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#151 彼らこそが救世主となるか「井手正太郎&下園辰也」

 #148にてベイスターズの好調の理由を分析した。こうした時は往々にしてチームの調子が落ちてしまうものではあるが、ベイスターズはその後も好調を維持。29勝19敗の貯金10でセリーグトップをキープしたまま、明日の交流戦初戦、オリックスバファローズとの対戦を迎える。

ここまで好調をキープしてきたベイスターズだが、交流戦に合わせて試練が降りかかっている。4番筒香の離脱、目下セリーグ三冠王、最多得点、最多安打と盗塁以外のほとんどの部門でトップだった頼れる四番が24日のタイガース戦で右足太もも裏の負傷のために途中交代、おそらく軽~中度の肉離れだろうか、本人は軽傷を強調、中畑監督も代打で出れるようなら抹消せずという方針を考えている。肉離れの程度によるがスタメン復帰には最低でも2~3週間は要するとみられ、本塁打のペースが上がってきたこの好調期の離脱はチームのみならず、筒香自身のタイトルにも大きく影響を及ぼしそうだ。

そして同じく24日のタイガース戦で、足首を負傷し離脱していた梶谷が1軍復帰、復帰後即猛打賞と好調っぷりをアピール。3、4番同時離脱という最悪の事態は何とか免れたものの、現時点でチームキャプテンかつセリーグ最強の4番を失った影響はおそらくすぐにでも出るだろう。そんな窮地に期待が掛かるのは梶谷不在時に見事勝ち越しを決める原動力となった2人の男だ。

まずは井手正太郎、#148でも好調バッターとして名前を挙げていたが、おそらく今回の筒香の負傷によりライトのスタメンとして起用されるのが濃厚となった。井手は宮崎県日南学園出身の31歳。2001年のドラフト8位で当時の福岡ダイエーホークスに入団、高校の同級生には寺原隼人がいる。ホークス時代は好不調の激しさや、外野の層の厚さを打ち破れず、レギュラーの奪取はならなかったが、2010年に横浜ベイスターズへトレードで移籍をはたす。ベイスターズでもスタメン奪取とはいかず、2014年までは1軍半状態が続いていたものの、年数回の出番で印象的な活躍を残していた。

井手の特徴であり、欠点でもあるのがそのムラッ気だ。調子がいい時はどんな球でも長打にしてしまうようなバッティングを見せるが、調子が悪いと全くバットに当たらなくなってしまう。そのバッティングフォームを見ればわかるが、タイミングどうやってとってるんだ?と疑問に思うほど豪快なスイングをする。誰かに例えるのは難しいが、現広島カープ所属の高橋大樹選手の高校時代のバッティングフォームのような豪快さというべきか・・・この例えでは尚の事よくわからないか。しっかり振りぬくためバットの芯付近に当たればもれなく長打、当たり損ねもふらふらっとポテンヒットになったりと、強いスイングをする大事さを教えてくれるようである。そんな彼を川村ピッチングコーチは「井手はA太郎、B太郎、C太郎の3パターンある」と評しており、場合によってはまるで別人のようなプレーを見せるのだ。

今の井手の調子を鑑みれば、今はおそらくA太郎だろう。梶谷の負傷により回ってきた出番で大活躍。新潟での巨人戦では中継ぎエース山口哲也を打ち砕く決勝タイムリー、5月22日の阪神戦では一時5点差まで開いた点差を筒香の3ランと井手の逆転タイムリーで制し、24日の阪神戦でも決勝タイムリーを放つなどまさに絶好調。梶谷不在の穴を見事に埋めきってくれたと言えよう。彼自身はスタメンではなく便利な控えとして細く長くプロを続けたいと語っていたものの、ここで大役が回ってきたというわけだ。

続いては下園辰也、ベイスターズ生え抜き、九州国際大卒9年目の左打者の外野手だ。彼もバッティングとその選球眼には入団当初から定評があり、時には打率より1割高い出塁率を記録するときもあり、四球を選ぶ能力はベイスターズ内でも屈指の存在と言えよう。 
ではなぜそんな下園がスタメンを張ることができないかというと、なんてことはない守備が下手なのだ。下園の外野守備は見ているこちらがヒヤヒヤ、下園本人も外野フライを取ってガッツポーズするなど自覚はあるようだが、打球判断、打球処理等課題が山積。打撃能力を余りある守備不安で消し去ってしまっているもったいない存在だ。
そんな下園も筒香が不在となれば話は別だ、レフトのスタメンかDHでの起用が濃厚だ(5月26日20時現在、早速下園のエラーで3失点増えた模様)。試合に出場する以上何とかその打棒で勝利の契機をつくってほしい。

思いもよらぬ形で早速筒香不在の影響が出てしまった交流戦開幕。DeNAは5割で切り抜けられるのか、他球団が勢いに乗るのか、この1ヵ月楽しみに追いかけていきたい。
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テーマ : 横浜DeNAベイスターズ
ジャンル : スポーツ

#150 シリーズ原点「星のカービィ 夢の泉の物語」

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 今回は1993年にHAL研究所よりファミリーコンピューター(以下ファミコン)用に発売された、「星のカービィ 夢の泉の物語」を取り上げたいと思う。
星のカービィのデビュー作が1992年にゲームボーイで発売されていたこともあり、ファミコンでは唯一のカービィとなった。しかしながら1993年発売ということでファミコン後期の作品となり、その完成度の高さ特筆に値するだろう。

ストーリー
 舞台はプププランドと呼ばれる国。プププランドの住民は毎晩楽しい夢を見ていた。しかし、ある日から全く夢が見られなくなってしまう。プププランドには「夢の泉」という場所があり、そこにある「スターロッド」によって良い夢を生み出していた。そのスターロッドをデデデ大王がばらばらにして、手下達に配ってしまったのだ。夢を見られなくなった住民達のためや、自分自身の御昼寝タイムを取り戻すために、カービィが立ち上がる。こうして、プププランドの夢を取り戻すカービィの新たな冒険が始まったのだった。

 吸い込む、浮遊するといった基本的な動作はデビュー作で完成していたが、本作はカービィの最大の特徴が追加された作品となった。その特徴とは「コピー能力」である。カービィと言えばいの一番に上がるような特徴である「吸い込んでコピーする」というギミックはこの夢の泉の物語が初出、前作ではカレーを食べると火を噴き、サツマイモを食べて空を飛び、爆弾やマイクは吸って吐くという形で攻撃をしていたが、今作からは一気に26種ものコピーのバリエーションが追加された。後の作品で統廃合が行われ、姿を消した能力も少なくはないが、なかなかのボリュームと言えるだろう。
 
 UFOやトルネイド、スロー、など、人気があり復活したものや、ボール、ライト、ガンマンなどこの作品限りの能力も少なくないが、ボールはカービィ=丸いというイメージを凝縮したような能力であり、コピー能力としてではなく、カービィボウルやカービィのピンボールやブロックボールなど、スピンオフ作品でのカービィの姿として広く認知されている。
 一気に増えたコピー能力はもちろんのことだが、内容に関して爆発的に増えたのはそのステージのバリエーションと数の多さだろう。前作では4ステージ+ラスボスという構成だったが、この作品では39ステージ+ラスボスという構成になっており遊びごたえも一気に増加した。すでに今作からデデデ大王の後の黒幕がラスボスというお約束は出来上がっており本作ではアニメカービィでも登場したナイトメアが黒幕となっている。

 もちろんカービィでは定番のサブゲームも充実、大小のカービィぬいぐるみをキャッチする「クレーンフィーバー」と、デデデが卵と爆弾を投げてくるので、卵だけをキャッチする「たまごきゃっちゃ」、そして現在の「刹那の○○」シリーズの原点となる「はやうちカービィ」の3種類が用意されている。

 アニメの放送に合わせてゲームボーイアドバンスでリメイク作である「夢の泉DX」が発売されたが、リメイクの際にミニゲームや一部が刷新されてしまったため、ファミコン版でしか楽しめない要素もあり、カービィファンであればぜひとも触れていただきたい作品だ。

テーマ : レトロゲーム
ジャンル : ゲーム

#149 知る人ぞ知る名作「悪魔城ドラキュラ」

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せっかく前回魔界村を取り上げたので、今回もホラータッチの骨太アクションゲームを紹介したいと思う。
 1986年にコナミよりファミリーコンピュータディスクシステム用として発売された「悪魔城ドラキュラ」だ。
スーパーマリオブラザーズや、魔界村などの登場により、ファミコンと言えばアクションゲームと言われるようになった1986年に誕生した傑作。ホラーを基調とした世界観で今までにないカッコよさを実現、難易度はやや高めではあるが理不尽さを感じるまでではない絶妙な難易度、コナミ矩形波倶楽部が贈るおどろおどろしくもかっこいいBGMがプレイヤーを虜にした。西洋ホラーを基調とした世界観は海外でも評価が高く、海外でのタイトル名「Catslevania(キャッスルヴァニア)」として日本国内以上の知名度を誇っている。

あらすじ
中世ヨーロッパの平和な小国トランシルバニア。この国には「魔王ドラキュラは100年に1度、キリストの力が弱まる頃に、邪悪な心の人間の祈りによって復活し、復活のたびに魔力は強くなる」という伝説がある。ドラキュラは過去に1度この世に復活したが、世を暗黒の雲で覆い闇の世界に君臨せんとするドラキュラの野望は、英雄クリストファー・ベルモンドとの死闘の果てに打ち砕かれ、トランシルバニアの片田舎で再び眠りについたのであった。
それから100年が過ぎようとしていたイースターの夜、町ではキリストの復活を記念した盛大なカーニバルが催されていた。一方そのとき町外れでは、荒廃した修道院跡で、邪教徒がドラキュラ伯爵の亡骸に人の生き血を注ぐ黒ミサの儀式を行い、不死の生命を復活させようとしていた。突如邪悪な雷雲が町を覆い、一筋の稲妻が修道院をつらぬく。ドラキュラ伯爵が再びこの世に舞い戻ったのだ。この危機に、ベルモンド一族の血を受け継ぐ青年シモンは、ドラキュラ伯爵を討つべく、父譲りの不思議な力を秘めたムチを手に、ひとりドラキュラの城へ乗り込んだ。

 ご覧のとおりかなりしっかり下地となるストーリーが作られている。この時点で続編の制作がすでに決定していたのではないかと思えるほどだ。現在ではシリーズ累計で30タイトル近く発売されているすべてはこのストーリーが元になっている。

プレイヤーはドラキュラハンターシモン・ベルモンドを操り、悪魔城に住むドラキュラを討伐するため城の最深部へと向かう。このシモンの操る武器が鞭であるというのはかっこよさに拍車をかけている。昨今主人公が化け物を鞭でしばき回すゲームはなかなかお目に掛かれないが、もはや悪魔城ドラキュラの専売特許と言っていいだろう。
各所でシモンを襲う敵キャラは、ドラキュラの世界観をベースとしつつもフランケンシュタインやミイラ男、メデューサヘッドなど、各種のホラー映画や神話の化け物などが盛り込まれており、あらゆる世界観のモンスターのハイブリット状態になっている。

ゲームの操作感などについてだが、ジャンプの高さが一定であるため若干癖のある操作感なのも特徴的だ、さらには階段を上るギミックなどもあるが、画面外=死であるこのゲームにおいて、階段で攻撃をくらう=画面外に落ちて即死というシチュエーションがゲーム終盤怒涛のように押し寄せてくるのが最も腹立たしいシーンだろう。さらには攻撃をくらうとシモンがノックバックするため、狭い足場だと攻撃を受けての落下が頻発。こちらもこのゲームの難易度を上げている要因だろう。しかしながらサブウェポンとして、十字架、斧、聖水、短剣、懐中時計とバリエーションがあり、それぞれ特徴的な武器を使いつつ進めていくのは非常に楽しいのだ。
アクションゲームとしては珍しい体力制を採用している、それだけこのゲームの過酷さを表していると言えるが、残念ながら即死ギミックが多いため体力に物を言わせてクリアするのは難しくなっている。悪魔城シリーズ定番の壁を殴ると体力が回復する肉が飛び出すというシュールさも憎い。

そして特筆すべきはやはり音楽、まだ一作目ということで有名なBGMが出そろっているわけではないが、当時のコナミ作曲陣はやはり秀逸、グラディウスや魂斗羅、ツインビーやゴエモンシリーズなど、クセがありながらも大胆なBGMは非常にゲームを盛り上げてくれる。

ファミコンの傑作アクションゲーム、是非一度遊んでいただきたいものだ。

テーマ : レトロゲーム
ジャンル : ゲーム

#148 山あり谷あり「横浜DeNAベイスターズ3・4月を振り返る」

シーズン開幕の3・4月が終わり、GWの9連戦も無事に消化されたプロ野球。
おおむね30試合以上を消化した横浜DeNAベイスターズを振り返る。

5月7日時点で首位はまさかの横浜DeNAベイスターズ。それを1.5ゲーム差で巨人が追う、そしてヤクルト、中日、阪神、広島という順だ。1位と6位の差が5.5ゲームしかないまさに混セと言っていい状況であるセリーグ。5月8日からのカードは、ちょうど1位対2位、3位対4位、5位対6位の直接対決になるため熱戦が予想される。

前半首位にたった時点の振り返りは以前の記事で扱ったため、そちらを参照ください。今回はその首位にたった後の2週間を振り返る。

1.7連敗、そして 

一時期首位に立ったもののそこから中日に延長12回サヨナラ負け、巨人戦で2連敗、ヤクルトに3タテ(なんと6連敗目は延長12回サヨナラエラー負け・・・)をくらい、阪神戦の頭で1敗と7連敗を喫し一気に4位まで転落、このまま下位に沈んでしまうのかと心配になったが今年のDeNAはここで終わらなかった。

連敗をストップさせたのは翌日の阪神戦、エースメッセンジャーを2本のホームランで沈めた、その後チームは上昇気流に乗る。まさかの阪神戦中日戦広島戦で5連勝、広島2戦目で連勝は止まるも、3戦目をを1-0の完封勝利でカード勝ち越しを決める。そのまま中日戦でナゴヤドーム初のビジターチームのカード勝ち越し、極めつけはヤクルト戦での3連勝と、このゴールデンウィーク9連戦ではまさかの7勝2敗と圧倒的な成績を残し、最大借金4の4位から貯金6の首位へ返り咲いた。

まさに若いチームが出せる勢いだろう。生え抜き最年長のスタメンが石川の29歳、スタメン最年長が助っ人ロペスの32歳だというのだから、とんでもなく若いチームである。勢いに乗ると連勝を重ね、一度負けだすとベテラン不在の状況では歯止めがかかりにくいと一般的に言われているが、まさにそれを体現するかのようなチームだ。
特に連敗中は失点が非常に多く、投手陣や守備へのテコ入れは必須とみられていた状況。ここで中畑監督は、ある決断を下す。
「正捕手黒羽根を変え、嶺井・高城を中心に起用し正捕手の座を競わせる。」

2.正捕手二人体制の構築、そして成功

この決断は大きな転機となった、すでに井納専用捕手として高城はたびたび起用されていたが4月24日の中日戦では8回1失点、翌25日には嶺井が初スタメンマスクをかぶり、山口と組んで9回2失点でチーム今季初の完投勝利、翌26日には2イニングで3失点した高崎-黒羽根のバッテリーを嶺井-小杉に丸ごと差し換え、残りのイニングを零封し、逆転の機運を高め4連勝を呼び込んだ。高城嶺井の競争が始まってから、広島戦で初回5失点と大爆発した高橋尚-黒羽根のバッテリー以外はすべて1試合4失点以下に抑えており、嶺井高城の2人の捕手は見事結果を出している。常々打撃が課題と言われてきた高城だったが、今シーズンは別人のように勝負強いバッティングが光る。5/5には待望の初ホームランにタイムリーと3打点の大暴れで三浦の今シーズン初登板を勝利に導いた。

現在高城が打撃の部分で一歩リードだろうか。現状、久保・山口・須田の表ローテを嶺井が、井納・三浦・三嶋の裏ローテを高城が受け持つことになりそうだ。
 いきなり立場を失ってしまった黒羽根だが、まだまだ盗塁阻止能力に関しては抜きんでている。ここで腐らず、見直してほしい。3人の捕手が卒のないレベルにいられれば、それがそのままチームの強みになる。

3.待っていました先発陣

 前回首位に立った時と大きく違ったのは先発投手陣の信頼感だろう。今シーズンイマイチ結果を残せていなかったエースの久保は、広島戦を8回0封、ヤクルト戦を8回1失点とどちらもほぼ完ぺきなピッチングで封じ込めて見せた。昨シーズンから試行錯誤を重ねてきた投球フォームの変更にある程度見切りが付いたのだろうか、まさにエースたる堂々としたピッチングであった。そして山口も中日戦9回2失点完投勝利と7回2失点、三嶋も広島戦で8回0封、ヤクルト戦で7回2失点、井納も中日戦を8回1失点と8回3失点、三浦と須田がそれぞれヤクルト戦で6回3失点と中日戦で6回2失点としっかり試合を作ることに成功した。開幕からもっとも安定していたモスコーソが肉離れで離脱し、不安を誘ったが、それを埋めるには十分な活躍をそれぞれの投手が果たしたと言っていいだろう。

何より三嶋の復活は大きな鍵だった、昨シーズン開幕投手を務めながらも辛酸を舐めた、開幕戦で炎上、その後も登板毎に炎上を繰り返し4月中に2軍に落とされ、そこから一軍に帰ってくることはなかった。まさに2年目のジンクスを味わった三嶋が、ルーキー年からモデルチェンジを果たして帰ってきたのだ。
もともとキレのあるストレートとスライダーで三振を取るが、四球が多いタイプであった三嶋、しかし今シーズンは曲りを抑え、相手の手元で小さく曲がるスライダーとチェンジアップ、そしてフォークを要所でコーナーに決め、凡打を誘う若干技巧派寄りのピッチングスタイルに転身。
与四球数も劇的に改善(開幕カードの巨人戦で一試合4つを記録したが、その後の登板では5試合で5個、1試合1個ペースにまで良化。)され、不用意な四球からピンチを背負うことも少なくなった。1年目のピッチングスタイルからストレート主体の本格派というイメージが相手にこびりついているためか、決め球のストレートを待つあまりチェンジアップやスライダーでタイミングを崩して打ち取っている印象。なんにせよ相手の研究が進んでからが勝負、研究されつくして夏場以降勝ちが拾えなくなる投手なんて山ほどいるので、そこを乗り越えてほしい。

1~3点差のタフな試合がほとんどだった中で、優位に進められたのはしっかり粘りの投球ができていたからに他ならない。エース久保・山口の復活、須田・三浦・井納・三嶋の好投が光ったこの2週間、だが投のヒーローは先発だけではなかった。

4.小魔人山崎と独り立ちした田中、帰ってきた小杉

 そしてなんといっても中継ぎ陣の頑張りもこの連勝を生んだ。まずは新人で守護神を任せられた山崎康晃、未だにセーブ機会での失敗は無し、12セーブで目下セーブ王だ。7連敗の最後の7敗目は9回同点のシーンででてきた山崎が阪神ゴメスに高く浮いた直球をセンターオーバーに弾き返されたところに起因する。この時山崎は初めて敗けというものを強く感じたに違いない。しかしの山崎の心量は抜群に高かった。甲子園での阪神戦やマツダスタジアムでの広島戦の1点差ゲームを動じず淡々と低めに変化球を集めて三振を奪う姿は見ているこちらが恐ろしく感じるほど。これがプロ一年目の選手の姿なのかと驚嘆させてくれる。
亜細亜大でバッテリーを組んでいた嶺井との組み合わせは安定感抜群。専門家をしてどの球種か区別がつかない魔法のツーシームとフォークを操り、17イニングと1/3回を投げて、21奪三振と三振を量産中だ。5月3日のナゴヤドームでの中日戦の最終回、福田、小笠原、高橋周平を三振に取ったピッチングはまさに圧巻だった。
この山崎なんと直近11試合で8セーブも上げる活躍っぷり、セーブ機会があるということは接戦であるというわけだが、そこで勝ちきれるのもこの山崎の活躍あってのことだ。
初のヒーローインタビューでハマの小魔神になると高らかに叫んだ山崎、その片鱗は既に見え隠れしているようだ。

 そして横浜ファンであればこの二人の活躍に胸を熱くしているに違いない、田中健二朗と小杉陽太の二人の活躍だ。田中は2007年の常葉菊川のセンバツ優勝投手、DeNAには手薄の左投手として期待されていたが、昨年末1軍に定着するまで結果が残せずにいた。しかし今シーズンの田中は違った、切れ味鋭いカーブと伸びが増したストレートを駆使し、気が付けば不調の林を置いて左の中継ぎ一番手になっていた。いまや勝ちパターンとして8回が定位置になり、リーグトップの11ホールドを記録。田中の独り立ちにより、昨年守護神を務めた三上と長くDeNAを支えていた左腕の大原が不在の中、一番の懸念材料であった中継ぎの8回9回が埋まったことになる。
そしてファンには嬉しい小杉の復活だ。2013年に先発ローテに食い込み、手薄な先発陣の中で希望の光となった矢先、肩の怪我により復活まで2年近くのリハビリを要した小杉、肩の怪我ということで以前のようなピッチングができなくなったのではという懸念が広がる中、小杉はまずロングリリーフ要員として1軍で結果を出す。連敗中には敗戦処理で出番を得、4月26日の試合で高崎がマウンドを降りたあと完璧なリリーフで3回を無失点で抑え首脳陣の信頼を獲得。その後先発不調時には7回を任せられる勝ちパターンの一人になった。
 手薄と言われた中継ぎ陣にも安定感のある3人の登場により劇的に失点が減ったのである。事実この3人が定着したここ2週間で8回以降失点を喫したのはわずか2試合であることから、その頑張りが見て取れるだろう。

5.つながる打線、主役は?

 そして何より今年のDeNA打線は、好投するピッチャーを見殺しにしない。チーム得点131点はリーグダントツトップ、本塁打26本もダントツトップ、盗塁は20個で3位、チーム打率は.264とリーグ2位を記録と打撃陣は軒並み好調を維持、この連戦で輝きを放ったのは石川でもなく、筒香でもなく、梶谷と関根、そして後藤だ。
この連戦梶谷の活躍なくしては語れない、広島戦の2回の1-0勝利の決勝タイムリーとホームラン、4月26日の中日戦の決勝タイムリー、5月3日の中日戦の先制2ランと決勝タイムリーと試合を決めるヒットを打ちまくり、4月ホームラン0本に終わるかというところで待望のシーズン1号と2号もすぐに放ったが、それぞれかなり重要な場面だったこともあり、非常に効果的な一発となった。打率も3割をキープ、非常に足が速いため、単打や四球からあっという間に盗塁や好走塁で2つの塁を陥れるその姿はまさに他球団の脅威。4番筒香の前にチャンスメイクをするという姿勢が良い結果に結びついている。そんな中で得点圏打率も3割5分をマーク、18打点もあげており、勝負強さも光る。

そして次は2年目の外野手関根大気だ、今年開幕戦で自身初ホームランを放ち、中堅争いに絡んでいる期待の若手、現在左バッターが多いDeNAにあって、相手投手の左右によって右の井手正太郎と併用での起用となっている。この関根もこの連戦で大仕事をやってのけた。まずは5月2日のドラゴンズ戦、9回2死から筒香ロペスバルディリスの3連打で3-2とした場面、ランナー1塁2塁で打席が回ってきたのが関根だった。中日としては一点もやれない状況、前進守備の右中間を抜いたのは関根の走者一掃となる逆転タイムリー3ベースだった。9回2死からの逆転勝利を決めたこのタイムリーに加え、5月6日のヤクルト戦では、同じく筒香ロペスバルディリスの3連打で1アウト満塁の場面から走者一掃のタイムリー3ベース、こちらも決勝タイムリーとなった。大舞台でしっかり結果を残すその心の強さはまさにスターを予感させる。プロ1年目の昨オフにはメジャーリーガーの青木宣親に自主トレを師事するなど度胸も抜群、NPB時代はイチローに次ぐリードオフであった青木の薫陶を受け更なる成長を目指す。

 そしてようやく調子を取り戻したこの男、後藤武敏G.だ。なんだこの登録名?と思われるが気にしない気にしない。DeNAに移籍してからその勝負強いバッティングで代打1番手として活躍してきた後藤、今シーズン開幕からは不調が続き一時期打率が1割台まで低迷していたもの、この連戦中に調子を取り戻す。打率.333、得点圏打率.571とほしいところでしっかり活躍してくれる頼もしい代打が帰ってきた。5月5日のヤクルト戦では試合を決めた5点目のタイムリーを放つ等、やはりなくてはならない存在にだった。
 
 もちろん筒香だってロペスだってバルディリスだって白崎だってこの連戦では活躍していた。筒香には自身初の満塁ホームランが飛び出したし、ロペスとバルディリスは長打は減ったものの堅実なバッティングで筒香の後のつなぎをしっかり果たしてくれている。そして何よりこの二人は守備も堅実なため安心してみていられるというのもポイントだ。白崎も規定未達ながら3割キープ、ホームランも飛び出し結局打力不足だったショートの問題解決に一役買っている。1番石川から6番バルディリスまで打率3割前後が並ぶこの打線の威圧感は抜群。7番関根、8番高城となるとそこからのチャンスメイクも期待できるため、本当に隙がない打線が出来上がったと思える。

6.目下の心配事

 もちろん調子のいいDeNAだが、心配なのはうまくいきすぎていることだ。これだけ投打ががっちりかみ合うなんてことは長いシーズンそこまで多いことではない。事実すでに7連敗を喫してしまったこともそうだが、ここからのシーズン8回9回を田中山崎の1軍経験が浅い2人で切り抜けられるだろうかと言えば、おそらくNOだろう。もちろんチームが大量得点でこの二人を休ませるというのは大事なポイントだが、この二人が抜けた時に穴埋めができるピッチャー、大原三上岡島の三人の1軍復帰が期待される。

 そして一番怖いのが、打線がぱったり止まってしまったときだ。選手の調子の見極めに定評がある中畑監督だが、このチームは唐突に完封をくらってしまうチームであるし、特定の投手にめっぽう弱いという特徴もある。菅野、内海、杉内、小川、石川、前田、大瀬良、吉見あたりは良くて1、2点しか取れない、事実7連敗時も相手の表ローテに連続してぶつかったことで手も足も出ないという状況が生まれてしまい起きたこと、明日からの対巨人3連戦の結果はかなり重要になるだろう。現在巨人以外の4球団に3タテをくらわせている横浜、このまま勢いに乗って巨人を倒せるか、はたまた巨人が横浜をねじ伏せるか、非常に楽しみである。

テーマ : 横浜DeNAベイスターズ
ジャンル : スポーツ

#147 ようこそ、いらっしゃい・・・「魔界村」

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このタイトルを書くだけでもゾッとする。
今回紹介するのは1985年にカプコンより発売されアーケードで稼働、のちにファミリーコンピューター(以下FC)に移植されたアクションゲーム「魔界村」だ。

このゲームはある面で非常に有名なゲームだ、特に少しでもレトロゲームに興味がある方ならご存知の事だろうが、このゲームは異常に難しい。

FCで発売されたアクションゲームには異常な難易度を誇るゲームは少なくない。忍者龍剣伝シリーズや高橋名人の冒険島、トランスフォーマーコンボイの謎、たけしの挑戦状、ドラゴンズレアなどなど、ディスクシステムで高難易度とうたわれたスーパーマリオブラザーズ2が可愛く見えるような凶悪タイトルたちである。この半ば伝説として語られる高難易度ゲームの中でも特に有名なのがこの「魔界村」である。

あらすじ
魔界の王アスタロトにさらわれたプリン・プリンセスを助け出すため、騎士アーサーは単身魔界村へ乗り込む。

 とまああらすじはこれだけ、マリオと全く変わらない。このゲームが難しい所以はある一点にのみ由来する。それは雑魚敵が凶悪すぎるという点だ。

もっとも頻出する雑魚敵のゾンビは、常に主人公の真下から出現しようとするため、常に動いている必要があるというめんどくささ、ウッディピッグという空飛ぶ丸太は超凶悪、出現位置が完全にランダムの上、ハイスピードで左右を往復しながら上下運動。挙句の果てには飛び道具まで出してくる始末。出現位置が完全にランダムなため、こいつが複数同時に画面に出現する際は必ず死ぬパターンが存在するほど凶悪な雑魚敵だ。

そして魔界村シリーズの代名詞的雑魚敵と言えばレッドアリーマー、アーサーを一度照準に合わせたら、殺すか死ぬかしない限り追い続けてくる。軌道もかなり厄介でこちらの攻撃を察知して回避するなどこいつにトラウマを植え付けられたプレイヤーは少なくないだろう。

そしてこのゲーム最大の仕掛けは同じステージを2週する必要があるということ。
(1→2→3→4→5→1→2・・・という感じ)しかも2週目は敵のスピードが上がった高難易度版ときたもんだ、この仕様にどん底に突き落とされたプレイヤーは少なくないだろう。

とまあ100万本を売り上げたFC版の魔界村だが、いったいどれだけの人間がクリアできたのだろうか、とにかくこのゲームは体にパターンを刻み込んでいくしかない。

伝説の超難易度アクションゲーム、一度遊んでみるのもいいかもしれない・・・

テーマ : レトロゲーム
ジャンル : ゲーム

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