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#128 ついに日本球界復帰「平成の怪物 松坂大輔」


 あの男が日本に帰ってくる。

 1998年夏、日本中の視線を集めた男がいた。当時若干17歳、メディアや周囲は彼のことを畏敬の念を込め「平成の怪物」と呼んだ。その男の名は松坂大輔、押しも押されぬ日本のエースだった男。

 1998年はまさしく横浜の年だった。38年ぶりにペナントレースを制し日本一になった横浜ベイスターズはもちろんのことだが、野球の街横浜の注目はもうひとつのものにも強く注がれていた。
 「横浜高校」・・・高校野球屈指の強豪校として名高い。桐光学園、横浜隼人、東海大相模、日大藤沢、慶應義塾、法政二と強豪校が揃い出場校も非常に多い、そんな中でも甲子園に出場できるのは1校のみという大阪と並ぶ全国屈指の激戦区神奈川県の中でも一際存在感を放つ学校だ。この年の横浜高校は松坂大輔を始め、小池正晃、後藤武敏、小山良男と後にプロ入りする選手が4人もいたという非常にハイレベルなチームであり、秋季予選、明治神宮大会優勝、春夏連覇、国体優勝と、彼らの世代になって年間公式戦無敗、公式戦44連勝という驚異の記録を持っている。
 ただでさえ異常なこの記録ではあるが、さらにその異常性を高めるのが松坂世代の存在である。メンバーを上げればキリがないが1980年から81年生まれは松坂世代と呼ばれ、総勢94名がプロ入りしている。その中でも村田修一や杉内俊哉、和田毅、藤川球児、新垣渚、館山昌平、小谷野栄一、永川勝浩、久保康友、久保田智之など多数のタイトルホルダーを排出したまさに黄金世代。この世代の選手たちをもってしても止めることができなかった、それほどまでに横浜高校は強かったのだ。

 その中心にいた男、松坂大輔はPL学園との延長17回250球の死闘、決勝戦ではノーヒットノーランを達成するなど、江川卓が「怪物」と呼ばれたことに対して、「平成の怪物」と呼ばれた。しかし松坂の主人公的な人生はまだ終わっていなかった。
 ドラフト1位で西武ライオンズに指名され、背番号18を授かる。初先発で8回2失点に抑え、155km/hのストレートの鮮烈デビュー、当時日本ハムファイターズに所属していた小笠原道大にホームランを浴びるほろ苦いシーンもあった。この年は16勝を上げ、高卒新人で最多勝とベストナイン、ゴールデングラブを獲得し、衝撃的な1年目であった。
 その後も00年01年と3年連続で最多勝を獲得、01年は240回という驚異的な投球回数も評価され沢村賞にも選出される。その後も欠かさず最多勝争いにくい込む姿はまさにエースといえよう。同時期の福岡ダイエーホークスの斉藤和巳との鬼気迫る投げ合いは今も語り草である。
 
 2007年にはポスティングシステムを利用してメジャーリーグへの挑戦を表明、日本円にして6年60億の契約でボストンレッドソックスへ移籍、舞台をアメリカへ移した。1年目には15勝、二年目には18勝を上げ、1年目にレッドソックスはワールドシリーズを制覇しワールドチャンピオンに輝く、メジャーにも松坂ありという姿を見せたものの3年目の2009年にはシーズン当初から不調続き、故障者リスト入りも経験し4勝6敗に終わる。この頃より故障と好不調を繰り返すようになり、成績は安定感を欠くようになる。
2011年には長年の酷使がたたってか、右肘の不調が顕著になり松坂はトミージョン手術(側副靱帯再建手術)を受ける決意をする。

※トミージョン手術とは
損傷した肘の靱帯を切除し、正常な腱を移植することにより患部の修復を図る手術、初めてこの手術を受けたトミー・ジョンという投手にちなんで名付けられた。

 1年間のリハビリを終え、メジャーのマウンドに帰ってきた松坂に誰もが期待した。しかしその結果は残酷なものであった。肘以外の故障も少なくなく、登板試合では4失点以上を何度も繰り返しこの年は40回を投げ防御率8.28と非常にまずい成績を残す。そのままシーズンを終え、レッドソックスからFAになる。
 一時期のインディアンス参加のマイナー契約を結ぶものの、その後ニューヨークメッツにメジャー契約で移籍、移籍当初は炎上が続いたものの、4試合目に7回1失点で勝利投手になると、その後2連勝でシーズンを終え、復活を予感させた。翌2014年もメッツでプレー、中継ぎ中心の起用と慣れないポジションながらも大崩れは起こさず3勝3敗1セーブでシーズンを終える。そしてこの冬、福岡ソフトバンクホークスに移籍を発表、9年ぶりに日本球界復帰することとなった。

 松坂と言えば最速156km/hを記録するストレートと、縦に落ちるスライダー、カットボールやカーブ、数種類のチェンジアップを操る。松坂のストレートは平均的なプロ野球選手よりもバックスピンの回転数が多いと言われ、俗に言うノビのあるストレートに分類される。このストレートとスライダーでバシバシ三振をとっていくスタイルだ。
 そして松坂を日本のエースと表現したのにも理由がある。それは国際試合でめっぽう強いことが理由に挙げられる。日米野球での1失点完投勝利に始まり、2006年、2009年のWBC(ワールドベースボールクラシック)で見事日本は2連覇したわけだが、松坂はこの2大会両方で大会MVPを獲得する活躍を見せている。松坂にならどんな相手でも任せられると言う安心感、まさに日本のエースだったのだ。

 そんな男が日本球界に帰ってくる。我々の世代はまさに松坂の活躍をみて育ってきた世代だ。その男が今の日本球界で活躍できるのかと言う一抹の不安も持ちながら、来シーズン背番号18を背負うだろう松坂の活躍がいまから楽しみで仕方ない。
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テーマ : プロ野球
ジャンル : スポーツ

#127 西君は謝って「ロビンソン・カノ-」

 日米野球が開幕し、日本代表の3勝1敗と24年ぶりの勝ち越しを決めた。その中でも印象が強い試合と言えば第3戦のMLBチームを日本代表が継投でノーヒットノーランに押さえ込んだ試合だろう。まさかの展開に驚きを隠せないが、その裏で悲しい出来事も一つ。
 2番手西勇輝がMLBチームの2塁手、ロビンソン・カノにデッドボールを与えてしまい負傷退場、診断結果は右足小指の骨折で全治一ヶ月の診断。残り試合には出場できなくなってしまった。今回の来日選手の中でも目玉中の目玉だったカノがこのような形で出場ができなくなってしまったのは非常に残念、なのでここで取り上げたいと思う。

ロビンソン・カノがどういう選手かというと、MLBの現役最高の2塁手呼び声が高い、今回同じく来日したアルテューべが2塁手でありながら、首位打者、最多安打、盗塁王を獲得しブレイクし話題になったが、カノーはその安定感のあるバッティングと、非常に強いリストから放たれる送球が持ち味だ。バッティングでは6年連続3割、MLB通算.310という高い打率と、安定して20本ホームランが打てる長打力。デビュー当初は苦手だった守備も今ではむしろ見せ場といっていいだろう。そのまるでやる気のないようなフィールディングから信じられないような矢のような送球、そのプレーは一見の価値がある。

実は日本とも縁がある選手で、2005年から2013年までニューヨークヤンキースでプレーをしていたためイチロー、松井の両者とチームメイトだったことがある。今回日米野球に参加したのも、2人の生まれた日本という国を見てみたかったからという風に発言をしている。
2013年に行われたWBCではドミニカ代表として優勝の原動力となり、見事2013年大会のMVPに選ばれている。2014年シーズンからシアトルマリナーズに10年2億4,000万ドルで契約、この超大型契約はまさにメジャーと物語る内容だろう。ジーターの引退がカウントダウンに入っていたヤンキースでは、その後継者と考えられていたカノの移籍は衝撃だったに違いない。
これだけのスタープレーヤーに怪我させてしまった西君、謝ってというのも納得の相手だったというわけ。故意ではないので責めるのも酷だが、相手が悪すぎた。
残り1試合、いいものを見せてもらいたいものだ。

テーマ : MLB
ジャンル : スポーツ

#126 いよいよ明日開幕「2014SUZUKI日米野球 後編」

 いよいよ明日開幕となった2014SUZUKI日米野球、明日はまず侍ジャパンの壮行試合ということで、日本代表対ソフトバンク・日ハム連合の対決となる。対戦相手の連合チームはお世辞にも強そうとは言い難いが・・・とりあえず新チームの船出として弾みをつけたいところだ。

では前回紹介できなかった外野陣の紹介に移ろう。

外野手   投/打
・内川聖一 右/右 福岡ソフトバンクホークス
・糸井嘉男 右/左 オリックスバファローズ
・丸佳浩  右/左 広島東洋カープ
・柳田悠岐 右/左 福岡ソフトバンクホークス
・筒香嘉智 右/左 横浜DeNAベイスターズ
※筒香はソフトバンクホークスの中村選手が参加を辞退したため繰り上げ選出

見事なまでに左打者ばかりの面々になった外野陣。いずれも今シーズン活躍した打者ばかりなのは言わずもがな。まずは今シーズンの快進撃を支えたオリックスの糸井、前回のWBC代表にも選出され、2年連続オールスター最多得票を誇るNPB屈指の5ツールプレイヤー、今年はついに首位打者を獲得、主要三冠の獲得は自身初だ。大卒、投手から野手への方向転換を経たため遅咲きだが、走攻守全てにおいて高い水準にあり、選出は当然の結果といえよう。初戦の予想オーダーでは3番ライト、攻撃の要として期待が集まる。

 こちらも代表ではおなじみになった内川聖一、2009年大会では決勝の韓国戦でスーパーファインプレーを見せ、2013年大会では逆にプエルトリコ戦での敗退を印象づけてしまうプレーを行ってしまったことも記憶にあたらしい(おそらくサインプレーのミスなので、内川一人を責められる内容ではない)。そんな内川だが実績で言えば今回選出されたメンバーの中でも屈指。シーズン右打者最高打率.378を2008年に記録、さらにはNPB史上たった2人しかいないセパ両リーグでの首位打者、7年連続3割以上の安定した打撃成績、通算得点圏打率も高く対左打率も高い、まさに安定したバッターである。過去二回のWBCでももちろん活躍している、当然の選出といえよう。今回はDHでの起用が有力視されている。中田翔が外野ができるため、臨機応変に変わりそうだ。

そして今回代表初選出の丸佳浩、今シーズンのカープの快進撃の中心選手だ。
今シーズンは丸が出塁し、菊池が塁を進め、エルドレッドが返すという得点パターンが確立されていた。これが機能していた7月までのカープはそれはそれは恐ろしいものであった。今シーズンは打率3割1分、本塁打19本、100四球、26盗塁、出塁率.419と、リードオフとして最高の成績を残した。セを代表するリードオフとしての活躍を期待したい。

続いては柳田悠岐、ソフトバンクホークスのリードオフとして今シーズンは活躍。そのプレースタイルは豪快そのもの、柳田のフルスイングはからぶろうとも盛り上がる。
日本人一パワーがあると評される一方、今シーズンは15本塁打。いまだ荒削りな部分もあり、本塁打数は伸びていないものの打率は3割にのせ、盗塁は30を超えた。糸井タイプのアスリート系外野手だ。彼の豪快なバッティングは一見の価値アリだ。

そして最後は補欠での選出と相成ったが、横浜DeNAベイスターズの筒香嘉智だ。
以前にこのブログの中で山田哲人と同じく取り上げた若き大砲、今年は自身初の3割と20本を達成。今シーズンヒヤリとするシーンも多かったが、得点圏打率はリーグトップ。今シーズン成長をとくに感じさせた選手の一人だろう。2012年のキューバとの親善試合で日本代表に選出された経験が実はあるという隠れ日本代表経験者。当時は代打のみしか出番はなかったが、今シーズンは文句なしに主軸を張れる成績を残した。ベイスターズから唯一の野手なので、ぜひとも頑張って欲しいところだ。

非常に濃いメンツのためついつい長くなってしまった。
ついに明日から代表戦、ぜひ応援していただきたいものだ。

メジャー組の紹介は余裕があればまた・・・

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#125 ペナント終われど野球は終わらず「2014SUZUKI日米野球 前編」

 福岡ソフトバンクホークスの日本一で幕を閉じた2014年シーズンだったが、日本の野球はまだ終わらない。11月10日より「2014SUZUKI日米野球」が開催されるからだ。
 2006年大会を最後に終わっていた日米野球が8年ぶりに復活。今シーズンのクライマックスシリーズのファイナルに残った巨人阪神連合チームと、ソフトバンク日ハム連合チーム、そして今回の日米野球のために選抜された侍ジャパンの3チームがMLB選抜に挑むという構図になっている。
 11月4日現在巨人阪神連合とソフトバンク日ハム連合どこまで本気なのかよくわからないメンツなのでまずは侍ジャパンのメンバーを書き連ねたいと思う。

まずは投手
・投手
前田健太  右 広島東洋カープ
金子千尋  右 オリックスバファローズ
則本昂大  右 東北楽天ゴールデンイーグルス
藤波慎太郎 右 阪神タイガース
大谷翔平  右 北海道日本ハムファイターズ
松葉貴大  左 オリックスバファローズ
井納翔一  右 横浜DeNAベイスターズ
西勇輝   右 オリックスバファローズ
西野勇士  右 千葉ロッテマリーンズ
小川泰弘  右 東京ヤクルトスワローズ
牧田和久  右 埼玉西武ライオンズ
高橋朋己  左 埼玉西武ライオンズ
岩田稔   左 阪神タイガース

以上の13名が選出された。
今回の侍ジャパンの選出に関しては、次回のWBCを見越したものになっているため、比較的年齢層が若い。そのため各球団のエースが選出されているわけではないという部分は若干引っかかるものがあるが、ここに居るのは未来のエース候補と考えてもいいかもしれない。
とくに注目の投手を上げるとするならば、メジャー希望を表明している前田健太、今シーズン沢村賞を獲得しいまだ去就が揺れる金子千尋、二刀流とMAX162km/hのストレートを投げる大谷翔平だろうか。そして若きエースとしてチームを引っ張る則本、小川の2人も楽しみだ。

・捕手&内野手
捕手
嶋基宏  捕手右右 東北楽天ゴールデンイーグルス
伊藤光  捕手右右 オリックスバファローズ
小林誠司 捕手右右 読売ジャイアンツ

内野手
今宮健太 遊撃右右 福岡ソフトバンクホークス
松田宣浩 三塁右右 福岡ソフトバンクホークス
菊池涼介 二塁右右 広島東洋カープ
坂本勇人 遊撃右右 読売ジャイアンツ
中田翔  一塁右右 北海道日本ハムファイターズ
山田哲人 二塁右右 東京ヤクルトスワローズ
銀次   一塁右左 東北楽天ゴールデンイーグルス

里崎→城島→阿部という強打者捕手の系譜が途絶えたといっていいだろうか、正捕手はおそらく嶋、今シーズン投手王国となったオリックスを支えた伊藤、坂本のみの選出という非常事態を避けるためにねじ込まれた小林という3人になった。嶋に関しては長打はあまり期待できないが、打撃は悪くない。あとは外中心のリードでどこまで相手を抑えられるかにかかる。伊藤小林の両者は強気のリードをMLB選抜相手にどれだけ見せられるか、そこに期待したい。

そして内野手についてだ、松田、中田、坂本はWBC参加組であり、実績も申し分ない選出、今回新たに選出された菊池、今宮、山田の3名に焦点を当てよう。
まずは菊池、シーズン捕殺数の日本記録を持ち、守備に関しては歴代最高クラスと呼ばれる広島東洋カープの二塁手、今シーズンは課題だった打撃も開眼、3割を越える打率を残し、伝説の二塁手であるミスタードラゴンズ高木守道のような成績を期待されるような選手に成長した。ヤクルトの山田は今シーズン日本人右打者シーズン最多安打記録を更新する193安打を記録、本塁打も29本を記録、日本人屈指の打撃成績を残した新世代のヒットマンである。昨年のWBCでは本職ショートの鳥谷が務めたセカンドだったが、今回はかなりハイレベルな選手が二人も同時に出現、期待は高まるばかりだ。そして3人目の今宮、おそらく今回のユーティリティー枠。守備とバントに定評のある選手、パ・リーグのシーズン最多犠打記録を持っている。高校時代投手で154km/hを投げた強肩で深い位置からの送球もこなす。

次回は外野手と、MLB選抜の選手の紹介をしたいと思う、しばしお待ちを。

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Author:ppsnuwa
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野球とF1とゲームと漫画をこよなく愛す
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