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#38 すべてはここから始まった「モアイの島~イースター島の悲劇~」

今回は前回に引き続いて、東海テレビの早朝フィラー番組枠の「モアイの島~イースター島の悲劇~」についてだ。タイトルのすべてはここから始まったというのは、筆者自身がこの早朝フィラー番組枠に注目を注ぐ切っ掛けとなったのがこの番組を見てからなのである。
東海テレビの早朝フィラー番組枠の時間帯によって起きる面白さは前回のセントレアで述べたとおりだが、この番組も40分間の映像になっている。そして穴埋め時間は1時間以上に渡るため、20分の差が生まれてしまう。この時間帯の放送にスポンサー等つくわけもなく、どのようにこの20分を埋めるかといえば、全く同じ映像をもう一度流すのだ。2週目がどこで終わろうがお構いましの、本当の意味で「捨て枠」という言葉がぴったりなところがまた面白い。現在は月曜早朝3:40頃から約1時間の放送枠が与えられている。

では内容について触れてみよう。
最初に映し出されるのは、イースター島の現在の姿である。どのように人が住み、どのような街並みが広がっているかを見せてくれる。そうすれば次はメインのモアイ像を取り巻く過去の出来事に迫っていく内容だ。基本的にはイースター島の自然の姿が映し出されており、遺跡や現地名での山の名前などが字幕によって語られる。海や山等至るところに点在するモアイの姿は不思議と自然に溶け込んでいるように見える。
そして次の内容はイースター島に伝わる伝統の踊りから、町の人とモアイとの結びつきを映し、その次には植樹や農業といった、木の枯れ果ててしまったイースター島にもう一度緑を戻す人々の姿、そしてイースター島に住む子供たちの姿を映し終わりとなる。

音楽は基本的に民族的な楽曲が多く使われているため、耳なじみのある曲という物は少ない、ある種の宗教戦争によって部族間の争いを繰り広げてしまったイースター島の悲しい歴史を伝える内容とまではいかないが、悠久の時に思いを馳せるには十分な内容に仕上がっているのではないだろうか。
一見の価値ありと言いたいところだが、やはり時間が厳しい。気分が向いたときになんとなく見るのが一番だろう。おそらく普通に見ていたら5分と気分も持たないか、眠ってしまうと思われるので、友人としゃべりながら見るのをお勧めする。

この番組を熱心に取り上げるブログがあったのでリンクをつけておく
そのブログ
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テーマ : ドキュメンタリー
ジャンル : テレビ・ラジオ

#37 常滑市を鮮やかに映す「セントレアと焼き物の街」

今回紹介するのはテレビ番組である「セントレアと焼き物の街」だ。この番組は現在東海テレビで水曜深夜28:30頃に4分間ほどの短い時間放送されている。実はこの番組本来は40分間の映像であり、東海テレビの放送開始時刻までの繋ぎとして火曜深夜に流されていたものであるが、秋の番組改変による放送時間変更により、最もつなぎの時間が短い水曜深夜の時間帯に移されてしまった悲しい背景がある。
たった5分前後の放送で、なおかつ放送途中に強制的に映像が終了し、東海テレビの放送開始を知らせるTHE BeatlesのAcross the Universeのインスト版に乗せて町並みが映し出される映像がカットインしてくる様は面白いが、この映像はそれを楽しむためだけにしておくにはもったいない面白いポイントがある。
我々は便宜上この放送終了から開始までをつなぐ時間帯に放送される映像を「放送終了枠」と呼んでいるが(本来このような時間の割り当て方をする番組はフィラー番組と呼ばれる)、この映像はその中でも特に評価の高いものである。その裏付けとして、この「セントレアと焼き物の街」はニコニコ大百科にも記事として掲載されているほどである。

ニコニコ大百科 セントレアと焼き物の街


とにもかくにもこの時間帯は非常に放送時間が遅いため、見たことがないという方も多いだろう。この番組の見どころを少し紹介する。

まずはセントレアの雄大な姿、飛行機の離着陸などの姿を映し、セントレアならではのイベントなどの紹介をこなしたあと、常滑の文化である祭りや海岸線での花火の様子、そして焼き物の姿や歴史を映していくといった構成になっている。
それに合わせて楽曲のチョイスがまたよい、先の大百科に曲は紹介されているが、この時間帯に流される番組の中では珍しくテンションを挙げる曲も多く使われているのもポイントだ。洋楽邦楽問わず使われているため、知らない曲を知るよいきっかけにもなるだろう。

しかし本当に残念なことに放送時間の移動により、現在では全容を見ることが叶わなくなってしまった。再び時間帯移動により見られる日を信じてこの文を閉じさせてもらうことにする。

テーマ : 深夜・バラエティ番組!
ジャンル : テレビ・ラジオ

#36 斬新だらけだった「テイルズ オブ ファンタジア」

今回は今年で18年目を迎えるテイルズシリーズの第一作目、テイルズオブファンタジアを取り上げたいと思う。第一作目はSFCで発売されたこのゲームだが、当時のTVゲームには珍しく主題歌が音声込で収録され、キャラクターの声まで付けられたことで話題を呼んだ。しかしながらこのゲームが発売されて間もなくドラゴンクエストⅥが発売され、話題を一気にかっさらわれた悲しい背景がある。
このゲームが一番遊ばれたのはおそらくPS版だろうか、その後もGBA版とPSP版が2作品とよくわからない頻度でリメイクがなされている。そしてそのすべてを遊んでいる私はおそらく大馬鹿者だろう。いまやナムコの看板タイトルになったテイルズシリーズだが、最初の作品であるファンタジアは少し出自が変わっている。もともとナムコに存在していたウルフチームという開発チームが担当していたのだが、このゲームの完成後チームが丸々移籍、株式会社トライエースを設立したことで、次作のテイルズオブデスティニーには前作のスタッフが居ないという異常事態が発生、その苦境を乗り越えてシリーズを軌道に乗せた点は大いに評価したい。トライエースがのちにSFCにて発売したスターオーシャンにはこのゲームとの類似性が多く見受けられる(例:戦闘システム、マップの描写、ドットパターンなど)。
このゲームの時代背景や設定などは北欧神話をもとにしたものが多くみられる。直接的に物語に作用している部分は少ないが、私自身の北欧神話への興味を抱くきっかけになったのは言うまでもない。おそらくキャラクターデザインを手がけた藤島康介氏が連載している「ああっ女神さまっ」の影響も否定しきれないだろう。
そしてこのゲームの珍しいポイントとしては中世ヨーロッパ風を基調とした定番のRPG世界観の中に時間移動を持ち込んだことがあげられる(ちなみにタイムパラドックス問題に関しては「変更型」と受け取れるような描写がされている)。もう一つは「ラスボス=悪」ではないという図式を提案が挙げられる、特にキャラクターのデザインや声優の人選などはラスボスのそれではなく、「悲運の美青年」といった描かれ方であるのも斬新な試みであった。忘れてはならないのが戦闘システムについて、リニアモーションバトルと呼ばれる格闘ゲームのようなリアルタイムで戦闘が進行していく戦闘システムも従来のRPGとは一線を画したものだったのだ。SFC版では敵との距離によって出せる技が変わるややこしいものであったが、PS以降に導入された「十字キー+技ボタン」という入力方法が定着して以降、今なおシリーズで採用し続けられているテイルズシリーズの肝の部分だ。
ドラクエシリーズ、FFシリーズと並んで三大RPGとスタッフ本人が言ってしまうのもどうかと思うが、何とか世間的にも認知されてきたこのシリーズ、最新作を遊ぶのもいいが、やはり原点に返るのも楽しいのではないだろうか。

テーマ : ゲーム
ジャンル : ゲーム

#35 遅咲きナックルボーラー「R.A.ディッキー」

本日、サイヤング賞投手R.A.ディッキー、NYYペティット、SFGのボーゲルソン、
キンブレル、ビクトリーノ、ブラウン、スタントン、マウアー、ペスタノ他がWBCアメリカ代表に入ることがアメリカCBSテレビのスポーツニュースで発表された。
通算245勝を数えるアンディ・ペティット、阪神とオリックスに所属していたボーゲルソンはなんといまや今年ワールドシリーズを制覇したサンフランシスコジャイアンツのエースだ。そしてそのボーゲルソンを抑えアメリカでのシーズン最高投手に贈られるサイヤング賞(日本でいう沢村賞、歴史としては沢村賞のほうが古い)を受賞したR.A.ディッキーの3名の投手が出場を発表したのはアメリカ国民だけでなく日本人も興味を引くべきサプライズだ。ちなみに同じく名前の挙がっているクレイグ・キンブレルは、今現在世界最強のクローザーで今シーズンの成績はまさに異常、今シーズン最多42セーブ、防御率1.01、62.2投球回に対して奪三振はなんと116個、その投手が9イニング投げきった時に想定される奪三振数を表す奪三振率は驚異の16.785、クローザーのため規定投球回には到達することはないものの、一試合平均17個もの三振を奪うペースという驚異的な数字をたたき出した。もはやボールにバットを当てることすらままならない成績である。

とまあキンブレルのすごさを語っているが、今回の主役は38歳にして一躍MLB最高の投手の賞を得たR.A.ディッキーその人だ。
本名ロバート・アラン・ディッキー、2012年はニューヨーク・メッツで活躍したものの、シーズン終了後トロント・ブルージェイズにトレードされたため、現在はブルージェイズに所属している。サイヤング賞を受賞した年にチームからトレードで放出された選手は今回のディッキーを含め史上4人目、ほかには90年代最強投手と名高いペドロ・マルチネスやロジャー・クレメンスなどが含まれている。
96年にテキサス・レンジャーズから一巡目指名で入団後、2001年に初メジャー昇格、そこそこの結果を残すものの05、06年と満足のいくような結果を残せず、この頃に武器であるナックルボールの習得を始めている。07年にはマイナー契約でミルウォーキー・ブリュワーズに拾われる。12勝6敗と3Aで結果を出しFAとなりミネソタ・ツインズと契約するもとある事情でシアトル・マリナーズへ、5勝8敗を記録しそのシーズンオフにツインズとマイナー契約、メジャーに昇格し09年は35試合に登板するも、自信に勝ち負けのつく責任試合はたったの2、敗戦処理がおもな仕事だった。2010年にはニューヨーク・メッツとマイナー契約、5月からメジャーに昇格し11勝9敗の好成績を収める。翌11年には8勝13敗と調子を落とすも、12年シーズンに20勝6敗と大ブレイク。リーグ最高の233.2投球回、無四球完封試合が2試合、230奪三振と長い投球回を投げ抜き、さらに球数が少ないナックルボーラーという驚異的な選手へと変貌したのだ。
とにかく波乱万丈な投手である、これほどまでにマイナー落ちを経験し、あらゆるチームを転々としたサイヤング賞投手を私は知らない。しかも38歳になってからキャリアハイの成績をたたき出すあたり訳が分からない。

まずナックルボールという物は、ボールをほぼ無回転で投げることで球場に吹く風などの空気の流れによって複雑な変化をするボールで、投げたら最後ピッチャーもキャッチャーもバッターも審判でさえもどのような曲がり方をするのか皆目見当がつかない変化球なのである。
そしてこのボールを投げる投手はナックルボーラーと言われ、投球全体の8割以上をこの変化球が占める。つまりこの変化球を操ることができればそれだけでプロになれるという恐ろしい球種なのだ。
だがその反面このボールを操ることは非常に難しい、しかもこの球種はほぼ無回転で投げるという性質上、腕を振りぬくことが難しく球速が出ないという点。ナックルボール専用にちゃんと捕球できる捕手が必要な点、そして投げた本人すらどんな曲りをするのかわからないのでストライクを狙ってとることが非常に難しいというところが難易度を挙げている要素だ。
そんな中彗星のごとく現れたこのR.A.ディッキーという男は今までとは全く違うナックルボールをなげていた。その名も「高速ナックル」、ただでさえ意味不明な変化をするナックルなのになんと平均球速が120km~130kmを計測する、時折混ぜるツーシームも135kmほどとファストボールとほぼ変わらないスピードで投げられるのである。そしてさらに恐ろしいことに比較的コントロールが良いことがあげられる、最多投球回を記録したにも関わらず暴投はわずか4つ、与四球もリーグトップの半分ほどの54個に抑え、無四球完封を2度やっているところから見てもナックルボールを高い精度で投げ込んでいることがわかる。
今シーズン私は2度ほどディッキーの先発試合を見た。最初に見たのが二試合連続被安打1完封試合をやった二試合目だったが、あの投球を見るに20勝を達成するのはうなずけたが、なぜ6敗もしたのかが分からないそんな投球だった。ディッキーが投げる時キャッチャーはソフトボール用の大きなミットで臨む、そうでなければ速いうえに不規則な変化についていけないからだ。オールスターに選ばれた際は、オール・ナのキャッチャーであるバスター・ポージーが、球を受ける自信がなく先発登板できなかったという逸話まで生まれた。
とまあ面白い話題に事欠かないディッキーだが、ついにWBCへの出場が決定した。最初に挙げたメンツにはメジャー最高クラスの選手も多い。ドミニカ共和国代表にも一流メジャーリーガーが集まるという話も聞こえていている。今回のWBCは今まで以上に見応えある大会になりそうだ。そう、出場を辞退した日本人メジャーリーガーが悔やむほどに。

テーマ : MLB
ジャンル : スポーツ

#34 こんな魔法の形あります「ドロヘドロ」

今回紹介するのは漫画「ドロヘドロ」(著:林田球)だ。私がこの漫画と出会ったのは5年前、ちょうど9巻が発売した頃だったろうか。当時高校生だった私は時間をとにかくもてあまし、漫画を買いまくっていた。そんな折大判サイズの漫画をいまだ買ってなかった私は、小学館の青年誌陳列棚の中に、すさまじい存在感をもって並んでいる漫画を見つけた。それがこのドロヘドロだった。表紙の装丁からすでに凝っているこの本の定価はなんと一冊857円、普通の週刊少年誌の単行本2冊分の値段で、なおかつそれよりページ数が少ないと来たもんだ。いったいどんな漫画だろうかとためしに購入してみたのだったが、これがまた面白かった。この漫画は表紙では想像つかなかったのだが、なんと魔法使いのお話だったのだ。

あらすじ
「魔法使いの世界」から来た魔法使いによって、頭を爬虫類に変えられ、記憶を失った男、カイマン。そしてその友人、ニカイドウ。カイマンの口の中には謎の男が存在している。カイマンは自分の頭を元に戻すために、そして記憶を取り戻すためにニカイドウと共に「ホール」にやって来る魔法使いを狩っていく。彼は何者なのか、なぜ記憶がないのか、口の中の男は誰なのか。それはまだ……混沌の中。それが……ドロヘドロ!

あらすじを読んで話の内容がしっかりつかめた人が居たら尊敬します。とにかくこの漫画はあらすじの最後が示すように「混沌」という言葉が似合っている。連載15年、全17巻を数えている今なお全然終わりが見えないあたりはさすがというべきか。
この漫画は類別すればダークファンタジーという物に属するだろうか、現代的な世界の中に魔法という物が存在している世界、その魔法というのは一人ひとり違っていて、けがを治すものや時間を巻き戻すもの等同じ効果を持つ人間がいないため、貴重な能力は重宝される世界だ。したがって魔法が使えない人間などを見下し争いの火種になっている。劇中の施設には一切の清潔感もない殺伐としている中にグロテスクな表現が多い漫画だが、何よりこれを読んで驚いたことは著者が女性であるということ。ここまでワイルドでヘヴィメタルチックな世界を描く女性が居るのかと驚かされてしまったのである。
毎回新しい巻が出るたびに話が進んでいるのは理解できるのだが、それ以上のハイペースで謎が生み出されていくため興味が絶えない。これほどまでに曲者な漫画はいまだかつて読んだことがないのだ。もはやこのコラム内で物語を説明することをあきらめてしまっているあたり、その混沌具合がわかるという物だろう。
この混沌に飲み込まれてしまうのも楽しいのではないだろうか。
単行本をそろえるのは高いのでお勧めはしないが、ぜひとも手に取っていただきたい作品だ。

テーマ : 漫画の感想
ジャンル : アニメ・コミック

#33 素人参加型バラエティの究極形「働くおっさんシリーズ」

この番組は現在のバラエティ番組には見られない、いやありえない内容で構成されている。
2003年に放送された「働くおっさん人形」は、ダウンタウンの松本人志がインタビュアーとなり、素人のなかから選ばれたおっさん相手に質問を繰り返していくドキュメンタリーバラエティである。
松本人志本人が「これはおっさんのAV」と言ってのけるほど、AVの冒頭のインタビュー部分のような謎のやり取りが極限の面白さを生み出す。素人ながらに異常なまでにキャラ立ちをしたおっさん達が生み出す笑いは、ほかのどんなバラエティにも存在しない独特の世界を作り上げている。この番組は早朝の5:35から10分間の短い尺で制作されており、その制作費の少なさたるや、松本へのギャラ込みで1放送分50万しかなかったという。
そしてそれから3年後に放送された「働くおっさん劇場」では、おっさん人形に登場した4人が同時に出演する形式に代わり、おっさん同士によるより混沌とした世界が放送されることになった。

とにかくおっさん達の驚異的な個性が、笑いを誘うのだが、時たま見ているこちらの背筋が凍るような狂気的な展開が引き起こされることがある。
バラエティのある種極限の領域に達したこの番組、一度ご覧いただきたいものだ。

テーマ : お笑い/バラエティ 全般
ジャンル : テレビ・ラジオ

#32 よれよれのヒーロー「ダイ・ハード」

今回は映画「ダイ・ハード」を取り上げたいと思う。この映画は1988年に公開されたアメリカのアクション映画で、主演は言わずとしれたブルース・ウィリス、そして彼の人気を押し上げる出世作となったのがこの映画だ。あまり知られていないがこの映画には原作の小説がある。多くの特徴的なセリフはこの小説から抜き出されたものであるが、本来小説版では全体的に暗いイメージを持った作品なのだが、より明るい内容にしたいという監督の要望により、アレンジメントが加えられている。
すこしあらすじを
クリスマス・イヴ。ニューヨーク市警察の刑事ジョン・マクレーンは別居中の妻ホリーに会うため、彼女が勤めるナカトミ・プラザのあるロサンゼルスに降り立つ。リムジンの運転手アーガイルに案内されたナカトミ・プラザではクリスマス・パーティの真っ最中だったが、突如ハンス・グルーバーとその一味が襲撃。社員全員が彼らの人質になるが、別の部屋にいたマクレーンは脱出する。ここからマクレーンの孤独な戦いが始まる、無事マクレーンは妻と人質を救うことができるのか・・・?

この映画の醍醐味といえばやはりスリルだろう。たった一人でビルに潜む多くのテロリストたちと戦うマクレーンの姿は悲壮感たっぷりで、裸足でガラス片散らかる部屋を走ったり、何度も死にそうな目にあいながらも死線を潜り抜けていく。この閉鎖空間での1対多の構図は○○のダイ・ハードと名づけられるようになるほど、のちのアクション映画に影響を与えたものだった。

とにかくブルースウィルス演じるジョン・マクレーンという男はまさに中年の悲哀がにじみ出ている。悲惨というか悲哀というか、とにかく「なんでおれがこんな目に・・・」と言っているのが聞こえてきそうなほどである。のちのシリーズから「世界一運の悪い男」と称されるようにとにかくジョン・マクレーンという男はついてないのだ。

二年前にダイ・ハード5の制作発表が行われ、期待を胸に膨らませていたのだが、公開もそろそろ間近という、5の公開に合わせて、一度シリーズを見返してもらいたいものだ。手に汗握る展開が待っているはずだ。

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

#31 理不尽極まりない「ドルアーガの塔」

今回取り上げるのは株式会社ナムコ(当時)より発売された「ドルアーガの塔」だ。このゲームは当時アーケードゲームで成功を収めつつあったナムコの中でもゼビウスを大ヒットさせた遠藤雅伸によって制作された、アーケードゲーム初のRPGだ。
プレイヤーは主人公ギルを操作して、悪魔ドルアーガによって塔の最上階(60階)で石にされている巫女カイを助け出し、また王国の平和のシンボルであるブルークリスタルロッドを奪回してドルアーガを倒すことを目指す。基本的には制限時間内に各種のモンスターを倒しつつ、迷路状の各フロア(ステージ)に配置された鍵を取得し、扉にたどり着けば次の階に進むことができる。
このゲームの魅力かつ究極的に理不尽なポイントというのが宝箱の入手である。ほとんどのフロアには宝箱が隠されているのだが、それを手に入れるためのヒントという物はゲーム中には一切出てこないのだ。しかも取らないとクリアできないアイテムはもちろん、せっかく見つけたアイテムがマイナスアイテムだったりもする。見つけてから叩き落とす恐ろしいものまである。そして何よりえげつないのが、その隠し宝箱の出現方法である。
扉を調べるなどならまだやさしい、ものによってはフロアの四角に○秒ずつ待機といったものや、ゲーム中で全く使わないスタートボタンを押すといったものや、レバーを各方向に各回数ずつ入れるといったものまで、いったいどうやって見つけるんだと言いたくなるような謎かけを行っていたのだ。しかもアーケードゲームでこれをやっているんだからなおさら質が悪い。しかも普通のゲームとして遊んでも、終盤の敵の強さはかなりきついものがあり、まさに死闘と呼ぶべきゲームである。
あらゆる伝説を持つこのゲームはいまだに人気が高い、過去のゲームを小ネタに仕込むことが多いナムコの特徴だろうか、このゲームに関する部分の小ネタは太鼓の達人では軽快なBGMが、テイルズシリーズなどでは装備や敵キャラの一部としての登場もはや定番で、PS用ソフトであるテイルズオブデスティニーではドルアーガの塔をそのまま踏襲した全60フロアの隠しダンジョンまで作られている。
独自の世界観を持って作り上げられたゼビウスとドルアーガの塔やワレキューレの冒険などといったナムコ黎明期の作品というのは軽妙爽快な楽曲や魅力的なキャラクターなどが相まって今でも小ネタとして扱われるものが多いのだ。
このゲームの理不尽な難易度はいまだに人を引き付けて止まない、アクションゲームでいえば魔界村と似たようなニュアンスをもっている。怖いもの見たさのその好奇心を一度この理不尽なゲームに向けてみるのも面白いだろう。
DSC_0161.jpg
FC版のパッケージ、ろくにクリアしたことありません

テーマ : レトロゲーム
ジャンル : ゲーム

プロフィール

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Author:ppsnuwa
趣味に生きたい社会人
野球とF1とゲームと漫画をこよなく愛す
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