが非常にうまい、とりわけ腰ぬけのお約束は見ている側を大いにハラハラさせてくれるものだ。そしてオチは馬糞オチという2段のお約束だ。
もしまだ見たことが無い人は是非一度目を通していただきたいこの映画、個人的にはジャンル分けにものすごく困る映画なのだが、一応SF映画になるのであろうこの作品はまさに映画の中の映画とでも言おうか、とにかく最高という言葉に尽きる。願わくば1985年にこの映画を見たかったと切に思う。

テーマ : 映画の感想
ジャンル : 映画

どうも

ブログにしました
あんまりTL占拠するのもあれなので、それならblogで書いた方がいいなと
まあ目を通してもらえるかどうかは分かりませんが
映画漫画スポーツゲーム諸々の趣味にあったコラムを書いていこうかなと
最近書くことが楽しいんですよね、なので自己満ブログですが
誰かに評価してもらえるのも楽しそうなので一丁やってみようかと
不定期ですが、書いたらTLなりで貼りますのでよろしく
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