スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

#132 シリーズひとつの完成形「ロマンシング・サガ3」

 12月15日、この日にある新作ゲームの制作が発表された。「サガ2015(仮)」、いまだタイトルは仮のものだが、この日25周年を迎えたサガシリーズの最新作として満を持しての発表となった。コンシューマー機での完全新作はアンリミテッドサガ以来、実に13年ぶり。
半ば新作を諦めかけていたサガファンたちは喜びを爆発させた。

 というわけで今回はサガシリーズの作品を取り上げたい。
と言ってもすでに過去にロマンシング・サガ、ロマンシング・サガ2はこのブログで紹介済み、というわけで今回はロマンシング・サガ3を紹介したいと思う。
 
romasaga3.jpg

 大抵RPGのシリーズ物というのは、3作目でひとつの到達点を見ることが多い。例えばドラゴンクエストⅢではパーティー制の完成と、仲間キャラの職業の自由化、陸海空3つの移動手段の確立、今尚評価を受ける3→1→2というシナリオ順とロトシリーズの完結とまさに集大成的な作品であった。ファイナルファンタジーⅢではジョブシステムの確立、超広大なマップ、多彩なダンジョンなどが挙げられる。さらにはテイルズオブエターニアでは戦闘システムが現在の基礎になるほどの大幅に良くなり、Disc3枚に及ぶ大容量化、次作がデスティニーの続編になったということもあり一区切りの印象が強い。
三作目完成説はまあ各人それぞれ意見はあるだろうが、今回取り上げるはロマンシング・サガ3(以下、ロマサガ3)と、こちらもご他聞に漏れず完成した作品と評価できる。

 
 荒削りなできながら、大冒険をした1作目、1作目の良い部分を継承し洗練した2作目、このロマサガ3では2で見えていた粗い部分を整え、非常に遊びやすくなっているという印象だ。今作は1作目と同じく男女8名の主人公が存在、前回は各職業の仲間キャラを選んで連れて行ったが、今回はそれぞれ固有の仲間キャラを選んで仲間にするという形になっているため、仲間システムは1作目を踏襲したイメージが強い。
 戦闘部分に関しては、2では戦闘から逃げても敵が強くなっていったが、今作ではその部分を直し、逃げ放題に。さらには2では頻発したいきなり強敵が現れて即全滅という無情な展開も減った。何よりシナリオ上取り返しのつかない事態も減り、クリアしやすくなっている。2で好評だったひらめきシステムは継続、陣形にも趣向が凝らされており、主人公キャラを戦闘から外した際にできるコマンダーモードという戦闘法もまた面白い。
 さらにはミニゲームも何種類か追加されており、これらの完成度の高さも特筆すべきものだろう、TOBを仕掛けまくるトレードミニゲームや、軍隊を率いて戦うマスコンバットなど、ミニゲームにドハマりする人も続出したという。

さらにはこのゲームの発売は1995年、まさにSFCの最後期ということもあり、当時FFやルドラの秘宝などをはじめとしたドット絵技術の高さで評判の高かったスクウェアのドット絵の本気がこのロマサガ3でも見ることができる。ラスボスや主要ボスをはじめとして、大型雑魚などのグラフィックはまさに必見ものである。

サガシリーズ入門にうってつけの本作、是非とも遊んで欲しい一作だ。
スポンサーサイト

テーマ : ゲーム
ジャンル : ゲーム

#131 球聖「タイ・カッブ」

 2013年8月、ある偉大な記録が打ち立てられた。

 日米通算4,000本安打

 そのとてつもない数字に畏敬の念を払わずにはいられない。
 NPBで9年、MLBで13年、計22年をかけて達成された大記録、この金字塔を打ち立てたのはほかならぬイチローその人だ。日本国内では2000本安打を達成すると名球会と呼ばれる組織に入会が可能になる。2000本安打を達成できる選手はもれなく名選手と言っていいだろう。さらにNPBの最多安打記録は張本勲の3085安打。その数字にさらに1000本も安打を重ねた日本史上最高の安打製造機の姿はまさに生ける伝説と言っていいだろう。

その偉大な4,000本安打という記録、メジャーにはイチローのほかに2人の達成者がいる。
一人はMLB通算安打記録保持者ピート・ローズ。MLB通算24年の実働年数に加え、通算最多出場試合数3562、通算最多打席数15861、通算最多打数14053、そして通算最多安打4256本と通算出塁数5929と5つのMLB記録を持っている。(ちなみに通算最多単打と通算最多アウトの記録も持っている)。とにかく試合に出続けたピート・ローズのひたむきさと頑丈さが生み出した努力のMLB記録、偉大という他ない。
140年の歴史を持つMLBで、最高記録を一つでも持つということは非常に突出した稀有な存在と言える、それもある選手を除いての話だが・・・

ある選手とはピート・ローズともうひとりの4,000本安打達成者、今回の主役の「タイ・カッブ」その人だ。通算打率.366、9年連続首位打者、史上唯一の打撃6冠王(同一年度に打率、打点、本塁打、盗塁、最多安打、出塁率でトップ)、3度の打率4割以上を記録、23年連続シーズン打率3割以上などなど、記録を取り上げればキリがない化物のような選手だ。こちらは1986年までプレーをしていたピート・ローズと違い、1905年~1928年の現役生活、つまりMLBの比較的黎明期に活躍した選手である。

当時の動画などはあまり残っていないため、実際のプレーなどは見ることができないが、写真に残っている彼のバッティングフォームはかなり独特、両拳を少し空け、テニスのフォアハンドストロークを両手で打つような打ち方、長打を捨てたコンタクト重視のフォームである。そんな彼が打撃6冠を手にできたのも、当時はホームランというもの自体に人気があまりなく、ヒットと走塁や盗塁の応酬が主流であったことが挙げられる。そのため本塁打王をとった年の本数も9本となっている。ホームランが花となるのは、もう少し後にベーブ・ルースが登場するまで待つ事になる。

メジャー=パワーというイメージが非常に強い昨今、元々はスモールベースボールが主流だったということは一つの驚きであるが、その申し子とも呼べるのがこのタイ・カッブだった。そのあくまで勝利にこだわった姿勢は、ゲッツー崩しの誕生に繋がり、相手を萎縮させるためにベンチで相手に見えるようにスパイクの刃を研いだりとそのストイックなあまり過剰な行為に及んでしまうカッブは次第に周りから恐れられるようになっていった。

そのためタイ・カッブを評する際によく用いられる言葉が「最高の技術と最低の人格」「メジャーリーグ史上、最も偉大かつ最も嫌われた選手」というもので、人格面で難があるものの、誰もがその実力と技術は認めるところにあった。

タイ・カッブが野球において非常に高い評価を得ていたことを裏付けるエピソードとしては、アメリカ野球殿堂の第一回表彰者に野球人気を全米レベルまで押し上げたベーブ・ルースを抑え、最多得票での選出を果たしているところからもうかがい知れる。そのためタイ・カッブに敬意を込め、球聖と表現させていただいている。

引退後は実業家としても才を発揮し、開業間もないゼネラルモータースとコカ・コーラの大株主となり、億万長者になっている。だがものすごくケチだったとのことで、電気代がもったいないからと自前で発電機を制作し、火事を起こしそうになったり、自分の病気の治療費の支払いを渋ったりといった逸話も残っている。

まさに強烈なキャラクター、スター性、突出した成績、非の打ち所のない野球界の英雄。
野球が続く限り、彼の成績に驚き続けるだろう。

テーマ : MLB
ジャンル : スポーツ

#130 普段みられぬゆるーい姿「松本家の休日」

今回は関西ローカルのバラエティ番組「松本家の休日」をご紹介しよう。
 ダウンタウン松本人志が関西ローカルで初のレギュラー番組をスタートさせたのがこの番組。松本のほかに、雨上がり決死隊の宮迫博之、たむらけんじ、放送作家のさだの4人が出演している。内容は松本が母、宮迫が父、たむらが長男、さだが長女に扮した松本家が、予算一万円で関西の街へ繰り出していくという内容。「もやもやさまぁ~ず」や松本の相方浜田が出演している「ごぶごぶ」のような街ブラ系ゆったりバラエティだ。

 見る人がみれば意外な組み合わせかもしれないが、関西での抜群な知名度をほこるたむらけんじと雨上がり決死隊の宮迫と絡む松本の姿は非常に自然で自由。
この番組は大きく二つのパートに別れる。毎回外へ繰り出す前にスタジオでの収録シーンがあるが、ここでは決して全国ネットのテレビ番組では聞けないきわどいトークから、普段めったに話すことがない家族についての話など内容は非常に自由だ。

そしてもう一つのパートは4人で街に繰り出すパートだ。20年ぶりに大阪や京都を練り歩く松本の新鮮なリアクションと熟練の芸人の小気味良い展開がたのしい。「松本人志の放送室」が5年前に終わり、自然体の松本の姿が見られる貴重な番組となった。

残念なのが関西ローカルというところ、東海・中部地方ではテレビではお目にかかれない、しかしこんな時代見る方法はいくらでもあるということでもある。
ファンとして心配なのは松本宮迫の二人が、浜田のようなスキャンダラスな事件を起こさないかどうかだ。まったり、それこそ日曜の夜にみたい番組である。

テーマ : お笑い/バラエティ 全般
ジャンル : テレビ・ラジオ

#129 生まれるのが800年早かった!?「天才仏師 運慶・快慶作 金剛力士像」

今回は久しぶりに美術分野に目を向けたいと思う、取り上げるは鎌倉時代の仏師運慶と快慶の二人だ。仏師というのは、その名のとおり仏像を彫る職人のことである。
 しかしその彫りあげる対象は架空の存在が多い、そのため立ち姿や表情など非常にセンスを問われる。今回は二人の対照的な作風のそれぞれの良さに触れていきたいと思う。
とくに同門である二人がそれぞれを仕上げた東大寺南大門に鎮座する阿形と吽形の金剛力士像が有名だろう。

阿吽像


画像引用元
http://goldfoot.exblog.jp/iv/detail/index.asp?s=12061711&i=200910/04/19/b0118919_825656.jpg

 左側が阿形、右側が吽形、見分けるのは簡単、口の形を見れば「あ」と「ん」の口をしている。このことから阿吽の2体は始まりと終わりを司っていると言われている。この2体は対の存在であり、ことわざで阿吽の呼吸というのはこの阿形と吽形から来ている。
ちなみに神社などに飾られている狛犬も左右で口が開いているものと閉じているものが鎮座しているが、これもそれぞれ阿形と吽形と呼ばれる。

ちなみに阿形を快慶が、吽形を運慶が制作したとされている。この2体にはそれぞれの特色が出ている。快慶の作風は絵画的、静謐とも言おうか、佇まいの美しさであったり縦横のバランスであったり、額に収まったような美しさを持つ作風が特長だ。一方運慶作風は荒々しさ、写実的、躍動的な作風が特徴的だ。往々にして仏頂面と呼ばれる無表情でのっぺりとした仏像に多い表情から一線を画した、非常に人間的な表情や表現を用いた。
左右対称のポーズを取ることが多かった阿吽像だが、この二人の天才はそれぞれの個性を存分に盛りこんで、それぞれの作風が更なる「対」を表現することに成功しているのだ。

大きくわかりやすい部分で3つの違いがある。一つは前に突き出した手、阿形は肘が下がり吽形は肘が上がっている、2つ目は手に握られた鉾、3つ目は画像では見えていないがそれぞれの立ち方だ。阿形はこの門に納めるイメージで作られたのだろう、やや窮屈な印象を受ける、だが像全体の納まり方はこちらの方がきれいに見える。一方吽形は肘を上がることで攻撃的なイメージと枠にとらわれていない動きを、鉾を後ろに広げることで奥行きを、そして右足を上げ、躍動を予感させる表現している。阿形の静けさと吽形の威圧、まさに門番たる姿は美しい。

 現代の仏師でも、これだけの表現を見せるのは難しいだろう、ルネサンスに先駆けて日本で起きた芸術革命の中心にいたのは間違いなくこの二人。ミケランジェロの彫像にも負けない日本の芸術を、ぜひ一度生でご覧いただきたいものだ。

テーマ : 絵画・美術
ジャンル : 学問・文化・芸術

プロフィール

ppsnuwa

Author:ppsnuwa
趣味に生きたい社会人
野球とF1とゲームと漫画をこよなく愛す
ブログも主にこれらを扱います
10000人来訪ありがとうございます

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。