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#68 大ニュース続々「一週間の野球界を振り返る」

先週(8月18日)から今日にかけての1週間、野球界では重大ニュースが相次いだ。あまりに取り上げたい内容が多すぎるため、駆け足にはなるが、丸ごと振り返っていきたいと思う

1. 第95回全国高校野球選手権大会閉幕
 
8月22日、夏の甲子園が終わった。今年の決勝は前橋育英(群馬)対延岡学園(宮崎)、前橋育英は初出場ながらエース高橋光成投手を中心に相手の得点を封じ込め決勝進出。延岡学園は宮崎県勢初の決勝進出、なんとエース不在の中、控え投手をやりくりし見事ここまで勝ち上がってきた。決勝も4回の表まで点が動かない展開、4回裏に延岡学園が3点を先制するも5回の表に前橋育英が同点に追いつき、7回に2本の安打で追加点を入れる。これが決勝点となり4対3で前橋育英高校の勝利、92年の大阪桐蔭高校以来の初出場初優勝校となった。監督とキャプテン、そして寮母という父母子鷹という世にも珍しい家族一丸で目指した悲願の日本一を見事達成した前橋育英。準優勝に終わったが、最終回の強硬策が観客をしびれさせた延岡学園の野球、とても素晴らしいものであった。
丸2週間に及んだ今大会、数々の名門、強豪たちが新興勢力に敗れる波乱に次ぐ波乱、まさに高校野球の新時代を感じさせるには十分な大会であった。今年の夏も終わるが、甲子園は終わらない。来年も楽しみにしたいものだ。

2. 東北楽天ゴールデンイーグルス田中将大、プロ野球記録の開幕18連勝、22連勝を達成
 
誰かこの男を止めてくれ、8月23日東北楽天ゴールデンイーグルスの田中将大選手が、自身の持つ開幕連勝記録を伸ばし18連勝、昨シーズンからの連勝記録を22勝にまでのばした。この日もロッテ相手に無失点ピッチング、ランナーを出すもののピンチになるとただでさえすさまじい投球にさらに磨きがかかる。エンジンが入った田中を打てるチームはいないと言い切ってもいいだろう。このままなら史上最多の4か月連続11回目の月間MVPはほぼ間違いない。首位を突き進む楽天の原動力、今シーズン楽天が優勝すれば間違いなくシーズンMVPと沢村賞は彼の手中に収まるだろう。こうなればシーズン無敗を達成してもらいたいものだ。

3.ニューヨークヤンキースイチロー、日米通算4000本安打達成

 8月21日、トロントブルージェイズ戦でニューヨークヤンキースのイチロー選手が日米通算4000本目の安打を放った。通算4000本はメジャーでもキャリア通算打率.366他いくつものメジャー記録を保持する「球聖」タイ・カッブの4,189安打とそのカッブの安打数を上回る通算4,256安打と最多出場試合3,562試合のメジャー記録を持つピート・ローズの2名しか達成していない大記録。メジャーのみではなく日米通算というところにアメリカ国内では評価が分かれているが、少なくとも私たち日本人は誇りに思おうじゃないか。おそらく今後4000本もヒットを積み重ねられる人間は現れないだろう。この記録の価値は非常に大きなものである。100年に一人のスーパースターを今目の当たりにすることができる私たちは本当に幸せであると言わざるを得ない。イチロー選手にはメジャー通算3000本安打も残すところ約280本、こちらの記録達成も期待されている。こちらを達成すれば米球界の野球殿堂入りがほぼ確実になるまさに大きな節目、稀代の安打製造機にはぜひ達成してもらいたい数字である。今年40を迎えるイチローにさらなる期待をというのもおかしい話かもしれないが、本人が目指す50歳現役の言葉を聞けばファンとしては期待し続けたいものだ。

4.ヤクルトスワローズ宮本慎也、今シーズン限りの引退を発表
 
昨シーズン終了時から、来シーズン限りでの引退を公言していた東京ヤクルトスワローズの宮本慎也選手が公式に引退を発表した。決して目立つ華やかな選手ではなかっただろう。野球に興味のある人以外が知っているような選手ではない、実際にアテネオリンピックで主将に選ばれた際には「この人誰?」となった人も少なからずいただろう。当時の私もご多分に漏れずその中の一人であった。この選手を一言で表せば「守備職人」この一言に尽きるだろう、ゴールデングラブ賞を通算10回、遊撃三塁の2つのポジションで獲得している。高校時代から守備で出場機会を生み出してきた、大学、社会人を経てのプロ野球への入団というプロまでの道のりは長かったが、昨年通算2000本安打を達成。通算400犠打と世界記録であるシーズン67犠打の記録を持つ宮本が2000本安打を達成したことは、ただの守備の人ではないことも十分に物語っている数字だ。おそらく400犠打を記録しながら2000本安打を達成できる選手は今後現れることはないだろう。
とにもかくにも信頼を多く集めた選手であった、アテネ、北京という二大会連続でオリンピックの主将に選ばれたことはもちろんプロ野球選手会の会長もこなし、現在は選手兼コーチという役割をこなしている。
彼の引退はまさにヤクルトにとっての転換期を意味するだろう、野村監督が率いた90年代の黄金期、01年のシーズン優勝を経験している選手としてはチーム内では最後の人間になる。(他チームでは当時ヤクルトに所属していた現横浜DeNAの藤井秀悟がいる)2011年シーズン、5月から首位を走っていたチームが9月に失速し中日に逆転された際には大きく責任を感じていた姿もあった。ヤクルト一筋のいぶし銀がいなくなることは球界にとってもさびしい限りである。

これだけの事件が立て続けに起こった今週1週間はまさに野球の1週間だった。素晴らしい記録があれば、悲しい引退のニュースもあり、「それでも野球は続いていく」という言葉通り、普遍的なものとしてプロ野球は続いていくものなのだと実感する、そんな一週間であった。
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テーマ : 野球全般
ジャンル : スポーツ

#67 いよいよ佳境、予想外の連続「第95回全国高校野球選手権大会」

今回は前回の最後に触れた全国高校野球選手権大会、通称「夏の甲子園」を取り上げたいと思う。普段ならば同じものを二回取り上げることはないのだが、今回は少し事情が違う。なぜなら今大会は波瀾に告ぐ波瀾により、優勝校はいったいどこになるのか全く分からなくなったのである。そして予想不能ということは裏を返せば今回ダークホースが数多く勝ち上がっているということ、今回の記事では今大会この先注目すべき高校などを紹介できればと思っている。

1. 怪物安楽の敗退に見る高校野球の進歩

 8月17日、第3回戦が4試合行われた。第一試合は優勝候補に挙げられているプロ注目右腕安楽智大率いる済美高校対菊池雄星、大谷翔平を輩出した花巻東高校の一戦。結果を言えば6対7で花巻東高校の勝利、初回花巻東高校が2点を先手し始まったこの試合、食らいつく済美は8回の裏に同点に追いつき試合は3-3で延長に突入する。ドラマは10回に起きた、花巻東が先頭打者から3連続出塁で一気に無死満塁のチャンスを作る。そこから犠牲フライと長短打で4点を奪い3-7に点差を引き離す。そしてその裏の済美の攻撃、先頭バッターの林のヒットと次の宇佐川の四球で無死1,2塁の状況でバッターは安楽、見事な3ランホームランを放ち1点差に迫る。そして次のバッター太田は2ベースヒットを放ちなお無死2塁、しかし次のバッター光同寺の送りバット失敗により一死1塁に、そして最後はゲッツーで試合終了、2年生の怪物の夏は終わった。

誰もが期待した結果ではなかった。初戦の三重高校戦でも7失点、引き続いて花巻東高校戦でも7失点。プロ注目の最速157km右腕の登板内容としては物足りないと言わざると得ない失点数だ。ここに見るのはいかに高校野球、甲子園で勝ち抜くことが難しいかというところである。安楽は春の選抜での異様な投球数で話題になったが、高校野球界では1年の春から話題になっていた。つまり常々マークされる存在であったということ。これは名門校のエースである以上宿命であるが、やはりどの高校も対策は取ってくるもの、初戦の三重高校はしっかり対策を重ねてきたのか、安楽のストレートをことごとく弾き返していた。
元来高校野球においては、金属バットの使用が許可されているうえ、守備においてもエラーが出やすいこともあり、打者有利になりやすい。そのため好投手がいることで甲子園出場までこぎつけられるケースも少なくない。やはり投手という物は試合を直接左右するものであり、投手の出来=試合の出来と言っても過言ではない存在だ。一昔前なら優勝候補の強豪校以外が150km越えのストレートを打つなんてほぼあり得なかっただろう。しかし今回の安楽、昨年の大谷翔平等を見るにストレートが速いだけではもはや高校野球を勝ち上がることはできなくなっているのである。(大谷翔平は160kmのストレートを持っていたにも関わらず、県大会で敗れている。)
一つ切り取ってみても高校野球の進歩がみられる、三重高校には悪いが優勝候補には上がらない学校でも150kmのストレートを弾き返す時代、投手に求められる完成度は非常に高い。昔なら速いストレートだけでよかったかもしれないが、桐光学院の松井投手のスライダーのような、プロにも通用するような変化球の存在も求められるようになった。というより変化球がないと勝ち上がることすら難しいのが現状だ。しかもその桐光学園の松井も県大会で横浜高校から2本の本塁打を浴びて甲子園出場を逃していることを考えれば、本当に高校野球は進歩し、打者のレベルが上がっていることを再確認させられる。こうして競技のレベルが上がっていくと思うと感深いものもある。

2.王者のミス
 
続く第二試合は高知代表の名門明徳義塾対昨年春夏連覇を成し遂げた大阪桐蔭高校の対決だ。この試合には大阪桐蔭のOBであり、昨年の春夏優勝投手である阪神タイガースの藤浪晋太郎投手も観戦に訪れている中の試合であったが、大阪桐蔭が自滅に近い形で敗北を喫すことになる。初回大阪桐蔭は先頭打者ランニングホームランで先制をする。この時点では大阪桐蔭のペースになることは間違いないように思われていたが、試合はここでは終わらなかった。しかし2回の裏、1死2,3塁とチャンスを作った明徳義塾、ここで大阪桐蔭のキャッチャー森が牽制を悪送球し同点、そしてタイムリーを打たれこの回3失点、続く3回にも2点を失い5失点。このまま両チームとも得点が動かないまま5-1で明徳義塾が勝利、大阪桐蔭の夏連覇の夢は途切れた。
今大会大阪桐蔭に見られたミスは命取りになりかねないものばかりであった。牽制悪送球もそうだが、2回戦で見せたセカンドのエラーもそうだ。危うく逆転負けをしかねなかった致命的なエラーも合わせて、隙がなかった前年のような野球ができていなかったように思える。何より今年は藤浪がいなかったのが一番大きかっただろうが、これも高校野球、大阪桐蔭の選手だって人の子であるということにほかならない。

3.ついに出そろったベスト8、しかし・・・

ついにベスト8が出そろった、その面々を見てみよう

花巻東(岩手県)
明徳義塾(高知県)
鳴門(徳島県)
日大山形(山形県)
常総学院(茨城県)
延岡学園(宮崎県)
前橋育英(群馬県)
富山第一(富山県)

 率直な感想を述べてもよいだろうか、予想外とはまさにこのことである。明徳と常総以外が残っていることをだれが予想できただろうか。私自身済美と大阪桐蔭、そして横浜高校は残っているものだと思い込んでいたものだが、大方の予想を裏切りこのメンツが残ったのである。前情報を持っていたチームがいなくなり予想はもうできなくなってしまった、もうどこが優勝するかわからない、予想のしようがないのだ。
特筆すべき点は東北のチームが二つ残っているという点である。そしていまだ優勝経験のない県のチームも複数残っている。95回を迎える本大会もいまだ優勝経験のない県は多い、今回のべスト8に残っている高校の中でも、宮崎、岩手、山形、富山と4つの県がいまだに優勝経験がない、今回は初優勝も期待できる。
今回試合を見ている中で、少し実力が抜けているのが明徳だろうか、もう予想するだけ無駄だというのは重々理解した上での見解ではあるが、いったいどこが優勝するだろうか。

夏の甲子園も残すところあと3日、今年も劇的な試合が後いくつ見られるだろうか、アマチュアスポーツ最大のイベント、やはり目を離せない。

テーマ : 高校野球
ジャンル : スポーツ

#66 プロアマ問わず「スポーツの夏到来」

 8月も2週目に突入し、小学生の夏休みも半分終わった今日この頃、スポーツにおいても暑く熱い季節がやってくる。今回は2つの大会を取り上げたいと思う。
 
まずは世界陸上モスクワ大会、8月10日~8月19日まで開催される本大会。大会初日から日本人選手の出場試合は多い。まずは女子マラソンから種目がスタートした、女子マラソンは日本代表が3名参加、結果としては見事に福士加代子が3位に、木崎良子が4位入賞、さっそく日本勢初メダルを獲得した。そのほか予選では男子ハンマー投げで室伏広治が無事予選突破を果たしている。その一方で男子100m走では山形、桐生両名が残念ながら予選敗退、棒高跳びの澤野も残念ながら予選敗退、十種競技の右代も前半戦を終え20位代、男子10000mの宇賀地も15位で終了と少し日本人目線からすると残念な初日になってしまった。
しかしやはり世界陸上、日本国内とのレベルの違いを見せつけてくれる。十種競技国内敵なしの右代ですら歯が立たない、さすがの室伏も齢40を迎えようとする中、さすがに金メダルは厳しいだろう。こんな中で日本にメダルをもたらすのは誰だろうか、楽しみにしていきたい。
世界記録保持者が次々と登場する世界陸上、100m・200m走世界記録保持者のウサインボルトは難なく予選突破、アサファ・パウエルとタイソン・ゲイと相次いだドーピング問題をもろともせず、世界最速の男は難なくスタートを切った。決勝は日本時間で11日の深夜に行われる。
女子棒高跳び世界記録保持者のエレーナ・イシンバエワは母国開催の今大会で引退を示唆する発言をはじめとして、今まさに不調に陥っている中どれだけの結果を出せるか注目が集まっている。
世界陸上界の過渡期を迎えようとする今大会、ニューヒーローの登場に期待しよう。

そして二つ目は皆さんご存知の第95回全国高等学校野球選手権大会、通称夏の甲子園だ。今大会で95回を迎える本大会、日本国内のスポーツ大会においても屈指の歴史を持つ大会だが、この大会にはもう一つの側面がある。それは日本国内最大のアマチュアスポーツ大会であるということ。冬の高校サッカー、春の高校バレー、インターハイ、インターカレッジ、箱根駅伝など、注目を集めるアマチュアスポーツ大会は数多いが、その中でも春夏の甲子園は大会規模からスポンサー、大会中継の徹底ぶりなどずば抜けている。日本の夏の風物詩として、高校スポーツの代名詞としてすべての世代からも愛されている甲子園の季節が今年もやってきた。今大会はすでに春の甲子園の覇者、浦和学院が初戦で敗れるなどすでに波乱も見られ、初出場校はなんと10校にも上った。10校のうち3校は見事初戦を突破し甲子園初勝利を飾っている。
これで今年の注目は春準優勝を飾った済美高校に完全に移った、済美高校の157km右腕2年生エース安楽君は勝ちあがることはできるのか、そしてそれを止める高校は現れるのだろうか、その他注目校を上げるとするならば、昨年春夏連覇を成し遂げた覇者プロ注目選手森友哉率いる大阪桐蔭高、昨年秋の明治神宮大会を制した仙台育英といったところだろうか、東東京代表のサッカーの名門として知られる修徳高校も注目したい。8月11日から第二回戦に突入する夏の甲子園、今年も目が離せない。
 
 やはり夏はスポーツの季節、今回書かなかったが、今水泳会では世界水泳が終了した直後にも関わらずWカップが行われているし、アメリカでは全米ゴルフ選手権も行われている。夏休みも相まってスポーツにかじりつきたいものである。

テーマ : 高校野球
ジャンル : スポーツ

#65 「よろしく」される理由「ブラックジャック」

世の中には面白い漫画は五万とある、人によって何が面白いのかはもちろん千差万別、それぞれが「一番好きな漫画」というものを持っているだろう。そんな漫画の世界において、「神様」と呼ばれた人がいる。皆様もきっとご存じであろう手塚治虫その人だ。

手塚治虫が神様と呼ばれる所以は数多い、生涯で残した原稿は10万ページにも上る。物語的なコマ割り、演出を生み出したのも氏の功績だと言われる。そして初の国産テレビアニメを実現させたのも彼の作品である鉄腕アトムと、彼の設立した虫プロダクションである。日本のオタク産業の父と言ってもいい、そんな氏を神様と呼ぶことに何の疑問があろうか。

では神様と言われる彼の作品はいったいどんなものだろうか、もちろん誰もが知っているものばかりだ。たとえば鉄腕アトム、ジャングル大帝、リボンの騎士、三つ目がとおる、火の鳥、アドルフに告ぐ、まさに枚挙に暇がない。驚異的なのは代表作が初期から晩年にかけてまんべんなく存在しているというところにある。月産500ページと言われた驚異的な生産ペースにより生み出された作品数は他の漫画家を圧倒している。

そんな手塚治虫にも冬の時代があった。劇画漫画の人気の時代が訪れ、手塚の漫画が古いとみなされた60年代後半から70年代前半の時期はまさにどん底を味わった。そして「手塚の最後を看取る」という当時の少年チャンピオン編集長、壁村耐三の粋な心意気で全5回の連載で始まった漫画こそが手塚を復活させた。その漫画とは、漫画史に燦然と輝く傑作「ブラック・ジャック」である。

ブラック・ジャックは日本初の医療漫画と呼ばれる。医学を学んでいた手塚だからこそ描き得たテーマであり、少年漫画としては少し大人な、重いテーマを扱っている漫画だ。
手塚曰く「ブラック・ジャックは医療技術の紹介のために描いたのではなく、医師は患者に延命治療を行なうことが使命なのか、患者を延命させることでその患者を幸福にできるのか、などという医師のジレンマを描いた」と著書『ガラスの地球を救え』内で語っている。

内容としては天才無免許医ブラック・ジャックの活躍を描く、基本的に一話読み切りで描かれるこの漫画だが、もちろんフィクション的な側面も多く持ち、宇宙人を治療したり、超能力者が登場するなど超常的なものも扱っている。少し勧善懲悪的な趣もあるが、基本的に主人公ブラック・ジャックの信念と、人を救うことへの葛藤が描かれている。

この漫画はその精神性やテーマから、学校の図書室などにも置かれることが多く、2000年代にはアニメ化もされた。1973年に発行された漫画であるにも関わらず、我々の年代にもある程度なじみがある漫画と言える。今年で40周年を迎える本作だが、改めて読んでみると驚きを隠せない部分がいくつもある。面白いということは大前提ではあるが、古さという物をあまり感じない。もちろん連載初期の絵柄が確立していない時期の作品は違和感を覚えるが、登場人物はいわゆる定番の手塚キャラであり、いかにわれわれ日本人にとって手塚治虫の描いたキャラクターが普遍的な存在として受け止められているかが良くわかるのだ。この作品を読むことで、「漫画の神様」という手塚治虫の評価が掛け値なしの本物であるということは当時を知らない人間でも納得がいくことだろう。

この期に及んで手塚治虫の漫画を集め始めた、漫画が好きなら結局ここへ戻ってくるものなのだと実感した。改めてお勧めしたい漫画である。

テーマ : 漫画の感想
ジャンル : アニメ・コミック

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Author:ppsnuwa
趣味に生きたい社会人
野球とF1とゲームと漫画をこよなく愛す
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