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#101 世界へ羽ばたく雑草魂「上原浩治」

今回はメジャーリーグで活躍するこの投手を取り上げたいと思う、メジャーリーグ・ボストン・レッドソックスに所属する上原浩治だ。
 日本時代は読売ジャイアンツに所属し、1999年にデビュー。新人で20勝と投手タイトルを総ナメにし、沢村賞を獲得、2000年代前半を代表するセリーグのエースだった。
 高校時代は控えの投手だった、1年の浪人を経験している、国際試合は無敗を誇る、当時国際試合151連勝中だったキューバの連勝を止める等、エピソードにとにかく事欠かない上原の野球人生だが、今回このコラムでは、メジャーリーグでの活躍に絞って取り上げたいと思う。
 プロ入りする際にはメジャー4球団からも声が掛かり、当時逆指名制度があったドラフトだったが、上原は巨人とエンゼルスで悩んだ末「メジャーでやるにはまだ自信がないから、日本を選んだ」と話し、巨人に入団した経緯がある。300勝投手ロジャー・クレメンスに憧れ、メジャー志向も強かった上原だが、巨人はポスティングでの移籍を認めず、海外FA権を取得するまで移籍はできなかった。念願のメジャー挑戦は2009年シーズン、ボルティモア・オリオールズに移籍し実現した。

 一年目はシーズン途中で故障、2勝4敗という不本意な成績に終わる。球団からの期待にも怪我という形でつぶしてしまい、リハビリのためにシーズン中の復帰は敵わず1年目を終える。
 二年目は故障明けと言うこともあり、5月にリリーフで復帰するが、すぐさままた肘の故障を起こしてしまうが、しかしここで転機が訪れる。6月末に故障から復帰した上原は敗戦処理に回されてしまう。しかし万全を期した上原には、どのような形でも出番さえあれば評価を取り戻せるだけの力があった。リリーフで好投を続けクローザーに選ばれ、シーズン途中ながら1勝2敗13セーブ6ホールド、防御率2.86という好成績を残す。このシーズン、55奪三振に対して5四球と、そのコントロールの素晴らしさを証明、投手の制球力を図る指標であるK/BB(奪三振/四球)は11.00を記録。翌シーズンも好調を維持し、防御率は1.72を記録、この年記録した36試合連続無四球試合はMLB歴代3位の記録だった。
 
 翌11年はシーズン途中にトレードでテキサス・レンジャーズに移籍。もともと綺麗なストレートを投げる上原は、被本塁打自体は多いピッチャーであり、空気が乾燥しているレンジャーズの本拠地アーリントンは特に本塁打が出やすい球場だったこともあり被本塁打の増加に拍車がかかる結果になった。移籍直後は適応に苦しんだ上原だったが、9月には調子を取り戻した。地区優勝を果たしたレンジャーズはリーグチャンピオンシップシリーズで戦ったデトロイトタイガースとのリーグ優勝決定戦で3戦連続被本塁打という不名誉なメジャー記録を作ってしまう。タイガースに勝ったレンジャーズだったが、ワールドシリーズでは上原はロースターから外され、登板は叶わなかった。翌12年シーズンも故障に泣き、登板数は37試合にとどまるものの、その好投っぷりは確実にメジャーでも注目を集めるものになっていた。

 そして13年シーズン、メジャー5年目を迎えた上原は3つ目の球団ボストンレッドソックスと契約。前年最下位に沈んだチームには、以前より上原の存在に目をつけていたジョン・ファレル監督が新たに就任し、ボストンマラソンのテロ事件を受けての団結により、快進撃を続けるレッドソックスの中心に上原はいた。投手陣の不安定さがネックだったレッドソックス。次々と故障と不調に見舞われる救援投手陣、ついにクローザーの役目が上原に回ってきた。6月の終わりごろからクローザーに座り、7月9日から9月17日まで無失点とつづけ、4勝1敗21セーブ13ホールド、防御率1.09、WHIP0.57を記録する。(※WHIPとは1イニングあたりに出したランナーの数を示す指標、上原のこの数字はメジャー救援投手史上歴代1位の記録である。)
 
 ポストシーズンに突入したレッドソックスは好調を維持、上原はサヨナラホームランを浴びるなど波乱もあったが、気持ちを切らさずアリーグを制覇。上原は優勝決定シリーズのMVPに選ばれる。救援投手での受賞はメジャー3人目という快挙だった。その後のワールドシリーズでも、牽制でのセーブを挙げるなど、シリーズ史上初の顛末や、ポストシーズンでの7セーブというメジャータイ記録、そして日本人初のワールドシリーズ胴上げ投手になるなど、最高のシーズンを送る。

14年シーズンも引き続きレッドソックスの抑えを務める。肩の張りを訴え周囲を心配させたものの、復帰登板で見事に3者連続三振に切って取り、今シーズンの活躍を感じさせた。

 上原のメジャーでの活躍をおさらいしたわけだが、「メジャー歴代」や「メジャー記録」という言葉が何個か出てきたことに気付いた人も多いだろう。日本ではイマイチ伝えられていないが、上原の投球の凄さを少しでも伝えられれば幸いである。
 上原の最も優れている部分は何よりそのコントロールの良さである。上原のコントロールの良さを示す数字はいくつもあるが、日本時代からそのコントロールの良さは評価されており、上記でも紹介したK/BBは生涯100イニング以上投げた投手の中で日本プロ野球歴代最高となる通算6.88(2位は川上憲伸の3.78、3位は遠藤一彦の3.32であり、上原の数値は突出している)を記録している。メジャーリーグでも2013年まで通算250イニング以上投げた投手の中で歴代最高の通算8.74を記録している。さらには日本での通算与四球率は1.20で、「精密機械」と呼ばれた北別府学の1.90、小山正明の1.80といった、往年の名投手たちの記録を大きく上回り、所属した球団の連続無四球試合数記録をほぼ全て更新している。とにかく四球を出さずに三振を奪うというクローザーとして理想的な能力を持っている。
 
 ではなぜ三振を奪えるのかという部分だが、クローザーと言えば大魔神佐々木のような豪速球と切れ味鋭い変化球が思い浮かぶと思うが、上原のストレートは140kmそこそこ。これはメジャー全体で見てもはっきり言って遅いストレートだが、上原はこのストレートでどんどんストライクを奪い、空振りも奪う。もちろんストレート一本で抑えられるほどメジャーは甘くない、ここで輝く変化球が「スプリット」である。昨年、24勝0敗という驚異的なシーズン記録を残した田中将大の決め球としても注目を集めたスプリットだが、この変化球一言でいえば「高速フォーク」、つまるところストレートに近いスピードで落ちる変化球のことを指す。野茂をはじめとして、佐々木や黒田等、メジャーで活躍する日本人投手共通の変化球と言っていいほど、非常に効果的とされている。
 
 上原の投球内容はストレートとスプリットの2種類がほとんどを占める。たまにカーブやカットボールも投げるが9割以上はこの2種類だ。さらに特筆すべきは上原は3種類のスプリットを投げ分ける。一つは空振りを取るための深く落ちるもの、もう一つはチェンジアップのように減速しながら浅く落ちる物、もう一つはシュート回転が加わりシンカーのように落ちる物。この3種類とストレートを組み合わせて相手バッターを翻弄する。このスプリットをほぼ完ぺきにコントロールできる上原だからこそ2球種で抑えられるのである。

試合を見ていて、これだけテンポよく相手を抑えていく投手はほかにはいない、日本が生んだ世界最高のクローザーの活躍を今年も見届けようじゃないか。
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テーマ : MLB
ジャンル : スポーツ

#100 本当の姿がここに「くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン」

久しぶりのラジオ記事で取り上げるは「くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン」だ。今や司会者として確固たる地位を築いた上田晋也と有田哲平のコンビであるくりぃむしちゅーが2005年から2008年まで火曜パーソナリティーをつとめたこの番組。深夜ラジオの代名詞であるオールナイトニッポンでは数多くの芸人がパーソナリティーを務め、その人気を集めてきた。普段のテレビでは見られないような一面や、面白さを見せてくれるのがラジオの魅力の一つだろう。そんななかで、私が好きだったパーソナリティーとしてくりぃむしちゅーを紹介したい。

 私たちのような20代前半の人間には「ボキャブラ天国」という番組についての記憶は薄い、俗に言う「ボキャブラ世代」という芸人には爆笑問題やネプチューン、そして当時海砂利水魚というコンビ名だったくりぃむしちゅーなどがネタでしのぎを削っていたが、ボキャブラの放送が終わり、漫才やコントをしているくりぃむしちゅーの姿は見られなくなっていた中、私が初めてくりぃむの二人を知ったのは、「ウンナンの気分は上々」という番組の中で、さまぁ~ずと改名を掛けた走り幅跳び場でのビーチバレーボール対決以来だ。この対決で敗れた海砂利水魚はくりぃむしちゅーに改名、ここから少しずつ人気を取り戻し始める。そんな中で上田のピン番組、「知ってる?24時」がニッポン放送でスタート。2年間のこの番組のパーソナリティーを務めた上田はそのまま滑り込むような形で2005年からオールナイトニッポンのパーソナリティーを務めることになる。

 くりぃむしちゅーと言えば支離滅裂なボケをする有田と、常識的、知的なイメージでツッコむ上田という二人の印象がほとんどだろう。もちろんこの二人のやり取りは定番の形であり、二人の面白さでもあるのだが、ラジオの中の二人はまた違った面白さを見せる。
今ではGoingなどで無茶振りを受ける上田の姿を見ることができるが、このラジオの中の上田はボケとしてのセンスも見せつける。まるでダウンタウンの二人が「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」の中で行うフリートークのような、あり得ない設定をなりきる上田のボケはこのラジオでしか聞くことができない上質なトークが行われる。その他数多くのコーナーがラジオの中で行われるが、聴取者層の中心が中高生になるオールナイトニッポンでは、芸人がパーソナリティーを務めると、必然的に下ネタ寄りになってしまいがちであるが、この番組も例にもれず下による展開は少なくない。しかしこれを諌めていく上田のツッコミと、絶妙なしつこさで仕掛けていく有田のコンビネーションはさすがと言える。
さらには二人のプライベートな話や、二人がコンビを組むきっかけになった高校時代の話、常識人に見える上田の実はぶっ飛んでいる面の話など、毎回爆笑必死の内容になっている。
全158回、今はいい時代になったもので某動画サイトなどにアップされている。お暇な人や夜寝る時のお供にいかがだろう、タイムリーさが少しなくなっているが今なお面白い、二人のトークレベルの高さがうかがえるはずだ。

テーマ : ラジオ
ジャンル : テレビ・ラジオ

#99 ついに開幕「プロ野球2014シーズン展望パ編」

今回は前回二引き続きパリーグの予想を書いていきたいところだが・・・
まず先週から今週までのプロ野球の現状を見たいと思う
1巨人
1広島
3阪神
4ヤクルト
5中日
6DeNA
9試合が終わって巨人広島が6勝2敗で同率一位、次いで阪神が4勝5敗で続き、ヤクルトが3勝4敗、中日が3勝6敗、DeNAが2勝5敗という順番だ。
1位同士は前評判通りしっかり勝っている。阪神も試合内容はさておき順位としては順当なのだが・・・
さて問題のDeNAだが、補強を行った先発陣は見事な仕事を果たしているものの、いかんせん先発が仕事をすると、中継ぎが大量失点するか打線の援護がないという見事なまでのかみ合いの悪さを発揮している。調子が悪いチームの典型的な悪い流れにはまっていると言えるだろう。頼れる主砲のブランコにもいまだ一発は無し、いい話と言えば正捕手に滑りこんだ黒羽根の打撃好調と久保、高橋尚成、モスコーソが結構仕事してくれそうというところ。先発陣は明るい話題が多いが、いかんせん中継ぎ陣の1回10失点等強烈すぎる中継ぎ投壊現象が絶望感を煽りだす。頼れる打撃陣も大量失点試合のみ働く状況で、勝ちにつながらない。とりあえず投打がかみ合いだすのを待とう、戦力的には悪くないはず・・・

そしてパリーグだ
先週の私の予想がこちら
1 ソフトバンク
2 楽天
3 ロッテ
4 日ハム
5 オリックス
6 西武

そして4月6日現在の順位がこちら
1オリックス
2楽天
2ソフトバンク
4日ハム
5ロッテ
6西武

と概ね外れてもいないような予想ではあるが、1チームものすごく頑張っているチームがある、そうオリックスだ。
私の予想では5位にしていたオリックスだが、なんと今現在1位。開幕戦の延長サヨナラ負けを見たときは、今シーズンも下位になるんだなぁと思ったものだった。しかしその後は投打がかみ合い、まさかの楽天と西武をスイープ。何が驚きというと、見事に6試合連続で2失点以下に抑え込んでいる投手陣の頑張りが光る。この好調を次のロッテ戦でも維持ができるのかがポイントだ。

それでは予想のおさらいに入りたいと思う
1位ソフトバンクは鉄板と予想。投打ともに圧倒的補強を行ったため、まず負けることはないんじゃないかと思っていたのだが、結構抑えられている試合が多い。開幕カードはロッテが気の毒になるになるくらい力の差を見せつけていたように見えた。クリーンアップの破壊力は文句なし、両リーグ首位打者の内川聖一、オリックスより移籍してきたイ・デホ、昨年首位打者を獲得した長谷川の345番をはじめとして、2011年には統一違反球ながら25本の本塁打を放った松田、昨年3割を残した中村などなど、対戦相手の気が遠くなるような嫌な打線である。そしてこれに日ハムからウルフ、阪神からスタンリッジ、中日から中田、中継ぎにはメジャー帰りの岡島と投手陣としても補強しすぎるほどの補強を実施。これで負けたらちょっとねと言われても仕方ない、まさに言い訳のできない補強とはこのことである。しかしこれだけ補強してもぬぐえない不安もある、自前の若手先発が育っていないという状況だ、大隣が離脱し、山田や武田、東浜、大場、岩崎等期待の人間はいるものの、いかんせんイマイチなのが現状、埋まりきっていない先発ローテが完成した時、本当の完成が見えてくるはず。

2位予想は楽天、田中将大とマギーが抜けた穴はあまりに大きいが、今年はそれを埋めるべく頑張る先発陣に期待だ。則本、塩見、美馬、松井、森、辛島と若い先発ローテだが、その分成長をすれば、12球団一のローテになるのも夢ではない。打の面においても若い選手が多い楽天だが、昨年の優勝を知り、どれだけチームが成長できるかが楽しみなポイントでもある。あとはユーキリスの加入も楽しみを加速させている。

3位はロッテ、このチームは意外性の塊だと思っている。なんか気が付けば勝ってるし気が付けば負けてる印象のチームだが、勢いに乗ったこのチームだけは恐ろしい。今シーズンはドラ1の石川が活躍の予感、4番の今江を怪我で欠いている状況は厳しいが、生きのいい新人も出てきたこともあり、今シーズンもAクラス入りできるのではと考える。

4位は日ハム、去年ほどの絶望感は見えないものの、相変わらず先発のもろさが見えているような気がする。昨年本塁打王のアブレイユは怪我で出遅れ、中田ミランダを軸に点の取り合いを挑んでいくことになるが、いかんせん吉川と武田勝が炎上しているこの状況では、相手を最低限に抑えることすら難しい、先発の補強が急務か。本格的に大谷のピッチャーとしての活躍を期待しなければならないかもしれない。

そして6位予想は西武ライオンズだ、名門、常勝球団と言われたのも今は昔。先発のコマがそろってはいるのだが、問題は打線にある。たった9試合を終えただけで数字を引き合いに出すのはいささか気が引けるが、チーム打率.197はちと厳しい、打高過ぎるセリーグは置いておいても2割切るのはさすがにやばい。中軸としても昨年ブレイクを果たした浅村と数少ない打撃好調の鬼﨑以外は残念ながらへっぽこ、監督が伊原に代わり、走れるチーム作りをすると言っても、DHに森本稀哲が出てくるのはやばいだろう。何よりチーム防御率2.87に抑えている投手陣に申し訳が立たない。主砲中村の復帰が遅れれば遅れるだけこのチームはピンチになる。いくら若手がどんどん出てくる西武と言えどさすがにピンチ、頑張れ西武。

とこんな感じだ、オリックスの頑張りは驚きだったが、ここからペナントレースなんていくらでも動くのだから、不調も波と割り切って楽しもうじゃないか、野球があるだけで楽しい、やっぱりペナントレース最高と言わずにいられない。

テーマ : プロ野球
ジャンル : スポーツ

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Author:ppsnuwa
趣味に生きたい社会人
野球とF1とゲームと漫画をこよなく愛す
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