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#60 黄色か青かはたまた黒か「ドラゴンクエストⅤ」

今回取り上げるのは、1992年にエニックスより発売された「ドラゴンクエストⅤ~天空の花嫁~」だ。大人気RPGシリーズの5作目、シリーズ初のスーパーファミコンでの発売となった今作は、Ⅲにて一旦の完成を見たゲームシステムにどのように面白さを盛り込んでいくか、そしてSFCに舞台を移したことでどこまでのことができるのかに期待が集まった作品であった。
そしてこの「ドラクエⅤ」は、見事にその期待に応えたと言っていい素晴らしい作品となった。
ロト三部作として直接的に物語がつながっているドラクエⅠ,Ⅱ,Ⅲ、そして天空シリーズとして物語がつながっていると言われるⅣ、Ⅴ、Ⅵに大きく分けられる。7以降の作品は前後のつながりなくそれぞれで完結していると言われる。一部ではつながりを感じさせる描写もあるが基本的にはパラレル的な扱いになっている。
 Ⅴは天空シリーズに含まれ、時系列でいえば最後になる、いわばしめくくりの要素が強い作品である。456の順番で遊んでから、645の順番でもう一度遊んでいただきたい、つながりが深く見えてくる。

ストーリーでいえば、最も評価の高い作品と言っても過言ではない。親子3代にわたる壮大なストーリー、壮絶な主人公の人生、そしてプレイヤーに最大の選択を迫る結婚、このRPGには人生がある。ストーリーで追ってみると全体的に悲壮と言わざるを得ない、幼少期に父を目の前で殺され、奴隷として働き、結婚をして子供を授かったと思えば嫁を誘拐され、助けに乗り込んだら石像にされ10年間石として過ごし子供の成長を見ることもない。そして父が生涯をかけて探していた天空の勇者は自分の子供であった。そして母のとの魔界での再会、そして別れ。まさに波乱万丈人生、今までのRPGとは違った親子の愛という部分を描いているところがまさに新鮮であった。

 Ⅴで特徴的なシステムでいえば、先述したプレイヤーに決断を迫る結婚システムだ。少年時代一緒に冒険へ出掛けた幼馴染ビアンカと、サラボナの街で出会った令嬢フローラ、そしてリメイクで追加されたフローラの姉のデボラの3人の中から一人を選ばねばならない。この選択はプレイヤーの趣向がそのまま出るので、いまだにビアンカとフローラどっちがいいか論争は尽きない、シリーズ永遠の命題として語り草となっている。ちなみに私はビアンカ派である。理由としてはイベントがなんかエロいからである。そしてリメイクより追加された新キャラデボラであるが、このキャラを選ぶのは基本的にドラクエ5を何度も遊んでいて、なにか変化が欲しい人ばかりだろうが、このキャラ当初は見た目通りのめちゃくちゃなキャラではあるものの、後半になり子供ができてからはいきなり賢母っぷりを見始めるものだから面白い、選んだことがない人は遊んでみるといい。
 
そしてもう一つ新しい要素としてはモンスターを仲間にできるという部分である。1987年に発売された女神転生に遅れたものの、ゲームバランス自体がモンスターを仲間にすることを前提に作られているので、ゲーム進行にもかなり深い部分でかかわっている要素である。やはり今まで戦うのみであったモンスターが仲間になるという面白さ、意外なキャラが強かったりと、主人公が授かった不思議な力として、また主人公も特別な存在だということを印象付けられる要素だ。

 シリーズ屈指の名作、今ならDSでリメイクされているのでぜひ遊んでみていただきたい。
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テーマ : ゲーム
ジャンル : ゲーム

#59 世界を救うかくれんぼ「METAL GEAR SOLID」

「こちらスネーク、大佐聞こえるか?」

この無線から始まる作品は、「20世紀最高のシナリオ」と評されるほど世界的な人気を手にした。
その作品とは「METAL GEAR SOLID」、1998年9月3日にコナミからプレイステーション用ソフトとして発売されたタクティカル・エスピオナージ・アクション(戦略的諜報アクション)ゲームである。
日本では78万本、世界中で560万本売り上げたPSを代表するゲームであり、シリーズ累計で3240万本を売り上げる大ヒットシリーズになったきっかけの作品でもある。
記念すべきシリーズ第一作である「メタルギア」とその続編「メタルギア2」は、それぞれ1987年と1990年に発売されており、この時すでに「敵から身を隠して進む」というステルスゲームの根底的な要素が盛り込まれていたが、発売されていたハードがMSX2という家庭用コンピューターで発売されていたため、認知度というのはそこまで高いものではなかった。
そして転機が訪れたのは1994~95年にかけての第5世代ゲーム機戦争で市場に普及した32ビットゲーム機の登場である(プレイステーション・セガサターン・3DO・ジャガーなど)。これらのゲーム機はポリゴン描写を可能にし、隠れることをコンセプトとしているメタルギアシリーズと非常に相性が良かった。今までにない3次元的表現の建物、遮蔽物に潜むこと、映画的ムービーの表現など、これまでのメタルギアシリーズでは表現できなかった、よりリアルな現実世界の表現が可能になったのだ。そしてその広がった表現力はメタルギアソリッドのテーマを語る上では必要不可欠なものであった。
 
 それでは本作品の内容について言及していこう。

あらすじ
2005年、アラスカ半島・アリューシャン列島・フォックス諸島沖の孤島、シャドーモセス島に於いて、ハイテク特殊部隊「FOXHOUND」とその傘下の次世代特殊部隊が突如として蜂起、同島の核兵器廃棄所を占拠した。彼等は「ビッグボスの息子達」を名乗り、米政府に対して10億ドルとビッグボスの遺体の引き渡しを要求。それが24時間以内に受け入れられない場合、シャドーモセスの核兵器を発射すると通告した。

政府は、元FOXHOUND司令官ロイ・キャンベル退役大佐をこの鎮圧作戦の司令官として招集。それに従い、キャンベルは元FOXHOUND隊員「ソリッド・スネーク」を呼び戻した。スネークに依頼された任務は二つ。核兵器廃棄所に単身潜入し、人質として囚われたDARPA(国防省付属機関先進研究局)局長のドナルド・アンダーソンとアームズ・テック社社長のケネス・ベイカーの2名を救出すること。そして、テロリストの核発射能力の有無を調査し、事実ならばそれを阻止し、テロリストの武装解除をすること。伝えられた任務内容にきな臭いものを感じつつも、スネークは渋々任務を承諾する。アラスカ上空では強烈なブリザードが吹き荒れる為、パラシュートでの降下は不可能。オハイオ級原子力潜水艦で廃棄所付近まで接近した後、小型潜水艇(SDV)を射出。島に最接近した所で潜水艇を破棄、後は泳ぎで島に上陸し、単独でのスニーキング・ミッション(潜入任務)を開始する。                             Wikipediaより


キャラ設定やシナリオや時代背景に関しては、前作までの「メタルギアシリーズ」をそのまま引き継いだ形で使われている。プレイステーションで初めてシリーズに触れた人も多いだろうが、「METAL GEAR SOLID」では今回以前の物語にはあまり言及はされていない。一部登場キャラを除けば、今作から初めた人でも無理なくゲームを楽しむことができる内容になっている。
何より新鮮だったのはこのゲームのテーマにある、遺伝子と核をテーマにした作品なんてものはいまだかつてなかった。なぜなら「ゲーム=楽しむもの」という基本的な構造から逸脱しかねない非常に重いテーマだからだ。
この作品の成功した理由の一つとして、この重いテーマを映画的な盛り上げ方で見せることにより、プレイヤーをシナリオに引き込んだことが挙げられるだろう。二転三転する展開、次々と知らされる事実、まさに映画に入り込んだような楽しさがある。
もちろんゲームとしての面白さももちろんある。敵に見つからないように進むという緊張感、個性的な敵、あり得ないような兵器との対決、バリエーション豊かな武器、細やかなネタ要素、どれをとっても新鮮なものであった。
今なおシリーズ最高傑作と呼ばれることも多いこの作品は、その衝撃的な登場とともにいまだにリメイクの要望が高い作品である。
今現在PSvitaのアーカイブスで発売されている。いまだに遊んだことのない方はぜひ一度触れてみていただきたい。

追伸
内容に踏み込んだことを書いてないと怒られるかもしれないが、踏み込んだことはあまり書きたくないのである。もしまだ遊んだことがない人がいたとしたらという部分と、このゲームを書き尽くすにはあまりにも書く要素が多すぎるからだ。

テーマ : レビュー・感想
ジャンル : ゲーム

#58 「神」の片鱗に触れる「ブラックジャック創作㊙話」

今回取り上げたいのは秋田書店発行、原作:宮崎克、画:吉本浩二の「ブラックジャック創作㊙話」という漫画だ。
 ブラックジャックと言えば、言わずと知れた「漫画の神様」手塚治虫氏の傑作漫画だ。
主人公であるブラックジャックは、その卓越した医療技術と引き換えに患者に莫大な治療費を要求する悪名高き「モグリ(無免許)」の医者。そのブラックジャックと患者との人間ドラマ、奇病を目の当たりにし、そして治療する姿など、今なお医療漫画の最高傑作と言っても過言ではない名作中の名作だ。
 そしてこの漫画にはブラックジャックという漫画が生まれたときに起きていた数々のドラマ、手塚治虫という人間がどれだけ情熱的であり、そして作品にこだわりを持っていたのか、そして誰よりも漫画を愛していたことが詰め込まれている。
漫画という文化を作り上げた手塚治虫という存在を、当時かかわっていたアシスタントや担当編集者の思い出話から作り上げられる話だが、とても現実とは思えないほどの異様なエピソードの中で、なお光を放つその探究心と情熱こそが氏を手塚治虫足らしめる要素なのだということが染みわたってくる。
この漫画は「○○究極研究!」と言った安っぽい、コミックスを読んでいれば誰もがわかるような書籍ではなく、名作が生み出されるに至る経緯、名作に振り回された人々、名作に命をささげた人々、間違いなくその時起きていた奇妙な現実を追いかける漫画なのだ。
 古い漫画に興味がない、手塚治虫って誰?作品ならまだしも制作過程なんて、という理由で読まないのはあまりにもったいない作品である。伝えようにも言葉が見つからない、とにかく一度読んでほしい漫画である。

テーマ : 漫画の感想
ジャンル : アニメ・コミック

番外編 統一球の功罪を考える

1.統一球騒動

 2013年6月11日、日本プロ野球機構(NPB)は日本プロ野球選手会との事務折衝で、統一球の仕様を変更していたことを認めた。NPBはこれまで統一球の仕様は変更していないと主張をしており、その主張が虚偽のものだったということが明らかになった。
 翌6月12日、NPBのコミッショナー加藤良三氏は説明会見を開き、使用球変更の発表を伏せた意図は「発表による混乱を避けるためだった。」、オープン戦まで変更前の球を使っていた件については「在庫を処分するためだった。」と説明、さらには「(球が変更されていたのは)昨日まで自分も知らなかった。」と説明。「不祥事を起こしたとは思っていない。」等、自身に責任がないという姿勢を崩さなかった。

 今シーズンは昨シーズンと比べ6割も本塁打が増えており、シーズン開幕から統一球の仕様の変更が疑われていた。しかしNPBが変更していないと主張している以上、追求はあまりされず、選手の技術力が上がったという前向きなとらえ方をせざるを得ない状況が続いていた。それがここにきての仕様変更の発表である。統一球の仕様を変更すべきであるという主張は昨シーズン中から大きくなってきていたこともあり、変更を行ったこと自体に問題があるのではなく、その事実を隠ぺいしていたことに問題がある。

2.そもそも統一球って何?何が問題なの?

 統一球とは、2011年シーズンより導入された全12球団が使用することを義務付けられたNPB公式球である。2009年に日本がWBC優勝を果たした頃より加藤良三コミッショナーが提唱し続けてきた概念で、国際球と国内での使用球との違和感をなくすため、そして各球団でバラバラだった使用球の統一を図るために導入されたボールである。
 統一球導入以前のプロ野球では、主催球団が使用するボールを決めることができた。これにより、広い球場でなおかつ投手力が売りのチームなら飛びにくいボールを、狭い球場で打力のあるチームなら飛びやすいボールを使う等、同じスポーツでありながら、主催側により趣が変わってしまうという状況が長年続いていた。
 国際球への対応力強化と、使用球の統一という導入のコンセプト自体は非常に意味のあるもので、今なお評価を受ける部分であるが、この統一球にはある重大な問題があった。
 それはあまりに打球が飛ばないことである。国際球に近づけるため反発力を抑え開発されたということだったのだが、メジャーリーグの公式球以上に飛ばないことも実証されており、海外のメディアから「濡れたスポンジを打っているよう」と表現されるに至るまで打球感が重いことが取りざたされていた。
 もちろんその結果は数字にも表れており、2010年のシーズンでは1605本のホームランが出たが、導入初年度の2011年シーズンはなんと939本にまで減少、翌2012年シーズンはより深刻な打低に陥り、開幕から4月25日まで全球団で123試合中38試合が完封試合という異常な投高打低を記録した上、この年のセリーグの本塁打王は規定未到達のバレンティン選手が31本で獲得し、2位は30本に満たない27本塁打の阿部選手になった。90年代中頃にも打低の時期はあったものの、セパともに驚異的な打低に陥ったこの年は際立って打者成績が悪い。もちろんそれに反して投手成績は近年まれにみる投高となり、6回3失点を先発の及第点とするQS(クオリティスタート)という概念がかすんでしまうまでに至った。
 そして問題に拍車をかけたのが、満を持して迎えた第三回WBCだった。WBCに向けて導入したはずの統一球だが、結局WBC球とは使用感が異なることが各選手から口々に伝えられ、何のために導入されたのかという声が相次いだ。
 
 これらの重度な投高打低状態を招いた統一球だったが、今回の変更騒動の中で新たな事実が判明した。反発係数を下限に近づけていた統一球だったが、2012シーズンではその規定値をさらに下回る球も含まれていたことが判明、この状況を正すため反発係数が下限を下回らないようミズノに指示を出した結果、2013年のボール変更につながった。
 つまるところ導入したNPBの想定以上に飛ばないボールが生まれてしまったことが今回の問題の根底にある物なのだ。

3.この騒動誰が悪い何が悪い?

 今回の騒動、問題点は「ボールを変更した事実を隠ぺいしていた」という部分である。今回の騒動、最大の被害者はもちろんプレーする選手である。統一球の導入によって大きく成績を落としたことで引退を余儀なくされた選手がいたとしても何ら不思議ではなく、さらには契約内容に出来高が含まれている選手などは自身の生活に直結している問題である。ファンとしても選手が統一球を克服したと感じていた部分を裏切られたような感覚をもった人がいるかもしれない。ただ最初から統一球の仕様の変更を公表していたところで、どんな成績を残そうが疑問を持たれたり、ボールが変わったから打てるんだという印象をもたれることを考えれば、ある意味選手を守るためという部分もあったのではないかとも推察する。
 ただ主張させていただきたいのは、現在のペースでホームランが出続けても10年シーズンより3~400本少ない計算になる。非常にバランスのとれたボールであるという部分。異常なまでに打者不利の状況が2年続いたため、現在の成績に違和感を感じる人も多いが、「飛ぶボール」ではなく「普通のボール」になっただけであるということは声を大にして伝えたい。

 どう考えても責任はNPBにあり、ボールに自身の名前を入れているコミッショナーが知らないわけがないので、責任を取って辞任していただきたいが、本人は全くそのつもりはないようで、今回の出来事を「不祥事ではない」と言い切っている以上この願いも無駄だろう。
私自身はボールの仕様変更自体は歓迎だ、おかげで今シーズンは劇的な展開も増え楽しませてもらっている。しかし説明はやはり必要だった。誰の目から見ても明らかだった変更、やっぱりかという気持ち、ファンも選手も全然驚いてないだろう。

「普通のボール」で行われる野球を楽しもうじゃないか。

テーマ : プロ野球
ジャンル : スポーツ

#57 何が変わったか「日本生命セパ交流戦を振り返る・セ編」

 先週パ編について書かせてもらった。そこから一週間経過しどのように状況が変わったのか見てみよう。
6月3日~6月9日の結果、パ15勝・セ14勝1分け
今週は踏ん張ったセリーグ、ほぼ5分の結果で終えた。この週は劇的なサヨナラ勝ちが多かったように思う、特に阪神と巨人。阪神は今週行われた5試合中3試合でサヨナラ勝ち、今日は藤浪の甲子園不敗伝説を守るマートンの逆転サヨナラ2ランホームランで試合を決定づけた。マートンは3日前の試合でもサヨナラホームランを放っており、驚異的に勝負強い今シーズンのマートンを象徴するかのようなバッティングである。
そして巨人、6月5日の試合はある男が「復活」した、小笠原道大である。統一球が導入された2011年シーズン、2000本安打を達成した小笠原だったがそのシーズン成績は不本意なものだったに違いない。そして翌2012年シーズンは打率1割台、ルーキーイヤー以来となるシーズン無本塁打とプロ生活のドン底を味わってしまった。しかしこの日その小笠原道大が劇的なサヨナラ3ランを放ったのだ。彼の復活に喜んだファンは多いだろう。
ではほかの球団はどうだろう、セリーグが今週上げた14勝のうち、8勝が巨人と阪神によるものである。残りの7勝は4球団で分け合っているわけだが、全敗のDeNA、1勝のヤクルト、3勝の中日と広島と見事リーグ最下位と5位に落ち込んだ2チームの負けっぷりがひどい。私自身横浜ファンではあるが、見ていて目を覆いたくなるような試合ばかりである。
毎年のように交流戦で大敗を喫すヤクルトDeNAの2チーム、DeNAが弱いのはまあ相変わらずとはいえ、なぜかヤクルトは2009年に2位になったもののそれ以外の年はあまりぱっとしない成績なのだ。具体的に2007年から8、9、2、11、6、12位と推移してきている。もちろんセリーグの球団は軒並み平均順位が低いが、(ちなみにいまだにパのチームは交流戦最下位になったことはない、広島、横浜、ヤクルトの3チームのみである。それぞれ2回、3回、1回の最下位である。)ヤクルトもその例にはもれず、この時期に大型連敗を喫することも珍しくはない。
まさにセリーグにとっては鬼門となっている交流戦だが、なぜこれだけ極端に差が出てしまうのだろうか。
ルール上はもちろんどちらに有利ということはないだろう、セのルールで2試合、パのルールで2試合の試合を行うわけだから。だから単純に実力の問題ということになるのだが、その実力差という物も同じプロ同士のうえ、同じ条件下のもとドラフトを行っている以上、変に戦力が偏るというのもおかしな話である(一部チームを除く)。思い切ったバッティングをするパのチームに引っ張られると良くテレビなどでは言われているが、じゃあ慎重なセリーグ野球のペースに付き合わせことはできないのか。おそらくDHという超攻撃的要素が攻守にわたり実力の底上げに役立っているのだろう、そう思えてならない。
本日のゲームで阪神の交流戦順位が上がり巨人と阪神が5位6位に食い込んだ、しかし一時期1~6位までパ、7~12位までがセという2010年以来の絶望的な順位表が展開されていたことを考えると、セの1位2位がこの位置というのは残念ではあるが何とか頑張っているという印象だ。しかし今シーズンは比較的混戦の様相を展開しているため、まだまだ逆転優勝の目は十分にある。残り4、5試合、1位から5位までのゲーム差はわずか2、まだ何があるかわからない。今年はどこが優勝するだろうか、そしてレギュラーシーズンの行方は、まだまだ楽しみである。

テーマ : プロ野球
ジャンル : スポーツ

#56 やはりこうなるのか「日本生命セパ交流戦を振り返る・パ編」

 もうすっかり定着した日本生命セパ交流戦だが、今年もすでに15戦を消化し折り返しを迎えた。この時点での順位表だが、なんと悲しいことか1~6まではほとんどパリーグが占めている状況。このあまりにも悲しい順位表を見ればわかるとおり、セリーグもパリーグも順位争いが起きにくい状況になっている。
前評判通り開幕から首位をひた走っていた巨人がなんと6月2日、阪神に首位をとってかわられる事態が発生。阪神は去年の4月ぶりの首位にたった。交流戦でのチーム状況が明らかに阪神の方が良かったこともあり、ずるずると負けを重ねている巨人以下5つのセリーグのチームはなんとも情けない試合を展開している。

まずパリーグから見てみよう、
一位はロッテ、交流戦前から調子を上げており、5月はなんと13勝5敗と大きく勝ち越し、交流戦でも好調を維持している。安定した投手陣と、好調な若手にベテランと素晴らしいチーム状態。文句のつけようのない強いチームの様相を呈している。最近の好調のカギは、ここ二年調子を落としていた今江の復活。4番に今江を据えて以降、その勝負強いバッティングでチームの窮地を救っている。
2位は西武、4月は巨人と同じく首位をひた走っていた西武だが、5月はやや失速。しかしながらしっかり踏ん張って2位を維持している。西武の今年の底力を支えているのは強力な先発陣だ。WBCでも活躍をした牧田、現時点の最優秀防御率投手菊池、今シーズン飛躍を果たしている十亀、実績十分の岸、今シーズンから先発復帰の涌井、と先発投手陣が大崩れしにくいところが大きい。今シーズンから加入したサファテの活躍もあり、8回まで安定した試合運びが果たせるようになったことは大きい。打線も若手が芽を出し始め、中島や中村を欠いた今シーズンも大きな戦力低下が起きていないのはさすがのチーム力と言えよう。
3位は楽天、このチームが助っ人外国人を当てるとどうなるかということが今シーズンやっとわかった。チームが出来てから8年、ドラフトでは投手を重視して獲得してきた楽天だったが、それに引き替え打力を若干軽視してきた印象はぬぐえない。チーム設立当初は山崎武がホームラン王を獲得するなどけん引してきたが、山崎が成績を落として移籍して以降一発長打のあるバッターがいなくなっていた。そこは外国人選手で補いたいところだが、楽天はこれまであまり良い外国人を引き当てることはできなかった。しかし今年は違う。今年よりチームにやってきたマギーとアンドリュージョーンズの2名が見事な活躍を果たしているが、その反面売りだった投手の調子が悪いことが悔やまれる。
4位につけるのはソフトバンク、パの強豪と言えばこのチームだが、今年は苦戦を強いられている。4月は投打がかみ合わない展開が続いていた。まさにこうとしか説明不能の事態なのだが、現在は調子を取り戻した打線と、大隣寺原など離脱者が多い先発陣、はたして投手陣が踏ん張れるか。
5位はオリックス、前評判は高いもののなぜか順位を落としてしまう不思議なチームだが、今シーズンもその傾向は変わらない様子。しかし交流戦では調子がいい、しかし調子が良くてもパリーグが勝ち続けているから順位が上がらない。一番かわいそうなチームかもしれない。悲運のエース金子千尋が引っ張るこのチーム、交流戦明けにどうなるか、楽しみにしたい。
6位は昨シーズンリーグ覇者の日本ハム、どうしてこうなってしまったのか、理由は一目瞭然、先発投手陣の弱体化だ。昨シーズン獅子奮迅の活躍だった吉川と木佐貫以外の先発が非常に安定しない。今日の試合も武田勝がまさかの大量失点、試合を壊してしまった。せっかく本塁打王を二人抱え、二刀流の大谷の活躍にもスポットがあたる今、このチーム状況の悪化は厳しいものがある。2000年代の日ハムをほうふつとさせるような、ダルビッシュがいたころに若手を育てられなかったことがツケとして回ってきているのだろうか。

やはり今年も「実力のパ」ということだろうか、後半戦を楽しみにしたい。

テーマ : プロ野球
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Author:ppsnuwa
趣味に生きたい社会人
野球とF1とゲームと漫画をこよなく愛す
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