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#47 暗雲漂う・・・「F1マレーシアGP決勝」

さっそく結果の方から見ていきたいと思う

1 S.ベッテル(レッドブル)          1:38:56.681
2 M.ウェバー(レッドブル)          +4.2
3 L.ハミルトン(メルセデスAMG)      +12.1
4 N.ロズベルグ(メルセデスAMG)      +12.6
5 F.マッサ(フェラーリ)           +25.6
6 R.グロジャン(ロータス)          +35.5
7 K.ライコネン(ロータス)          +48.4
8 N.ヒュルケンベルグ(ザウバー)       +53.0
9 S.ペレス(マクラーレン)           +1:12.3
10 J-E.ベルニュ(トロ・ロッソ)        +1:27.1
11 V.ボッタス(ウィリアムズ)         +1:28.6
12 E.グティエレス(ザウバー)         +1Lap
13 J.ビアンキ(マルシャ)           +1Lap
14 C.ピック(ケーターハム)          +1Lap
15 G.ヴァン・デル・ガルデ(ケーターハム)   +1Lap
16 M.チルトン(マルシャ)           +2Laps
17 J.バトン(マクラーレン)          +3Laps
18 D.リチャルド(トロ・ロッソ)        +5Laps
Ret P.マルドナード(ウィリアムズ)       +11Laps
Ret A.スーティル(フォース・インディア)    +29Laps
Ret P.ディ・レスタ(フォース・インディア)   +34Laps
Ret F.アロンソ(フェラーリ)          +55Laps

今回のマレーシアGP、フリー走行から決勝まですべてのチームを悩ませたのは雨だった。開幕戦のオーストラリアGPのように予選での大雨、そしてレース開始前の雨により全員インターミディエイトタイヤでのスタートになったこのレースだが、開始直後に一つ目の波乱が起きた。予選二番手三番手に付けていたフェラーリ勢、2番手マッサ、3番手アロンソだったが、良いスタートを切ったのはアロンソだった。しかし珍しくいいスタートを切ったウェバーが順位をあげ、ベッテルアロンソウェバーの順になったオープニングラップ、その途中に事件が起きた。
ベッテルを追うアロンソがフロントウイングをベッテルのリア部にぶつけるミスを犯す、このためフロントウイングが破損しその後コースアウト、グラベルの深くまで入ってしまったアロンソはリタイアを余儀なくされてしまった。表彰台は固いとされていたアロンソのリタイアによって展開が少し変わっていった。
最初のピットインで今シーズンからメルセデスに移籍したハミルトンがなんとマクラーレンのピットに入りそうになるアクシデントや、フォース・インディアの2台ともホイールナットに問題を抱えリタイア、バトンの右フロントタイヤのナットの締めそこないによるピットレーンでの停車など、ピット内でのトラブルが非常に多かったこのレースだが、さらに問題があったのはチームの中だったのが今回のレースだった。

まずは1,2フィニッシュを飾ったレッドブルチームから、このレース中盤からリードしたのはなんとウェバーだった、序盤のウェットコンディションからドライへ変わっていく路面状況に合わせたのはウェバーの方で、1位に躍り出たまではよかったものの、ウェバーの車は次第にペースが上がらなくなった。2位とのタイム差がある程度開いており、その2位もチームメイトのベッテルということもあり、チームからペースを落として周回するように指示が出る。この時点ではウェバーはこのままペースを落としつつもチームオーダーとしてベッテルは2番手のままウェバーベッテルの1,2でフィニッシュするんだろうという風に受け取るのが当たり前である。しかしながらレーサーという物は厄介な生き物で、やはり自分が勝ちたいという気持ちが強く出てくる。自分の方が速いペースで走れるベッテルがなんとウェバーをオーバーテイク。チームオーダーを無視する形でウェバーと激しいデットヒートを繰り広げ出した。これにはレッドブルのエンジニア、エイドリアン・ニューウェイも頭を抱えていた。レース終了後の表彰式控室では恐ろしく凍りついた空気が放送され、ニューウェイが両者に指示の意図の確認を取る姿もあった。優勝記念撮影もウェバーが激怒したために中止になり、ベッテルも謝罪や後悔の言葉を口にしている。今回の事件で生まれた軋轢が今後のどのように作用していくのか、常勝チームに暗い影が差しかかってきた。

そして似たような事件がメルセデスチームでも起きていた。結果として3,4位でフィニッシュしたメルセデスの2人だったが、レッドブルとは逆のパターンでギクシャクしていた。終盤までリードを保ち続けたのはハミルトンだったのだが、終盤に来てペースを上げられなくなってしまう。それは燃料の問題があり、ペースを上げると完走できなくなりそうだったからである。そこに速いペースで追い上げてきたロズベルグがハミルトンに完全に追いついてしまった。どちらに優先順位があるのかという部分では、先ほどのウェバーベッテルのようにこのチームでも明確なドライバー順位という物が決まっていないことに問題がある。対等の扱いならば、このままロズベルグがハミルトンをオーバーテイクすることが筋だっただろう。しかしここでチームが下したのはハミルトンを先行させるという物だった。これにはロズベルグも釈然としなかっただろう、メルセデスに所属して長いロズベルグを差し置き、今年加入したハミルトンを優先したことはロズベルグとしても面白くないことだっただろう。わずかな周回ならばまだよいものの、6周ほど不可解なペースで走行する両者に疑念の声は消えなかった。

開幕戦勝者のライコネンは天候に翻弄される形で、ペナルティも相まって10番手スタート、やはりウェットではペースが上がらないのかペレスやヒュルケンベルグに苦しめられ7位フィニッシュ、6番手がチームメイトのグロージャンだったため、6,7位フィニッシュとなり、開幕戦で稼いだポイントのおかげが何とかコンストラクターズでは2位キープ、思わぬ弱さを見せてしまったが、やはりドライでは強いということを改めて知らしめた。
そして私が気にかけているチームが一つ、それはマクラーレンだ。この二戦ほぼいいとこなしのこのチーム、F1屈指の強豪チームのはずが、見事に苦しんでいる。ペレスが苦しむのはまだわかるものの、バトンまでこの調子ではやはり車の弱さというものを感じずにはいられない。次回の上海グランプリでは大幅なアップグレードを行うと発表していたため、3戦目からは期待したいと思う。
逆に好調を感じさせるのはフェラーリだ。アロンソが速いのは当たり前として、昨シーズン終盤に感じさせたマッサの復活も見事進んでいるように感じられた。両者ともにしっかり完走させることができればコンストラクターズ3位は固そうである。ただ今シーズンはベッテルの連覇を阻んでほしいのが私の気持ちなので、アロンソやライコネンには特別の期待がかかる。
今シーズンも始まったばかり、これからどうなっていくのか楽しみである。
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テーマ : F1グランプリ
ジャンル : スポーツ

#46 キャラの雪崩「School Rumble」

タイトルで「ん?」と思った人もいるかもしれないが、なんてことはない、小林尽著の漫画「スクールランブル」のことである。一応正式表記は英語になるので英語にしてあるに過ぎない。この漫画はいわば典型的な学園ドタバタラブコメディなわけだが、なんというかマガジンを不良硬派漫画雑誌からオタク向けに舵を切りだした頃の漫画である。

本作は、同級生の烏丸大路に片思いするごく普通の女子高校生・塚本天満、その天満に片思いする不良高校生・播磨拳児、この2人の主人公が恋に悪戦苦闘するさまを中心として、多くのキャラクターが絡み合う高校生活を描いたラブコメディ漫画である。
この漫画やたらと登場人物が多い、そしてラブコメディであるはずなのだが登場人物の結ばれないこと山の如し、というのも大体の登場人物のベクトルが主人公2人に向いているためである。最初はヒロインである塚本天満が物語の中心だったのだが、播磨拳児と塚本天満の妹・八雲とツンデレ金髪ツインテールお嬢様の沢近愛理の播磨を頂点とした三角関係が人気を呼び、それ以降播磨を中心として話が展開されるようになった。

結ばれないこと山の如しと書いたが、それもそのはず
烏丸←塚本天満←播磨拳児←沢近&八雲
という方向に気持ちが向かっているため、誰かが結ばれないのは確実な図式なのである。しかしながら美人にモテまくる播磨は羨ましい限りであるが、基本的に鈍感なせいか一途なせいか全く振り返ることはない。最終的に沢近と八雲に決着はつかず・・・と言いたいところだが沢近の勝ちを思わせるシーンあり。つーか勝ちだな。

この漫画を追い切れた人はよほどの沢近八雲好きの人間だけじゃないだろうか。話は途中から割と無茶苦茶だったため途中で離脱した人も多かっただろう。私自身は沢近が好きだったので乗り切れたものの、これがもし沢近が負けで終わっていたら救われなさすぎるシーンが多く、読者としてはなんとか納得するものだった。もうちょっと普通のラブコメは描けないのだろうか、ぶっ飛んでいる展開さすがに多すぎたよ。

今更ながら他人におすすめできるのかと言われるとちょっと難しい、タイトルやちょこちょこパロディも盛り込まれていて個人的にコメディ要素も好きなのだが、そして登場キャラも多いがキャラも立っていて悪くない。準ヒロインの沢近愛理もド直球な金髪ツインテールツンデレながらうまく味付けされており、キャラクターの作り方は非常にうまいと言っていいだろう。そしてたまに見せるグッと引き込まれるシーン、これがあるために読むのをやめられなかった人も多い。
現在は連載が終了しているため、まとめて読むと案外すんなり読めるかもしれない、沢近のかわいさに悶えよう。

テーマ : 漫画の感想
ジャンル : アニメ・コミック

#45 ついにシーズン開幕!「F1オーストラリアGP決勝」

先日ついに今年のF1サーカスが開幕した。待ちに待った開幕、今年はレッドブルの連覇を阻むべく、さまざまなチームが課題に取り組んできた。
今シーズン開幕前の目玉と言えば、ドライバーの入れ替わりと言っていいだろう。マクラーレンからメルセデスへ移籍したハミルトン、ザウバーからマクラーレンに移籍したペレス、フォースインディアからザウバーに移籍したヒュルケンベルグ、フォースインディアに復帰したスーティルをはじめとして、新人ドライバーはザウバーのグティエレス、マルシャのチルトン、ウィリアムズのボッタスなどチームのメンツがガラリと変わった印象だ。
そしてシューマッハの二度目の引退、B・セナと小林可夢偉やペトロフの他カテゴリーへの移動、HRTチームの解散により昨シーズンのメンツは一気に減ったのである。

待ちに待ったオーストラリアGP、やはりフリー走行、予選での1ラップの速さという部分では今年もレッドブルが圧倒、それにくらいついていくようにメルセデスとフェラーリの二台、そしてロータスのライコネンが続いていくというのが予選までの結果だった、決勝のフロントローもレッドブルの二台が独占し、今年もレッドブルの1強なのかと感じさせた開幕戦だったが、波乱が待ち受けていたのである。

決勝結果
1 K.ライコネン(ロータス)       1:30:03.225
2 F.アロンソ(フェラーリ)        +12.4
3 S.ベッテル(レッドブル)        +22.3
4 F.マッサ(フェラーリ)         +33.5
5 L.ハミルトン(メルセデスAMG)      +45.5
6 M.ウェバー(レッドブル)        +46.8
7 A.スーティル(フォース・インディア)  +1:05.0
8 P.ディ・レスタ(フォース・インディア) +1:08.4
9 J.バトン(マクラーレン)        +1:21.6
10 R.グロジャン(ロータス)        +1:22.7
11 S.ペレス(マクラーレン)        +1:23.3
12 J-E.ベルニュ(トロ・ロッソ)      +1:23.8
13 E.グティエレス(ザウバー)       +1Lap
14 V.ボッタス(ウィリアムズ)       +1Lap
15 J.ビアンキ(マルシャ)         +1Lap
16 C.ピック(ケーターハム)        +2Laps
17 M.チルトン(マルシャ)         +2Laps
18 G.ヴァン・デル・ガルデ(ケーターハム) +2Laps
Ret D.リチャルド(トロ・ロッソ)     +19Laps
Ret N.ロズベルグ(メルセデスAMG)    +32Laps
Ret P.マルドナード(ウィリアムズ)    +34Laps
Ret N.ヒュルケンベルグ(ザウバー)    +58Laps


この通りの結果になった、なんと開幕戦を制したのはロータスのライコネン、ここにはラップタイム数しか書かれていないが、ピット回数は他チームより1回少なく収めている。ピット一回分の時間を丸々浮かせて、なおかつタイヤ劣化によるペース低下を極力抑えた結果が見事にこのタイム差に表れているのだ。
ピレリタイヤの劣化の速さに各チームが手を焼く中、見事にタイヤマネジメント能力を発揮したライコネンとロータスの車が、決勝での強さを見せたのである。タイヤマネジメントにおけるアドバンテージという物はすべてのサーキットでアドバンテージになるもの、今シーズン予選より決勝で強いロータスとライコネンの姿が見られそうだ。
ライコネンの走り以外にピックアップするポイントとなると、スーティルの走りだろうか、中段上位のフォース・インディアにおいてラップリーダーに一時的になったのは昨年の最終戦のインテルラゴスの申し子ヒュルケンベルグ以来、シーズン跨いで連続となったわけだが、最終的7位に落ち着くものの素晴らしい走りを披露していた、1年のブランクを感じさせないスーティルというドライバーの良さが出ていたように思う。ハード側でスタートした戦略も生きたのではないだろうか、ただ最後のソフトタイヤの劣化の速さに手を焼き順位を落としてしまったのはもったいない。今後のレースも期待できる。

この開幕戦で改めて「F1はファステストラップを競う物ではない」ということを認識した、1時間30分~2時間の間に約60周を周回する決勝レースはやはり戦略や単純な速さだけでは勝つことはできない、ライコネンのスピード狂だけではない見事なレースでの強さを改めて見せつけられたレースだったように思う。

テーマ : F1グランプリ
ジャンル : スポーツ

#44 ホームラン「日本対オランダ感想ざっくり」

ホームランに始まりホームランに終わる試合だった

16対4、なんと6ホーマー、サイクルホームラン達成

満塁で坂本に回ってきたときはもう打つしかねえだろって感じだったので、本当に打ってくれて最高でしたね

長打が出ないと嘆いていた日本代表も、この試合だけでなんと10本の長打が飛び出し、これまでの4試合はいったいなんだったんだと思わせる打撃の好調っぷりでしたね

今日の試合に限っては地味になってしまったものの、井端はしっかり好調をキープ。WBCでの打率0.667をキープし、さらに出塁率はさらに上がるというわけのわからない活躍を見せていた

おそらく最後の代打長野は監督から一本ヒット打ってこいというやさしさだったんだろうが、四球で歩いた長野の顔は暗いままだったように見える

もちろんのことながら先発全員安打、一気に上向き調子のままアメリカ行きを決め、2次リーグ1位決定戦に臨む

そして投手陣だったが、前田健太は期待に応える素晴らしいピッチングで5回9奪三振、今までの不調騒ぎはどこ吹く風の素晴らしい投球内容だったのではないだろうか

変わって出た内海も自責4になってしまったが、球自体は悪くなかったように見えた、ただいかんせんバレンティンというバッターの恐ろしさが垣間見えた瞬間だったように思える

続いて出た山口も昨シーズンのようなピリッとした投球がいまだできてないあたりが不安を感じさせる、続いてでた涌井もひやっとさせるシーンや球速もあまり出てなかったような・・・というところが一抹の不安を覚える部分だった

収穫でいえば左右のエース、田中と前田の二人の復活だろうか、決勝ラウンドからは相手のレベルも格段に上がる

気合を入れて戦っていってほしい

テーマ : WBC
ジャンル : スポーツ

#井端 井端「井端井端井端井端」

井端井端井端井端井端井端井端井端井端井端井端井端

#43 振り返る「第三回World Baseball Classic日本対キューバ感想」

前回に引き続いて今回は1次リーグBプールのチームに付いて詳しく紹介していこうと思う、すでに試合は終わってしまったが気にせず、今回本戦に参加したすべてのチームのことを知ってもらいたいというのが私の願いだ。
 しかしその前に先日行われた日本対キューバ戦を振り返りたいと思う。何の因果か私は日本人なので日本をもちろん応援していたわけだが、まず対戦結果を見てみよう。6-3で日本の敗北という結果だった。試合内容についてだが、お情けの3点という印象がぬぐえない最終回の攻撃でもあった。まずこの試合のオーダーと結果を振り返る

1長野 中 1三振 3四球 5三振 7右飛 9 遊安 盗塁1
2松井 二 1三振 3一邪 5代打
3井端 指 1一安 3三ゴ 5四球 8三振 9右安
4阿部 捕 1中飛 3右飛 5二ゴ 8左飛
5坂本 遊 2中飛 4三振 6投ゴ 8遊ゴ
6糸井 右 2中安 4遊ゴ 6四球 9中飛
7中田 左 2左安 4遊失 6右安 9四球
8稲葉 一 2左飛 4右安 6遊併 9代打
9松田 三 2三振 4三振 7遊ゴ 9代打

代打、守備交代
2鳥谷 二 5二飛 7一ゴ 9中犠
8角中 一 9四球
9本多 三 9四球
4相川 捕 9三振

投手
先発 大隣 3回0/3 被安打2 被本塁打1 失点1 奪三振1
2番 田中 2回0/3 被安打3 被本塁打0 失点1 奪三振6
3番 澤村 1回0/3 被安打2 被本塁打0 失点1 奪三振0
4番 森福 1回0/3 被安打0 被本塁打0 失点0 奪三振1 与死球1
5番 今村 1回0/3 被安打3 被本塁打1 失点3 奪三振2 与四球1

①攻撃面
 以上が日本チームの試合内容だ、これを書き起こすのも一苦労であるが、書き起こすことで見えてくるものもある。まず最初に良かった点を挙げていきたいと思う。まず一つ目は中田翔の好調っぷりが見てわかる。この試合に関しては出塁率10割、全打席で出塁を果たした。二安打一四球一失策と一つ相手に助けられてるが、安打もしっかり打っており、好調さをアピールしている。井端も安打二本と一つの四球と三回の出塁を果たしている、今大会はこの二人が好調を維持している、あとはこの試合では腰の不調を訴え出場しなかった内川を含めた3人はしっかりとヒットを打つ姿が見られている。打線の面でよかったと言えるのはここまで、たったこれだけだ。
この試合での安打四球失策合わせた日本の出塁回数は14回、決して少なくはなかったのだが、いかんせんホームが遠かった。その原因を紐解くと、この試合で4番と5番を務めた阿部と坂本は無安打どころか四球一つなく、打順にふさわしいだけの結果は微塵も残せていなかった。こればかりはひどいと言わざるを得ない。やはり中軸が機能していない以上得点能力は期待できないだろう。そして何度も訪れたチャンスでことごとく結果が出なかった松田も厳しい目で見ざるを得ない。
私が前編で上げていた坂本を下すというオーダーは正しかったかもしれない、そして5番に中田を据えるという打線もだ。オーダーとして完全に合致していたのは長野の起用法だったが、ダメ元だったのは監督も一緒のようで、あんな内野安打で復活と言われても全く信じられないのが現状だ。私の組んだオーダーが目指したのは「超攻撃的かつ調子を重視したもの」だったつもりなのでもう少し面白い野球を見せてくれたんじゃないかなと考える、内川が不在なのは仕方ないが、もはや4番には犠牲フライを期待するのがせいぜいの今の状況では1番長野の不調は追い打ちをかけている悲劇的状況だ。
そしてこの試合でワーストのシーンは6回の稲葉のゲッツーだ。絶対にゲッツーだけは避けなければいけない場面、40歳の稲葉に期待しているところはこういったシーンで最悪の事態を避けるベテランの能力だったはず。注文通りにショートにゴロを打つ姿は見たくなかった。何より強打のポジションである一塁を40歳に任せないといけないあたり日本代表の限界が垣間見える選出なのだ。
最終回こそ3点取ったものの、ほぼ相手の自滅と言っていい得点の仕方であり、あのようなコントロールが全く定まらないピッチャーを出すなんてキューバ監督には完全に舐められた最後だった。
出塁果たしているのに、スモールベースボールお得意の盗塁も長野の一つだけとさびしいものがあった、出塁しているのが普段走らない選手ばかりなのが問題の一つではあるが、少なくとも大島か聖澤のどちらかは残しておくべきだったように思う、センターの代わりとしてもだ。采配で一番驚いたのは代打本多のシーンだっただろうか、代走とおもいきやまさかの代打で見ているこっちが驚いたシーンだった。
長打一つでない日本代表の攻撃は見事なまでにスモールベースボールを貫いていて、外野に球を飛ばすことすらできないスモールさと、盗塁を仕掛けられない精神的スモールさを兼ね備えた見事なスモールっぷりである。失敗しようがお構いなく両方をやってのける内川の存在はかなり重要と言える。次の台湾戦の相手先発は王建民、はたして外野に何球球が飛ぶのだろうか、そこを見ていきたいと思う。

②投手陣
 この試合、6失点を犯した日本代表投手陣であったが、先発大隣はそれなりだったし、二番手の田中も点を取られてから別人のようになり、驚異の2回6奪三振である。澤村は・・・うんなんていうかコメントに困る内容、森福は死球を出したがしっかり押さえた。
今村はご愁傷様と言ったところだろうか。何がダメだったのかと言えば、キューバ代表のパワーをなめていたというところだろうか、以前親善試合では日本の統一球を使っての超ロースコアゲームを何とか制した日本だったが、ヒット自体はかなり打たれていた。そして今回のWBC公式球は日本で使っている濡れたスポンジのような統一球ではないということと、彼らは外野フライがそのままフェンスを越えてしまうだけのパワーがあるということが忘れられていたのはないだろうかということ。
 2本目の今村が打たれた3ランというのはある意味必然で、野球を見ている人なら打った瞬間に外野フライでアウトと思ったはずだ。だがその打球がそのままホームランになってしまった。
今村のような良いストレートで勝負すると、ボールの下を叩きフライになることが多い、こういったフライアウトが多いタイプのピッチャーはキューバ戦にあてるべきではなかったのだ。相手は日本人ではない、規格外なのだ。そのためフォーク系を操るピッチャーが重宝される傾向にあるわけだ、今回でいえば田中が真っ先に名前が上がる、あとは能見もだろうか、前回大会影のMVPと言われた岩隈も、一応MVPの松坂も落ちる球を使っていた。一打で得点が発生するホームランは短期決戦では効果的すぎるため、なんとしても避けなければならないのだ。やはりこういうところでは前田や摂津のような変化球で勝負できるピッチャーが生きてくるはず、早く投手陣が復調してくれることを祈る。

③台湾戦の展開
 野手の質でいえば日本のほうがおそらく高い、投手も先発の王建民以外はどうなるかわからない、王建民を打ち崩せるとはなかなか考えにくいので、王建民が降りてからが勝負と踏んでいる。相手野手で要注意はもちろん日ハムで一番を打つ陽岱鋼だ、今大会でも調子は抜群、台湾チームでは前回大会の時のイチローのようにチームを引っ張っていく存在になっている。攻撃の起点は彼なので、彼を出塁させないことがかなり重要になるだろう。
スコアは予想できない、日本は点取れないだろうから台湾に何点取られるかになるが、果てさてどうなることやら。
 

テーマ : WBC
ジャンル : スポーツ

#42 ついに開幕「第三回World Baseball Classic前編」

ついにWBCが開幕した、世界28か国が参加して行われる野球世界最強国を決める世界大会もついに3回目を迎えた。第一回大会、第二回大会ともに日本の優勝で幕を閉じた本大会だったが、今回はそれに待ったをかけるべく多くの国が気合を入れてかかってきている。
スポーツ、特に野球の話題を多く取り扱っているこのブログにおいてWBCを扱わないわけにいかないので、3月6日午前5時時点での今後の大会の展開を見ていきたいと思う。
だがその前に、今大会では日本のみならず多くの国が参加しているが、現在試合が始まっているプールA、プールBのおさらいをざっとしていきたい。
まずプールAに付いて、ここに組み分けされているのは
日本
キューバ
中国
ブラジル
の4か国だ。
言わずと知れたWBC二連覇中の日本、世界ランキング一位のキューバはさておき、中国とブラジルの二つの国はいまだ野球が普及してから日が浅いながらも、何とかWBC予選を突破し、この一次ラウンドに駒を進めてきたチームだ。ちなみにWBCは前回大会で二次ラウンドに駒を進めたチームは翌大会で予選が免除される仕組みになっている。

各国チーム紹介
チームその① 中国
中国は海外から監督を招集し、チームの年齢をグッと引き下げた若返り策をとったことが功を奏したのか何とか予選を突破、チームの中心には第一回大会で上原からホームランを打ったベテラン捕手王偉が攻守の要として座っている。一応プロ野球が存在する中国ではあるが、レベルは日本やアメリカとは程遠いところにあるのが実情だ、このWBCをきっかけに国内でも野球人気が出るとうれしいのだが。
今大会の結果は1勝2敗、日本には善戦するも5-2で敗退、次のキューバ戦では今大会初の12-0での7回コールド負けと苦渋を飲んだ中国であったが、最終戦のブラジルとの試合では、相手のミスも絡み、8回に一挙5点を取り5-2で逆転勝ちを収めた。この一勝が次回大会にもたらすものは大きいはずだ。

チームその② ブラジル
ブラジルは今大会が初の本選出場となった。メジャーリーガーを4人抱えたパナマが予選を勝ち上がるとしていた下馬評を一気に覆し、2度パナマを破り予選を勝ち上がってきたのである。ブラジルチームの主軸を構成するのは日系人が多いため、見覚えがあるような名前がバックスクリーンに並ぶのは少し不思議な気持ちがする。キャプテンを務めるはヤクルトスワローズに所属するユウイチ選手、ほかにもヤクルト所属の選手が数名参加しており、日本代表には相川一人しか選出されていないヤクルトにとって、なぜかブラジル代表のほうがチーム内に多いという不思議な事態が起きている。
監督を務めているのはアメリカ野球殿堂入りも果たしているバリー・ラーキン監督だ、彼のプレイスタイルのようにスモールベースボール、そしてパンチ力ある打撃を標榜したスタイルの野球をブラジル代表に授けていった。その結果が実を結んでか先述したとおりパナマを下し見事本選への切符を勝ち取ったのだ。
そして肝心の本戦の結果であるが、初戦は日本戦、先制と逆転を果たすも最終的に日本に逆転され5-3で敗退、負けたものの日本代表を大いに苦しめた。そしてキューバ戦も4回まで両者4回までしまった試合だったが、5回の表に2失点すると6回にも3失点、その裏になんとか2点を返すもののそのまま5-2で敗退、この時点で2次ラウンド進出の可能性はなくなってしまい、失意のまま迎えた中国戦、2点を先制し迎えた8回に押し出し四球を含む5失点で逆転負け、1勝も挙げられずにブラジル代表のWBCは終わってしまった。ぜひ次回大会でも本戦まで勝ち上がり、勝利を手にしてほしい。

チームその③ キューバ
世界ランキング一位、そして第一回大会での決勝の相手、そしてオリンピックでは日本が全く歯が立たない相手、それがキューバだ。アマチュア球界ではまさに圧倒的であるその打力は今大会も健在。デスパイネ、グリエルといった主軸はまさに要注意、いつ福岡ドームの高いフェンスの向こうに放り込まれるかわからない。しかしキューバ代表は国外への流出が顕著であり、前大会で中軸を務めていたセスペデスや、170km投手チャップマンもアメリカへ亡命してしまい代表から外れてしまったことで総合力は低下してしまった。チャップマンの離脱によりストレートが速い投手は減り、技巧派寄りのピッチャーが多くなった。俗に言う動く球を多用したメジャー流の投球スタイルに対し、メジャーリーガー不在の日本代表はどうやって対応するのかが本日の試合の見どころである。WBCではなぜか対キューバ戦無敗の日本がどのように対応していくのだろうか。
 本大会では見事に予選2試合を勝ち、その打力を見せつけているキューバ、強いキューバは帰ってくるだろうか。

チームその④ 日本
 言わずもがなのわれらが日本代表だが、今大会は不安を抱えている部分が多い。代表監督に始まり、選手の選出方法、メジャーリーガー全員の参加辞退など見事に逆風が吹いている。投手選出に関して私自身不満はないものの、選出した投手がこれだけ調子が悪いとどうしようもない、この部分に関しては同情の余地がある。しかしながら昨シーズンの巨人のように、この日本代表ですら阿部のチームという売り出しかたをしているのは気がかりである。確かに前回大会、前々回大会と言い、王監督やイチローといった日本球史にのこる伝説の選手が看板を務めていたことで話題性や士気と言った部分も大いに増したものだが、残念ながら巨人の柱である阿部を据えてしまうと、日本代表という一体感を損ねてしまう部分がある。イチロー以上にキャプテンシーは持っているものの、イチローのような人を引き付けるスター性を持ち合わせていない阿部に日本代表の看板を背負わせるのは少し酷なように見える。今の日本代表にとってメジャーリーガーを欠くということは実力面でもそうだが、国内の盛り上がりに直結する大きな問題でもあったのだ。4番を打てる選手も阿部以外に適任はおらず、阿倍の調子の低下により糸井が務めていた。もとより糸井は高い出塁率を誇り、盗塁もできるバッター、個人的には123のどこかを任せたい、特に今大会の選手層なら2番において高い出塁率を生かした12番のどちらかが常に塁に出るいやらしいスモールベースボールを展開させてみたいと考えるのだが、こういう時に西武の中村や全盛期の松井秀喜が居ない日本球界の4番不足が露骨に出てしまっているのが問題だ。そして一塁手といった部分でも、40を迎えた稲葉しかいないこの状況は大いに問題がある。阿部を回すことも考えられる、このまま稲葉の調子が上がらなければ捕手相川一塁阿部も悪くない、相川は今大会バッティングの調子もよく、戦力低下にはならないのではないだろうかと考える。ともかく今大会も阿部に掛ける負担が大きすぎることが問題であると言える。
個人的オーダー
1長野 中 右
2糸井 右 左
3内川 左 右
4阿部 一 左
5中田 指 右
6井端 遊 右
7鳥谷 二 左
8相川 捕 右
9松田 三 右
正直誰を1番に置くのか、誰を5番に置くのか、坂本にどこを打たせるのかという部分で悩んだ結果調子を重視して思い切って中田を5番に据えて、坂本をおろし井端を起用、正直調子の上がらない長野以外を使いたいが、センター守備という面を考えると、普段レフトしか守らない内川角中中田がかぶってしまっているのが痛い。あの北京の悲劇を繰り返さないよう、本職以外の守備位置を推し進めるのは少し抵抗があるため長野は現状維持、昨シーズン長く務めた1番に戻してやることにした。若干右打者が多いが、ジグザグにやたらこだわりを見せる代表監督の思考が良くわからないのでそこは気にしない。とにかく長打が出ていないこの代表チームにはそろそろスカッとするような試合展開を望みたい。このキューバ戦、日本はどのように戦うのか、先発に大隣を選ぶサプライズはおどろいたが、昨シーズンの成績では十分左のエース格と言ってよい内容だった。ぜひ勝利を目指してもらいたいものだ。ロースコアになりそうだけど。

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