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#155 クインテットの秘蔵っ子アクションRPG「ソウルブレイダー」

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 今回は1992年にクインテットが開発、エニックスより発売された「ソウルブレイダー」というゲームを紹介したい。SFC(スーパーファミコン)はこの当時黄金時代の幕開けを迎える。1992年といえばドラクエ5、FFⅤ、ロマンシングサガ2、ストリートファイターⅡなどなど、今尚人気の高いゲームが登場し、その中で影に隠れてしまったゲームである。

あらすじ
魔王デストールと悪魔の契約を結んでしまったフレイル王国マグリッド王は、その契約とは王国の中の生き物一つの命と黄金を引き換えるものだった。黄金に目をくらんだマグリッド王により全ての生き物は黄金と引き換えにいなくなり、やがてフレイル王国も悪魔の放った魔物に滅ぼされてしまった。それから時は流れ、一人の天空人が地上の生物たちの魂を救い魔王デストールを倒すため、荒廃した地上に遣わされた……。

 このゲームはいわゆるアクションRPGに分類される。見下ろし型であり、ゼルダの伝説神々のトライフォースやイースⅤなどと同じタイプと言えるだろう。端的言ってしまえば、このゲームは本当にシンプルだ、剣と魔法を駆使して各エリアをクリアしていく。
#146でご紹介したアクトレイザー開発元が同じで、アクトレイザーのシミュレーション部分を伸ばしたのが本作で、アクション部分を伸ばしたのがアクトレイザー2という背景もあり、ダンジョンの難易度は比較的優しいものになっている。そのためクリアにできないということは少ないだろうが、やりごたえは十分。

 ストーリーを見てもらえばお分かりの通り、最初は全然他に人がいない、そのため非常に寂しい。が、しかしこの物悲しい雰囲気をしっかり作り上げているのがBGMだ。なんと今作のコンポーザーはゴダイゴのタケカワユキヒデ氏、この作品のBGMは非常に評価が高く、当時発売されたサウンドトラックは、品数が少なかったこともあり稀少、現在高値で取引されている。

本作と「ガイア幻想紀」「天地創造」の3作品はクインテット3部作と呼ばれ、どうしてもドラゴンクエスト頼りだったエニックスの中でも名作と名高い、いずれ他の2タイトルも取り上げられればと思う。
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テーマ : レトロゲーム
ジャンル : ゲーム

#154 霊長類最強と呼ばれた男「アレクサンドル・カレリン」

 スポーツの祭典と呼ばれるオリンピック、その起源を求めれば紀元前8世紀頃の古代ギリシアまでさかのぼることになる。そのころから陸上競技と共に今なおオリンピック競技として脈々と受け継がれる長い歴史を持つ「レスリング」という競技がある。そして1896年の第一回近代オリンピックから競技として採用されており、人類のスポーツという概念と共に育ってきた競技である。

レスリングは他の格闘競技と同じく、階級別に分かれており、さらにはグレコローマンスタイルとフリースタイルの2種に分かれる。前者は上半身のみを攻防に使うことが許される種目で、投げ技などが中心になる。後者は全身に攻撃可能で、下半身へのタックルによる攻防が中心になり、女子レスリングはすべてこのフリースタイルに該当する。

見た目の派手さも相まって、グレコローマンスタイルの方が盛り上がるシーンは多いだろう、特に体重の軽い階級では一本背負いなどの豪快な投げ技なども飛び出す。しかし超重量級である100kgを超える階級ではローリングなどはあっても豪快な投げ技などなかなか見られない、そもそも「投げを撃って勝つ」という発想自体が存在しない階級であった。

しかし、レスリングの4000年にも及ぶ競技の歴史の中で、この最重量級である130kg級に初めて投げ技を持ち込んだ男がいた。

その男の名こそ、「アレクサンドル・アレクサンドロヴィチ・カレリン」。ロシア(当時ソビエト)代表、1987年~2000年までの13年間無敗を誇り、オリンピックグレコローマンスタイル130kg級3連覇、レスリング世界選手権9連覇、ヨーロッパ選手権10連覇、公式戦300連勝を記録。日本では「霊長類最強の男」と呼ばれたレスリング界の英雄である。
 身長191cm、体重130kg、とても130kg級とは思えない均整のとれた体躯、全身が重厚な筋肉に覆われており、自身の引退試合でカレリンと対戦した前田日明曰く「競走馬のような筋肉」、「軽量級のような洗練された肉体をそのままサイズアップした存在」と評している。全盛期の背筋力は400kgを超えたと言われ、一人で120kgの冷蔵庫をアパート最上階へ担いで登ったなど、その超人的なパワーは今も語り草になっている。

そのカレリンの超人的なパワーの秘密はロシアの厳しい自然の中で行われた過酷なトレーニングによって培われた。カレリンの故郷はシベリアの地ノヴォシビルスク、冬には-40℃を数える町極寒の街だが、積雪30cmの中でのランニングや3時間無休でボートをこぎ続ける等、非常に過酷な練習を己に課し続けたからそこ造り上げることができた肉体であった。

その鍛え上げられた肉体が実現したのは、衝撃の必殺技だった。
カレリンズ・リフトと呼ばれるその技は、一見すればただの俵投げではあるが、投げる対象が桁違いすぎる。130kgもある抵抗する大男を、そのままクラッチで抱き込んで持ち上げる。そんな馬鹿なことがあるかと思うが、この男はあっさりやってのけたのだ。
その破壊力に怪我を恐れた相手が、クラッチをされた時点で自ら肩を地面に付け、フォール負けを選択する等カレリンの桁違いの破壊力を物語るエピソードとなっている。

 前述の前田日明の引退試合で見せた姿はまさに格闘ゲームの投げキャラそのもの、レスリング畑のカレリンは打撃に弱いと踏んだ前田はローキックでカレリンの足にダメージを与えていくが、一度組まれるとそのままなすすべなく投げに持って行かれていく。小手先の技など全く通用しない、カレリンのキャリア晩年かつ他流試合であるこの試合でさえ圧倒的なパワーを見せつけた驚異の存在であった。

 そんなカレリンも怪我と年齢からの衰えには勝てず、夏季五輪4連覇を掛けた2000年のシドニーオリンピックの決勝戦、アメリカ代表ルーロン・ガードナーにペナルティにより失った1点を守られ敗北。怪我による満身創痍と、当時国会議員を兼任していたことによる練習不足や筋肉の衰えは誰の目にも明らかであり、全盛期のカレリンであれば絶対に負けないであろう相手へ敗北を喫した。そしてこの敗北により、自身の公式戦連勝記録と10年以上にわたる不敗記録に終止符が打たれた。そして大会終了後カレリンは現役引退を発表、自らの引き際というものをこれほどわきまえていた選手は他に知らない。

まさにロシア国内では英雄とされ、国会議員も務めた。その巨大な風体や強引に試合を決めてしまうほどのすさまじいパワーとは裏腹に、性格は温厚、読書を嗜み非常に紳士的かつ知的な言動、その二つの面からロシア国内では非常に人気が高い。

こんなすごい男がいたことをどうしても残しておきたかった、彼の偉業を改めて称えたい。

テーマ : 格闘技
ジャンル : スポーツ

#153 任天堂パズルゲームの隠れた名作「モグラ~ニャ」


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今回ご紹介するのは、1996年にGB用ソフトとして発売された、「モグラ~ニャ」というゲーム、このゲームタイトルからはわかりにくいが、アクションパズルゲームに分類されるゲームだ。

アクションパズルというとソロモンの鍵やエッガーランド、レミングス、ロードランナーに代表されるように「難しい」というイメージが強いジャンルだが、御多分に漏れずこのゲームもなかなかに難しい。逆に言えば難しくないとある程度成立しないジャンルではあるが、おそらくGBタイトルということで世界観を見ても子供をターゲットにしたであろう作品のはず、しかし子供にはなかなかクリアできないだろう。

ストーリー
農夫「じんべえ」に嫁と子供7人をさらわれた主人公(モグラ~ニャ)は、じんべえから「モグラ〜ニャくんへ お元気ですか?突然だがお前の子供と奥さんは預かった。返してほしければじんべえランドに遊びにきてね。待ってるよ。じんべえより」という内容の手紙を受け取る。こうしてモグラ~ニャは家族を取り戻すべく、単身じんべえランドに乗り込むのであった。

モグラの穴を掘って地中を進むという特性をアクションパズルに盛り込んだゲームだ。
モグラーニャは力をためることで鉄球やキャベツを投げ飛ばすことができ、それを使って敵を倒したり、扉を破壊して開けたりする。しかし自身が掘った穴の上を投げたアイテムが通過することはできないため、正しく地中を移動しないとクリアできなくなってしまう。アクションパズルということで、アクション部分で何とかゴリ押しができるゲームもあるが、このゲームはその点かなりシビアと言えるだろう。
 しかし宮本茂監修ということもあり、難易度はもとよりブレないゲーム性と高い難易度で長く遊ばせてくれるゲームだ。

 全7ステージに複数のエリアが設定されており、そのエリア数は200を超える。クリアするためにはすべて通る必要はないが、やはり100%クリアを目指したいというのがパズルゲーの性だろう。

 私自身このゲームを購入した当時7歳、とてもじゃないがその年齢でクリアできるゲームな訳がなく、長い期間遊んだ記憶があるがクリアした記憶はない。今こそ再度遊んでみたいという気持ちが強い一本だ。

テーマ : ▼ゲームの話
ジャンル : ゲーム

#152 異質ここに極まれり「源平討魔伝」

源平


 カプコンの「魔界村」、コナミの「悪魔城ドラキュラ」と続いたホラー調のアクションゲーム紹介だが、ここでファミコンゲーム界の雄ナムコからこの作品をご紹介しよう。レトロゲーをよく知る方にはこの流れなら「スプラッターハウス」か?と思う方もいるだろうが、今回は「源平討魔伝」をご紹介したいと思う。タイトル通り鎌倉幕府開闢前の源平合戦を舞台に、浄瑠璃「出世景清」の登場人物である平景清を主人公に据えたアクションゲームである。

ストーリー
 一一九二年、闇は来たれり。闇の源を頼朝といふ。頼朝、あまたの魔族を率いて地を征す。対せし平家の者ことごとく討たれ、壇ノ浦に沈みたり。天帝、世の乱れを大いに憂い、三途のの渡守安駄婆に命じて、平家の亡者よりひとりの豪の者を選ぶ。その名を景清といふ。景清、ぷれいやなる異世界の者の布施により、地獄よりよみがえりたり。

 わかりづらいので簡単に説明すると、魔族に身を売り力を手に入れた源頼朝は平氏を打倒したが、魔族が世の中にあふれてしまうことになった。これを見かねた天帝は、頼朝に恨みを持つ平家の豪の者、平景清を生き返らせ頼朝を討たせようと考える。景清はプレイヤーの100円のお布施により地獄からよみがえった。という内容だ。プレイヤーの100円投入の下りがメタすぎて何とも言えないが、景清による復讐譚とも言える内容になっている。
 源平合戦を題材にしたという非常に珍しいゲーム。主人公は景清ということで、景清の死地である壇ノ浦から、源頼朝がいる鎌倉までの道中のステージをクリアしていき、その途中で手に入る三種の神器をそろえて頼朝に立ち向かうという流れだ。いろんなルートが存在しているため、何度もこなさないと正確な3種の神器の場所がわからなくなる上、ステージ自体も迷いやすい上すんなりとはいかせてくれない。そのため難易度が高いゲームと言える。

 このゲームは3種のモード「横モード」「BIGモード」「平面モード」からなるアクションゲームだ。横モードはマリオやロックマンなどに代表されるよくある横スクロール。BIGモードはボス戦で使われるモードで、景清の頭身が上がり、リアル調に合わる。「平面モード」は見下ろし型のトップビューになり、ゼルダの伝説のようなスタイルに変わる。
 特にBIGモードは斬新な試みで、相手の巨大さをより強調することに成功している。中ボスである弁慶の大きさとリーチの長さは必見、この上なくうっとおしい。

 ステージの世界観は一定しておどろおどろしい、魔族に覆われた日本、さらに主人公は地獄から帰ってきたという設定、パッケージの絵を見てもとても主人公には見えないデスメタルっぷりだ。相手ボスはすべて魔族に命をささげてしまっているためすでに亡者と化しており、死人が死人を殺しに行くというこの上ないカオス空間である。
 特に「和」を意識した演出が数多くみられ、琵琶法師の登場や平家物語の一節の導入。鳥獣戯画を模した敵キャラ、もちろん各地名はすべて当時の因幡や長門などの旧地名を採用。敵も源氏にちなんだ弁慶や義経などが登場と雰囲気を相当大事にしていたことが伝わってくる。ラスボスである頼朝を倒すと、その役目を終えた景清は鎌倉から望む富士山をバックに桜の花びらが散る中に消えてしまう。最後の儚いEDは美しく評価が高い。

 今ではバーチャルコンソールでアーケード版を楽しむことができる。ファミコンで発売されている源平討魔伝はタイトルこそおなじだが、中身はまったく別のゲームの為注意していただきたい。是非一度遊んでいただきたいタイトルだ。

テーマ : レトロゲーム
ジャンル : ゲーム

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Author:ppsnuwa
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野球とF1とゲームと漫画をこよなく愛す
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